レイトン教授シリーズの攻略
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のーた
皆様こんにちは、のーたです☆
ついに4作目です。
一作目「レイトン教授と江戸の姫君」、二作目「ドン・ポールと貴婦人」、三作目の「レイトン教授と~夢~」も良かったら見てください☆
今まで自分の小説にアロマを登場させた事なかったなあと思ったので、今回はレイトンとアロマに事件を解決していただこうかと思います。
よって、今まで登場していた「ルーク」は今回お休みです。
タイトル・・・いきなりネタばれですみません(汗)それ以外に思いつかなくて・・・。
相変わらずミステリーです。
コメント大歓迎です☆
それでは、素人ですがよろしくお願い致します☆
2010-09-27 16:41:10
のーた
>すかぁれっと
いもけんぴはスルーするぞ?(笑)
事故か事件か・・・あやふやだからねえ・・・現時点では判断しにくいよね。
更新お楽しみに☆
>town
うん、全ての窓とドアが閉まっていたよ☆
クララさんの発言が気になった?
・・・どうしよう・・・書き手なのにおかしな点があったかどうか全然分からん・・・←おい
2010-10-20 17:37:12
のーた
さて、更新します。とても長くてすみません(汗)
7.~エイミー宅にて~ <アロマ目線>
呼び鈴を鳴らす。
ややあってドアが少しだけ開いた。
私達の姿を確認すると、彼女は慌ててドアを大きく開けた。
エイミー「・・・レイトンさんに、アロマさんですね・・・!」
ア「?どうして・・・私達の名前を・・・?」
私が驚いた顔をしていたからか、エイミーさんは私に優しく微笑みかけた。
エイミー「いえ・・・友人のクララからいつも話を聞いていたんです。さまざまな難事件を解決した、あなた方のご活躍を・・・だから、顔を見ただけで分かったんです」
ア「クララさんが・・・!?知りませんでした・・・!」
だからクララさんも顔を見ただけで先生の名前が分かったんだ・・・
エイミー「あ、どうぞ上がってください。・・・ジャンの件で、私に訊きたい事があるんですよね?」
レ「ええ、その通りです」
その時、一瞬エイミーさんの表情が笑顔から悲感へと変わった。
だが、私達へ顔を向けた時には笑顔に戻っていた。
あの表情・・・先生も見たのかな・・・
エイミー「では、どうぞこちらへ」
私達はモダンな雰囲気のある部屋へと案内された。
椅子に座り、先生が懐から紙とペンを取る。
・・・これから先生が質問するのだろうというのは分かっていたけれど、その前に少し訊いておきたい事があったので訊いてみることにした。
ア「あの・・・先程、クララさんはいつも先生の話をしていたとおっしゃっていましたけど・・・」
私の言葉を聞いてエイミーさんは察したようで、
エイミー「ああ、その事ですね。クララは、私と出会う前からレイトンさんのファンだったようで・・・一年前、初めて私の家に来た時も、レイトンさんの話をしながら私にスクラップブックを見せてくれたんです」
スクラップブックとは、新聞や雑誌等の切り抜きを貼り付けた帳面、手作りの本の事だ。
エイミー「中身は勿論、レイトンさんが解決した事件が載っている新聞等の切り抜きです。有名な新聞会社のものから地方紙まで、彼女は全てきちんとスクラップブックに貼っています。あと、レイトンさんがいらっしゃる大学にも訪れた事があるそうですよ。レイトンさんを一目見たくて・・・と言っていました」
ア「へえ・・・!」
クララさんがそんなに先生のファンだったなんて・・・!
何だか嬉しくなってしまった。
レ「・・・お話の所すみませんが・・・ジャンさんの件について、少し質問をしても宜しいでしょうか?」
しまった・・・つい浮かれてしまって・・・
ア「す、すみません!先生・・・」
私が謝ると、先生は返事の代わりに笑ってくれた。
レ「では・・・早速質問に入りますが・・・まず、あなたとジャン夫妻の関係を教えていただけますか?」
エイミー「先程もおっしゃいました通り、私とクララは友人です。ジャンとも良い友達で・・・家族のように接しておりました。クララは優しくてとても夫想いの人ですし、ジャンも誠実で妻想いの良き夫・・・とても素晴らしい夫婦でした。私達は出会ってから一年しか経っていませんが、家が隣同士ですし、よくお茶会する程仲がいいんですよ」
そんなに仲が良い夫婦だったんだ・・・
レ「・・・それでは、今回の件エイミーさんはどのように捉えているのですか?」
エイミー「・・・事件だと、思っています。でも!クララが犯人だとは思えません。事件当時もここでお茶会していましたし・・・。警部さんから聞いたんですけど、事件が起きたのは3時でしょう?その時なら、まだお茶会はしていました。終わったのは3時半で、発見したのはそれから数分も経っていませんし・・・私にもクララにも、犯行する時間はありませんでした」
ア「ならなぜ、これが事件だと思うのですか?・・・財産目当てとか、何かそういう話を聞いたからですか?」
エイミー「・・・こんな事言うのは失礼にあたりますけど・・・少なくとも、これは財産目当ての犯行ではありません。私も最初そう思ってクララに訊ねたんですけど、ジャンに多額の保険金なんてかかってないし、一年前に家を建てたから、そんなお金は無いと言っていました。また、財宝の話なんてジャンから聞いた事が無い・・・とも聞きました」
財産目当てではない・・・なら、見知らぬ人が犯行だった・・・という可能性は低くなる・・・。
エイミー「なぜ私がこれを事件だと思っているのか、ですよね?ジャンの家の中にスズメバチが入っていたからです。ジャンの家は蜂対策として色々していましたから、勝手に蜂が侵入するのはまず無理ですし、今まで蜂一匹たりとも入った事が無かったのに、あの日突然5匹もスズメバチがジャンの部屋に入るなんて・・・どう考えても、誰かがわざと部屋の中に入れたとしか考えられません。だから、私はこれは事件だと思ったんです」
蜂対策・・・一体どういうものなんだろう。
ア「蜂対策・・・具体的にどういう事ですか?」
エイミー「・・・まず、ジャンの家の外壁、部屋の中の壁、窓、ドア全てに、蜂を防止する’塗装’が施されているんです。蜂を専門に扱う会社に頼んで作ってもらったものなので、その効果は絶対だそうで・・・。あと、元々ドアに郵便物を入れるポストを設置しようとしていたらしいのですが、蜂が入るかもしれないので、それは止めて、鉄でできた穴も何もないドアにしたそうです。だから、ジャンの家には郵便物入れもポストも何もありません。新聞も取っていないので、クララは町へ買い物に行く際、新聞を数部買ってスクラップしているようです」
ア「それだと、確かに蜂が侵入する方法はゼロに等しいですね」
エイミー「ええ。さらに、換気扇にも網戸と例の塗装を施していますからね・・・対策は万全です」
レ「成程、それだと事故の可能性は低いですね。しかし・・・当時密室だった。窓も割れていませんでしたし、ドアには鍵がかかっていた。・・・それについては、どう思いますか?」
エイミーさんは少し首を傾げる。
エイミー「・・・分かりません。合鍵を作って部屋に侵入した・・・なら、家に入ってすぐジャンの部屋ですから、ジャンが不審に思って大声をあげるはずですし・・・」
先生は頷くと、1本指を立てて言った。
レ「これが事件だというなら、犯人は限られてきます。まず、
①ジャン氏が重度の蜂アレルギーである事を知っている人物。
②ジャン氏の知り合いである人物。
③ジャン氏が当時あの部屋にいる事を知っており、なおかつ家には一人しかいなかったというのを知っていた人物。・・・この3つ全ての条件に当てはまる人が、犯人である可能性が高い。・・・何か、心当たりはありませんか?」
エイミーさんはしばらく考えて、一人の名前を言った。
エイミー「その3つに当てはまる人物なら・・・私、クララの他は’イライザ’しかいません。ジャンは、会社では①の事を誰にも話していませんから」
イライザ・・・さん?
ア「イライザさんとは・・・どういう方ですか?」
エイミー「簡単に言えば、ジャンに片想いしていた女性です。気が強くて、少し高慢で・・・いつもクララとジャンの関係に対して悪く言っていました。イライザは私と同い年で、幼馴染なんです。何故かジャンのスケジュール等も知っていましたし、ジャンについて全てを知っていましたから・・・3つの条件に当てはまるんです。よく偶然を装ってジャンに会っていましたからね」
ア「偶然を装って・・・?」
エイミー「イライザの家もこの近く何ですけど、彼女はよくジョギングでここを通っているんです。ジャンが出掛ける時間帯と、帰ってくる時間帯を狙って。あの日、ジャンは午後2時45分頃仕事が終わって家に帰ったんです。クララからそう聞きました。その時間を狙ってイライザもジョギングしていたはずですから・・・彼女なら、堂々と家に入れるかもしれません・・・」
イライザさん・・・何だか凄い人だな・・・
レ「分かりました。・・・では、最後に当時のあなたの行動を教えていただけますか?」
エイミー「はい。まず・・・私とクララは午後2時半からお茶会を始めました。場所は、この部屋です。3時半にお茶会を終えて、クララが自分の家に帰るまで私は見送っていました。クララが家に入ったので、私も自分の部屋へ戻ろうとした時、クララの叫び声が聞こえました。何事だろうと思って急いでクララのもとへ駆けつけたら・・・部屋の真ん中で、ジャンが倒れていました。天井付近にはスズメバチが5匹飛び回っていました。
あまりにも衝撃的で声がうまく出なくて…頭が真っ白になりました。
クララは少し過呼吸を起こしていたのですが、その状態で声を絞り出すように私に言ったんです。警察を呼んでと。私は部屋にある電話を使って警察を呼びました。ジャンはもう息をしていないようでした。
それから10分くらい経った頃、警察が来ました」
レ「・・・以上、ですか?」
エイミー「ええ」
レ「分かりました。色々ありがとうございました」
先生が深く礼をする。それにならって私も慌てて礼をした。
レ「では、私達はこれで・・・」
先生が部屋を出ようとしたその時___
エイミー「あ!ちょっと待ってください!!」
エイミーさんが叫んだ。
振り向いてエイミーさんを見ると、口に手を当てた状態のエイミーさんが驚いた表情で言った。
エイミー「・・・思い出したんです。いえ、これは重要な事なのかどうか分からないんですけど・・・・」
レ「かまいませんよ、何ですか?」
エイミー「事件が起きたという午後3時・・・私、電話が鳴ったので少し席を離れたんです。時間は3分程ですが。ちょっと大事な話だったので、2階で電話をしていて・・・その間、クララがもしかしたら自由に動けたかもしれません」
レ「3分・・・それは、ここからジャンさんの家まで往復する事が可能な時間でしょうか?」
エイミー「ええ、ここから5mしか離れていませんし、この部屋は玄関に一番近い部屋ですから・・・往復しても1分もかかりません」
レ「2階から、ドアが開く音やクララさんが移動するような音はしましたか?」
エイミーさんは首を横に振る。
エイミー「いいえ・・・何も聞こえませんでした。というのも、私は趣味がバイオリンで・・・この家全体、防音加工しているんです。2階の部屋で・・・ドアを閉めて話していたので、外の物音は何一つ聞こえないようになっているので・・・」
レ「そうですか・・・分かりました。また何かありましたら、いつでもお待ちしていますので」
エイミー「ええ、分かりました」
レ「では、私達はこれで・・・」
家を出て、私達は再び警察署へと歩く。
何だかもやもやする・・・
それから2分後、私達はある声を聞いた。
2010-10-23 11:26:19
☆シャイン☆
お久です!
ある声?
気になる、ものすごく気になる!!
アロマ、いったい何を聞いたんだ!?
更新がんばってください!
2010-10-23 12:15:24
茜星
ある声…
なんだろう?
というか、ポストがない家なんて…凄いハチ対策だね!
2010-10-23 12:18:48
ライラック
わお・・・
凄い蜂対策ですこと・・・
じゃあ、やはりこれは事件になっていk(黙)
ア「あの、題名を読んでいないんですか?
密室事件・・・「事件」って、ちゃんと書かれていますよ?」
ラ「あ、うん。いや、うん、読んでなかったわけじゃないんだけどね~・・・」
ア「?」
クララさん・・・?
違うよね、うん!だって、電話が来たのって偶然だもんね、そうだよ!(笑)
ア「・・・何を言っているんですか?その・・・大丈夫ですか?」
ラ「あ、うん。」
イザイラさん・・・まあ、嫌いじゃないかも、こう言うタイプ(笑)
ア「・・・」
2010-10-23 20:13:33
あげは姫
初めまして…で良かったでしょうか?(違ったらすみません)何時も楽しく読ませていただいています
(*^^*)
文才があって羨ましいです!
実に不思議な事件ですね
個人的に推理してみたのですが、私はクララさんが怪しいと思います
クララさんならつじつまが合いますよね…(彼女なら安易にセッティング出来ると思います)
ジャンさんの事を一番よく知ってるのは、やっぱりクララさんだろうし…
エイミーさんが駆け付けた時のクララさんの言葉にも、個人的に違和感があります(^^;(えっ
勝手に推理してしまいすみません。イライザさんが居るので、尚更怪しいと思ってしまいまして(汗)
トリックや事件の真相が非常に気になりますね~
更新、頑張って下さい!
2010-10-25 00:36:54
のーた
>☆シャイン☆
久しぶりだね~♪
ある声・・・やっぱり気になったか~(笑)
その声はアロマだけじゃなくて、レイトンも勿論聞いているよ☆
更新頑張るね!ありがとう~☆
>茜星
ある声・・・これまでの話の中に登場してきた人物・・・であることは間違いないね☆
「外の換気扇やポストや小さな穴から誰かが蜂を入れた!」っていう可能性を消す為に、そういう設定にしてみたんだ☆
凄いよね・・・あの蜂対策は(笑)
>ライラック
凄いでしょう~あの蜂対策(笑)
あ、やっぱりそこを突いてくるか・・・(汗)
最初「レイトン教授と密室」っていうタイトルにしようか迷ったんだけどねえ・・・結局そうしちゃってね・・・(笑)
内容にも後々書くけど、電話が鳴ったのは偶然です♪
イライザさんももうそろそろ登場するよ☆
>あげは姫さん
初めまして!来てくださってありがとうございます☆
いつも楽しく・・・!(照)嬉しいです・・・ありがとうございます!!
推理、大歓迎ですよ♪
成程・・・よく読んでらっしゃる・・・着眼点が素晴らしいですね☆
正解かどうかは・・・謎解きを楽しみにしていてください♪
私はいつも全てのストーリーとトリックを決めてから書き始めるので、最初から結構ヒントを練り込んでます(笑)
気になる点、推理、質問や意見コメント大歓迎です(笑)
応援ありがとうございます!頑張りますね!!
2010-10-25 07:55:26
すかぁれっと
まず一言、長い。すごい尊敬した(笑)
クララさん、レイトンさんのファンなんだ~。私のA●B4●ファン並ですな(笑)
え、まて、も、もしかしたらクララさんがやったかもしれないって事??
あ~!!4奥が深い!!
2010-10-25 16:43:42
のーた
>すかぁれっと
え?本当!?やった☆(笑)←
まあ、word5ページ分は軽くあったからね・・・(汗)
私も「相当長いな、これ」って思ったよ(笑)
色んな可能性が出てきたからね~♪
奥が深いとか・・・嬉しい褒め言葉だよ(笑)ありがとう~♪
2010-10-25 17:38:29
ゆうん
久しぶり★汗
すごい対策!!
ずっと前によっぽどひどいことがあったんだろうねー(・Д・;)
しかもイライザさん笑
一途だなー←
2010-10-27 20:27:51
のーた
>ゆうん
久しぶり~♪
凄いよね・・この対策は(笑)
10年前にジャンがスズメバチに襲われたからとはいえ、ジャンの家全体に施された蜂対策・・・一体いくらかかったんだろう(笑)
イライザさんは一途です、ハイ(笑)←
2010-10-28 17:38:23
のーた
今回本当に更新するの遅いなあ・・・汗
読み手さんにもう本当に感謝です!!
イライザの絵を描きました。シャーペンで描いたやつに色を少し塗っただけなので・・・汚いです(笑)
今日は更新できませんが・・・2,3日以内には更新しますので!(汗)
2010-10-28 17:40:45
すかぁれっと
これがイライザさんか~・・なんか巡●ル●さんみたいだ。
(き、奇麗!!もっとそばかすたっぷりの地味子かとおもってた・・・(汗)
更新ファイト!!(いっぱ~●!!)
2010-10-28 19:27:06
茜星
イライザさんがこの人か。
きれいな人だな…
髪が長いんだね…
更新楽しみにしてるね☆
2010-10-28 21:15:50
のーた
>すかぁれっと
あれ、そう見えた?分かりにくいけど、赤い髪だよ☆
そばかすたっぷりの地味子て(笑)
こらこら、某cmの台詞いうんじゃないよ(笑)
コメントありがとね☆
>茜星
綺麗な人に設定してみたよ~♪
髪が長いのが特徴の人だね☆
最初は短い髪型にしてたんだけど、長い髪の方が特徴描きやすいから、急遽長い髪にね(笑)
コメントありがとう☆
2010-10-30 08:07:39
のーた
さて、更新しますか。
前の更新では「家を出て2,3分後にある声が聴こえた」という所で終わっています。
今回はその「家を出た直後」から話は進むという事になっています。
8.~エイミーの家を出てから~ <アロマ目線>
エイミーさんの家を出て数歩・・・私は足を止めた。
レ「どうしたんだい?アロマ」
私が立ち止まったからか、私の前を歩いていた先生はこちらを振り返った。
ア「いえ・・・・・」
考える。・・・一応、聞いてみようかな・・・
ア「あの、先生は・・・なぜ、まだ事件と事故両方の線で今回の件を調べているのですか?」
レ「それは・・・つまりどういう事だい?」
ア「・・・今まで先生は、事故と事件の両方の可能性があっても、早い段階で’事件’と決めて行動していましたよね。なのに・・・今回はどうして、未だに両方の線で調べているのかな・・・と思って・・・」
レ「成程。それでさっきから考えていたんだね」
ア「ええ、まあ」
レ「私はね、アロマ。今まで’事故では無いという証拠’等が早い段階で得られていたから、’これは事件だ’と断定できたんだよ。だが今回は・・・まだ’事故では無いという証拠’が見つからないんだ。だから、未だに両方の線で調べているんだよ」
ア「そうだったんですか・・・!」
知らなかった・・・
レ「だからもうしばらくは、事故と事件の両方で調べることになるんだが・・・いいかい?」
ア「はい、大丈夫です!」
やっぱり、先生はちゃんと考えていたんだ・・・!
私は・・・今回のはもう「事件」と断定していたから、何で先生がまだ両方で調べているのか疑問だったけど・・・納得できて良かった!
納得して、私は歩き出す。
___その時だった。
???「___さい!!____は____ないっ!!!」
50m程先の所で、女性の叫ぶような声が聴こえた。
レ・ア「!?」
とっさに、私達はその声の方へ走る。
走ってその方へ行くと・・・二人の警察相手に、一人の女性が泣きながら叫んでいた。
???「うるさいっ!!ジャンは死んでなんかいないわ・・・!!でたらめ・・・言わないで!!私は信じない!!」
赤くて、長い髪の女性・・・年は20代の半ば・・・くらいかな。
スポーツウェアを着ているから、おそらく少し前まではジョギングしていたのだろう。
その女性は全てを否定するように首を横に振って泣きながら叫んでいる為、長い髪が激しく揺れる。
二人の警察官はどうやらこの女性に聞き込みをしていたようだ。
女性が泣き叫んでいるので、困っている様子がありありと顔に出ている。
レ「一体、どうしたんですか?」
先生が冷静に聞く。
警官「あ、いえ・・・その。こちらの女性に聞き込み調査をしていたんですが・・・突然こうなってしまいまして・・・」
しどろもどろに答える警官。
レ「後は私に任せてください」
警官「そ、そうですか・・・では、私達は他をあたりますので・・・」
きまり悪そうに、警察官達は去って行った。
レ「大丈夫ですか?」
先生は女性に優しく言った。
???「・・・うっ・・・大丈夫・・・です・・・・・」
女性は涙で顔がぬれていた。
・・・綺麗な人・・・
先生はポケットからハンカチを取り出すと、それを女性に渡した。
???「あ、ありがとうございます・・・」
女性は顔を拭いて・・・ようやく落ち着いたのか、先生の顔を見た。
???「あなたは・・・レイトンさん、ですね。・・・私はイライザと申します」
ア「えっ・・・?」
この人が・・・イライザさん?
何だか、エイミーさんに聞いたのとイメージが違う・・・
レ「どうして私の名をご存知なのですか?」
イライザ「あの・・・友人のクララからいつも話は聞いていたので・・・それで」
友人のクララさん?イライザさん、クララさんと仲がいいんだ・・・
エイミーさんの話を聞く限りでは、仲が悪そうな感じだったんだけどな・・・
レ「成程」
ア「失礼ですが、どうして先程泣いていたんですか?」
イライザ「・・・あの、さっき私が言っていたの・・・もしかして聞こえていました?」
ア「ええ、少し・・・」
イライザ「・・・立ち話も何ですから、そこのベンチに座りましょうか」
イライザさんが指さした方向には、長いベンチがあった。
4人くらい座れるタイプの物だから、余裕で座れるだろう。
レ「分かりました」
イライザさんが左、私が真ん中、先生が右といった感じで座る。
ジャンさんの事で泣いていたイライザさん・・・
エイミーさんが言っていたイメージとは違うけど、どういう人なのかは、自分で判断するしかなさそうだ。
2010-10-30 09:27:44
ライラック
イライザさん・・・・
クララさんとイライザさんって、仲がよかったんだ~!!?
イライザさんの絵、可愛い!というか、綺麗!!!
上手だね~~~^^
2010-10-30 10:10:29
のーた
9.~イライザさんとの対話~ <アロマ目線>
な、何て聞けばいいんだろう・・・
エイミーさんの情報によると、イライザさんはジャンさんの事が好きだったそうだし・・・正直、聞きにくい。
考えていたら、イライザさんから話しだしてくれた。
イライザ「私・・・ジャンが好きだったんです。とても性格が良くて、優しくて・・・私少しストーカーまがいの事してジャンの家に遊びに行ったりしてたんですけど、嫌な顔せず私と話してくれて・・・。でも、毎回思い知らされました。ジャンはクララだけを愛していて、私はただの友達なんだって。分かっていたけど、それでもジャンと話したかった・・・」
イライザさんは思い出したのか、涙を浮かべる。
イライザ「なのに、あんな事が起きたなんて、私・・・信じません!!ジャンが・・・まさかスズメバチで亡くなっただなんて・・・あり得ない!!!あれは絶対クララが仕掛けたんだわ!!」
ア「え?」
さっきクララさんの事友人だって言ってたのに・・・犯人扱いしているだなんて・・・。
ア「あの、何故そう思うんですか?」
イライザ「だって・・・クララしかいないじゃない!あれは事件よ?蜂アレルギーのジャンは蜂すら触れないし、クララはジャンの事を知っていたし、家に出入り自由だった。家全体は当時密室で、万全な蜂対策してたから勝手に蜂が入るという可能性は無い!私そういう情報はもう知ってるの!クララが犯人なのよ!!」
ア「あの・・・先程、イライザさんはクララさんと友人の関係にあたると言っていましたよね。なのに・・どうしてクララさんが犯人だなんて・・・」
イライザ「・・・確かに、私はクララとは友人よ。クララがよく私に見せてくれたスクラップブックのおかげで、私はあなた達の名前も知っていた訳だし。でも、可能性としてはクララが一番なのよ。ジャンは本当にいい人だったから、動機は・・・分からないけど」
レ「・・・確かに、クララさんが一番犯行しやすいですが・・・イライザさん、あなたのアリバイを聞かないとその意見は納得できません」
イライザ「アリバイ・・・?何故そんな事を聞くのかしら?」
レ「実はあなたに会う前、エイミーさんにお話を伺っていたんです。失礼ですが、あなたはジャン氏の事についてよくご存じだったそうですね。スケジュールも知っていた。事件当時、あなたはジャン氏に会っていたのではないですか?」
イライザさんの顔が青ざめる。
自分の行動の事は言いたくなかったのだろう。
イライザ「・・・・・あの日、ジャンが家に帰るのは午後2時45分の事でした。確かに私は、その時間を狙ってジャンに会いに行きました。そして家に・・・入りました」
イライザさんは先生から手渡されたハンカチをぎゅっと握る。
イライザ「でも、私は犯人なんかじゃありません!あの日はとても天気が良くて、暖かくて・・・ほんの少し雑談をするために、家の中へ入っただけなんです。部屋は日が差し込んでいて、とても暖かくていいねと、ジャンと話しました。時間は10分くらいです。ジャンが殺されたのは午後3時でしょう?私はその時にはもう、ジャンの家を出ていましたから・・・・・だから、私じゃありません!!」
成程、ジャンが殺される5分前だったから、言いにくそうな顔をしていたんだ・・・。
でも、イライザさんのアリバイを証明してくれる人はいない。
・・・私はイライザさんは犯人では無いように思えた。
イライザさんはただ、ジャンさんを本当に愛していただけなんだと・・・そう思えてならなかった。
・・・私は今、何を思っているのだろう・・・。
2010-10-30 11:28:36
のーた
>ライラック
意外だよね・・・一見仲悪そうなのに(笑)
ありがとう~☆
2010-10-30 11:31:34
茜星
うーん…
難しいね…
イライザさんもいい人じゃないか!って感じだよ。
2010-11-02 17:30:48
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