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レイトン教授と呪縛の魔国(幻の王国3)

olive

http://layton.g-takumi.com/novel_detail.php?bbs_id=23813
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のつづきです。

約100年ほどむかし、最大の繁栄をみせた二つの王国が、理由も不明のまま破滅した。

それを知るは、その国の民の僅かな末裔のみだった。

王国の破滅はいかにおきたか、それを探るべく、レイトン達はタイムマシンにのって過去へと調査にむかう。


ネグリシャムラの呪縛はいかなるものか


どこかでひっそりとうごめく闇


砕け散る運命のハグルマに


レイトン達は真実を見るか



そして
誘惑の先の目的とは…?



お楽しみに………

2010-08-17 23:50:33


Ewota

レイトンのメモ

1897・4・24

☆4・24卍タララの乱

死者38名
うち
翼2
陽(卍)36

捕虜1名

司令官
弟G(ガルシュエル・スコ・ムッソ・マルミゲラ)

勇士
マーク・ゴレグソン・テルマニシマリノ
ショウル・デイビス
ロッパ(ロウパ)・トマニーニ・セクマジャリガンダ

2010-10-09 13:52:00


Ewota

みなさん、気付きましたか??
このお話のベースには、悪ノ…ゲフッ
誰が召使いかは、解りますよね??


あて、ここで夜中三時の目線はきえます。
後に(お話のなかで)解明されます。
おたのしみに!!

2010-10-16 22:11:55


Ewota

「サンステリの犬は取り逃しました」
「ならば、指揮官は」
「…。しかし、捕虜は一人」

こんな会話はききたくない。僕らの目の前では地獄が繰り広げられたのだ。
ただただ、アイズィーが顔をぐちゃぐちゃにして泣いているのをひたすら見ていた。
カルロさんは爆風で杖が飛ばされた時にけがをおい、かなり痛がっていた。
「でも、アイズィーはサンステリにいたんじゃないの」
「……いつ、誰に連れてきてもらったんだい」
「…彼に」
「彼?」
「…ザルシュ…。彼が暴動の知らせを聞いてすぐに」
「連れてってくれたのかい」
彼女はうなづく代わりにさらに声を上げてないた。
「いそいできたのに、何だこの様はあ!
卍はなんてひどいことを簡単にやってのけるんだ…」
そう、アイズィーが向こうで感じた地震は人工のもので、彼女に出兵する卍軍を見せないために外に連れ出す秘策だった。
彼女はそこで、ザルシュが深く卍に関わっていることを理解したのだ。
それなのに―――。
アイズィーは、サンステリの国民は野蛮ではない、王子ほ心やさしいままだ、と言い張り泣きだした。
それにウィダード国民が突っかからないはずがない。
昼の号外には
『サンステリ(太陽)は翼壱の令嬢を洗脳した!!』
とかきたてた。
「冷酷な記事だ」
カルロさんはそんな先生の台詞に、やっぱり突っかかった。
「アイズィーは本当に洗脳されたんですよっ。
大金持ちの、しかも地主の令嬢の言葉は、かなり地位をもってますから」
「協調をもとうとしたんだね、サンステリは。いい噂をながしてもらって、野蛮、という誤解をといてもらおうと」
「ただし、弟は馬鹿だから兄のそんな配慮をくみとれず」
「攻撃したのかい」
「だろうと」
「兄はあわてて令嬢を国に返したけど」
「遅かった」

「でも、どうやって洗脳とやらをしたんだろうね」
「さあ。
でも、まあ」
「?」
「大切な令嬢をかえしたんだよ?先生。
いままでウィダードの強硬姿勢に無駄な抵抗をしなかったサンステリが」
「と、いうと」
「今日昼過ぎ、サンステリの王子が隣国を訪れるそうでして」
「戦乱のはじまり、か」

2010-10-16 23:00:16


Ewota

第7章

戦乱

CとAの出逢い

2010-10-16 23:13:17


Ewota

何故うまくいかなかったんだ。
捕虜もつかまってしまったし、死者の数が予想外におおいではないか。
ガルシュはおちこんだ。
いつも力任せに物事をこなすせいで、いつも兄には迷惑をかけてきた。だからこそ、こんどは計画を練って練ってしぼりだしたのを実行した。
兄には秘密で、彼をよろこばせるために……
何よりこの計画がつぶれたのは、あの世間知らずなアイズィー嬢が、いつのまにか帰ってきていたことにある。そして、群衆に向かって
「なんてことしてくれるんだ!
わ、私達の村を!!」
だなんていってくれる。
兄にどの顔がむけられようか。かなしくなってしまう。
「こんどこそ成功させましょうね」
そう励ましてくれる兵士に
「当たり前だ」

とかえしながら、あの日のことを思い出しては溜め息をついた。

2010-10-18 16:49:55


Ewota

次回から、ガルシュとザルシュの再会の話を長々とやりたいとおもいます。
それまで(下書きがんばるんで)しばしおまちを!

2010-10-19 23:22:11


Ewota

「なあ、知ってる?」
「ん?」
「俺達、変な血なんて流れてないんだぜ」
「…つまり??」

「ネグリシャムラなんて、存在しないんだよ」




かつてタララ革命で、父である国王と母の王妃がギロチンにかけられた。
IQ200近いと呼ばれていた、マークという、護衛の一人息子と亡命したのはいつの日か…
マークの父親は
「精一杯王子を守れ」
と言ったきり、腸(はらわた)を切られて死んだ。
火の中を潜り抜け、逃げ切った先は
憎きウィダードの地。
其処で、俺とロチェス兄は風俗街で働き、紋章が彫られていないミダルとザルシュ兄は孤児院に別れた。

すっかり商店街で下働きに成っていた。
顔に紋章があるため、すぐに血筋がばれて酷い扱いを受けていた。「野蛮」というのが、呼び名だった。

「ちゃんと働きやがれ!この役立たず!」
鞭を片手に店主は荒げた。
「今日は上客がくるんだ。こういうときにのろのろしやがって!!」
「……ただの肉屋のくせして…」
「なんだあ??その口応えはっ!!」

容赦ない鞭に、周りの店の店主も
「可哀そう」
と、また、
「当たり前」
というものもいた。
なんだっていい。腹が立つ。俺は王子だというのに…

でも、気になって仕方ない。
その上客とやらを、俺は見たことがない。なんで奴らはそんなにそいつの為にあくせく働いているんだ。

2010-10-23 15:20:55


Ewota

鞭の音がなりやんだ。
「ああ、来ちまった!くそう、予定より1時間もはええじゃねえか!!」
店主はあわてて鞭を隠し、油を注いで火にかけた。そして、「鳥の足!!」という雄たけびを上げた。
上客はもうそこまで来ているのか、嫌らしい作り笑いを浮かべて唐揚げを揚げた。
「いらっしゃい!!運び屋!」
商店街の奴らがわらわら外に出るのを確認し、俺は唐揚げを積みながら、横目で一輪車の先を見た。

おれと同じ年位のおかっぱ頭の少年が、袋にうらやましい位の金を詰め込んで、ポケットに入れた。どうやら材料をはこびに来た運び屋らしい。

少年は愛想のいい笑顔で金をうけとった。

2010-10-23 15:39:32


Ewota

「おっさん!!いつもの唐揚げと」
「焼き鳥」
「気がきくぅ~っ。あたり、焼き鳥。で、代金は何円なんだ」
「300」
「マジでか。ちょっと値上がりしたねえ」
「仕込みが大変なんだよ。すまんね」
「いいって。じゃあ、宜しく」
その奴はベンチに腰掛け、ウマそうに唐揚げをつまんだ。そして上着やシャツを全部脱いで、上半身素っ裸で焼き鳥に手を伸ばした。
行儀悪。
そう考えながら彼の肩にたすきのように巻かれた包帯をみて、ぎょっとした。
奴は隠しているつもりだろう。でも其処には、ザルシュ兄と同じ所に、ネグリシャムラのタトゥーがあった。

こいつ…

「もしかして!!」
思わず店越しに声をだした。ああ、後に店主からの鞭がくる。
「ん?新入り?」
「ああ、最近魚屋からもらった。こいつがまた…」
店主は奴の耳に囁き事をした。どうせ、
「こいつの左頬には、ネグリシャムラの刺青がある」
とでもいったんだ。
しかし、耳打ちされた奴の顔は案外穏やかに、涼やかに
「そう」
と答えた。そして、服を全部はおりなおした。
きっと、あの刺青を隠すためだろう。
「なあ」
「なんだい」
「俺とちょっと遊ぼうぜ。いいだろ、おっさん」
「しかし」
「同世代だし、相手がほしかったんだよなあ~~。なあ、あんたもいいだろう」
「………うん」
「じゃあ決まり!!」
奴はそういって、俺の手をとった。

2010-10-24 22:29:02


のなりい

おひさ~♪

なんか、今まで以上にすごいことにっ!?

洗脳なんかされてないよ!!
アイズィーちゃんはザルシュ君が好きで・・・・・。だよね?そうだよね?

焼き鳥・・・・・(笑)
ザルシュ君だね。

2010-10-30 01:15:36


にし

アイちゃん(アイズィー)が洗脳!?
まずそこで泣いた←何故に?

唐揚げに焼き鳥……おいしそうやな!
じゃあ、私はネギマd(殴

2人はどんな遊びをするんやろ?
……危険な遊びじゃなかったら良いんやけど^^;

2010-10-30 11:05:07


Ewota

のなりい
おひさ!!
アイズィー洗脳なんて記事をかいた記者を私はにくんでいる(作者が)
やっぱ少年ザルシュは焼き鳥でしょう!
でも、こんなに食えへんなあ、わたし。さすがザルシュ、育ち盛り…^^b
にし
私は焼き鳥選んでるとこで泣いた←
それにしても、高カロリーなのを食べられるのは年頃だから??私はこんな油っこいの食えへんわあ…
危険な遊びてwww
「この町をどれだけ焼きつくせるか戦いだ!!」
「よし、長年のうらみいいい!!」



幼少のガルシュ。

2010-10-30 17:12:39


Ewota

そうして連れてこられたのは、風俗街を抜けてすぐに見える小屋だった。
小屋にそそくさと奴は入って、手招きをした。

鍵をかけながら、「あのさあ」と切り出された。
「さっき店主に聞いたんだよ。ほんと?頬っぺたの彫り物」
本当なら見してくれよ。そういうと、奴は包みから唐揚げをとりだして食べだした。
「いやだね」
「食うか?」
同時にそろってそう声がでて、「あら、いらないのかい」と奴は唐揚げをしまいこんだ。
「それとも、見せたくないってほうかい」
「…」わかってるんかよ。
「なんで嫌がるんだよォ。あ、それともあれか。皆が馬鹿にするからいやなのか??」
「だって…」
「それなら心配ないよ。確か…ガルシュだったかなあ?お前さんの名前」
「店主に聞いたのか」
「馬鹿か。あんたさんの名前は翼公(ウィダードの蔑称)の政治家にけされて、この世からいない事になってんだぞ」
「!!」
「店主、あんたの名前しらないよ」
「…」
「さっき、俺服ぬいだのはさ、……ええと、ここに、頬っぺたに彫り物がある子供がいるって聞いたからだよ」
「俺に見えるように?」
「いつもは包帯でかくしてるの。でもねえ、ここに弟がいるってきいちゃあ、ちょっとずらしておこうかなあ~~なんて…さあ」
「ほんと?」
「ああ、俺がザルシュだよ」




「今はどうしてるんですかい?」
「剣ならってて、で、夜は運び屋で食ってる」
あの筋の通っていないしゃべり方といい、懐かしくてうれしかった。立て続けに質問を繰り返した。
「だれに習ってる?」
「えらあ~い人。ウィダードの」
「すごい!!やっぱ俺にはできませんなあ。俺はこんな性格で」
兄上は社交的ですからなあ。
…そう!?なんか嬉しいかも。
「で、名前は?」
その俺の質問に、彼は言葉を一瞬つまらせて、そして深呼吸をくりかえした。
そして、一文字一文字慎重に、
「ロッパ」

背筋がこおった。そいつは我らサンステリに戦争をもちかけて、罪のない国民やわが父母をギロチンにかけた
「タララ主義」のリーダーだ。
「勘違いすんなよ」
「だって、そんな奴危険だ!!」
「まあ、前は酷かったみたいだけど、根は優しいただのおっさんだよ。
俺の身分をわかってくれたんだよ??そんでもって、寝床もくれた。いい人だよ」
そういって、「信じてるから、師匠の事」って、そういった兄上の笑顔は忘れない。

その師匠。
後に弟子、自分の跡継ぎを独占したがって、王子として、政治家としての兄を失脚させようとした。
そしてその途中に明らかにおかしな奴らと手をくんで、すっかりやりくるめられた。
そして、サンステリの財産にすっかり目がくらんで、ザルシュが失脚したのちに自分が空いた椅子に即位しようとした。
弟子を暗殺しようとするなんて、あほな師匠さまだ。
信頼を自ら失い、弟子からは永久追放され、それなのにぬくぬくと「ウィダードの英雄」としていきのこっている。
そして母国では「タララ主義」を主流に変え、それを信仰(皮肉をこめて)しているウィダード国民をひきつれて(かつてザルシュがウィダードを「第二の故郷」として慕っていたから)師弟関係の復縁にかかっている。

あわよくば、アイズィーとの婚約を破棄して、彼のウィダードでの発言力を弱めようと。


ああ、兄上は、ついに、しびれがきれたのだ。もう師匠の横暴ぶりに我慢ならないんだ。
森のおくから、馬車のカララという音がする。

2010-11-03 21:44:42


Ewota

設定上絶対やらない顔や、描くのめんどいシーンをかきました。
喫煙ザルシュ…煙管のすいかたしらねw
大爆笑
てへ
泥酔
べちゃんk(ry
…ありえん

2010-11-03 22:08:46


のなりい

複雑な過去が・・・・・。
ザルシュ君、わざとだったんだね~。

・・・・・な、なんか凄いイラスト・・・・・・。
負けた!!(何に?)

2010-11-04 23:52:17


Ewota

お久しぶりです。
コメ返しはできませんが…



「先生」
「なんだい」
珍しくカルロは改まって、出会ったばかりのように目を軽く細めた。

「僕とアイズィー、仲良くみえますか」
「……え?」
「未来の」
独特の、主語のない言葉が胸にささりこんできた。
「そうみえるね。君と」
時間稼ぎにティーカップを引き込む。
「未来の、私達の時間軸のアイズィー」
「そうですか」
じつはですね。そう彼は囁くと、テラスを見つめながらぼんやりと考え込んだ。
「違うんです」
仲、悪いんです。

「なんでだい?いままで素晴らしい仲だと」
「彼女は、過去に戦争でなくしたその婚約者に瓜二つな僕をみて
呪われた子、といいました。
相次いで生まれた弟も、婚約者の弟に似ていた。
年齢差まで一緒だった」
「呪われ…た」
「よく避けられてたものだ。だから彼女は絵本をつくり、その瓜二つの青年の話をくりかえした。
こうなってはいけないよ。そう、最後に呟いて本を閉じる」
カルロは手をぱたん、と本のようにたたんだ。
「そのくせに、彼女はまるで『愛し続けていたような』言葉を公にさらす」
「ふうむ…」
「そのたびおもっちゃうんですよね。
どうせ、この世が回る歯車の油には
金と快楽と話題性とその飽和な幸」

「難解な言葉をのこしてくれるね、君は」
「ようするに

「幻です」
彼の見る先に、きらびやかな馬車が何台か。
「バカンスから帰られた」

2010-11-14 00:55:26


のなりい

意味深な台詞・・・・。
かっこいいけど、私がこの言葉を本当に理解できるのは、ずっと先なんだろうな~~・・・。

2010-11-14 01:00:35


Ewota

のなりい
おお、予想外の深読m…(ry
あんがい簡単なんだよ。
それに、これがこの世で主論となってしまったら、恐ろしいだろうね…



更新!!カルロ目線。彼の歪んだ世論をお楽しみくださいwww


「ちょっとみてくる」
そういい、先生はソファーから腰を上げた。

難解だね。

彼の声。
いや、違うんですよ、先生。
僕が変だからじゃない。
何も知らないくせに。
「そういう考え方が典型的な歪みなんだよなあ」
いつか、ヘッツィが言ってた。
知らねえよ。

頭の中に、あの声が何度もリピートされては消えていく。
「君はまだ知らないが、私と君は前にも会ったんだよ」
「赤ん坊、ですか?」
「いいや、青年の君だ。
ニヒルでたたずまいから金持ちの匂いがしたね」
「そうなんですか」
「そうだよ」


なんでそんなことありえるんですか?

いつかわかるさ。

2010-11-20 23:19:34


のなりい

歪んだ世論・・・・(笑)

彼とは一体・・・?

2010-11-20 23:24:43


Ewota

「まだ疑うのかな。
それならどうだい、証拠をみせよう」
「証拠?」
「私が未来の君と出会っていた、その証拠のことさ。彼が私に託した一枚の写真がある」
彼は疑う僕にセピアの写真をみせた。
「これが」
そこには、僕の顔そっくりの青年と、僕の顔の面影がある青年が映っていた。
「これが君」
ウェーブのかかった髪は健在。自分でいうのもなんだけど、美形なやつだ。
「これが若いころの私」
彼のゆびさす先には、やっぱり美形で、腰まで伸びた髪を持つ奴がうつっていた。
自分の持っている本の挿絵をかざし、
「へえ。ほんとだったんだ」
とつぶやいた。

彼は、笑っていた。

2010-11-23 17:27:37


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