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ルークと二人の少女の記憶

茜星

こんにちは☆茜星です。
ついに「ワンルーム・アドベンチャー」、「復活の湖」ときて3作目になりました。

今回の作品は、四部作の二部作目になりますが、前作を読まなくても大丈夫です☆
(一応つながっている所もあります。)

更新は前より遅めになると思います。

よろしくお願いします!

2010-05-24 06:38:42


茜星

ドロップ、のなりい、コメントありがとう(*^_^*)

☆ドロップ
さあ、どうして難しいのでしょうか?
お楽しみに♪

★のなりい
二重人格か・・・結構近いかも。
どういうことなのかは・・・お楽しみに♪

さっ、どんどん更新せねば・・・
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「すいません。…それってどういう意味…?」

女医さんは少し笑う。

「それは…………」

ばたばたばた………と走る音がした。
誰か来た。

女医さんは言葉を止める。

僕はドアに背を向けているので誰かはわからないけれど予想は付いた。

「…カリナちゃん、なのかしら。」

その言葉と共に僕は後ろを振り返る。



「そうよ。私はカリナ。」
またあのほほえみだった。
きれいだけれど、冷たいほほえみ……。



「君は……誰なんだい?カリナちゃんって言う人は、もうこの世にはいないって……。」

つぶやいていた。

答えは…なかった。

「じゃあ…ナリカちゃんはどこにいるの?ナリカ・ハニリーさん。」



「…それを今、調査しているんでしょう?」

そして、彼女は去っていった。

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2010-06-04 06:34:16


ドロップ

ナリカがカリナと名乗っているっていうこと?ほうほう・・・。  なんか、カリナがナリカでナリカがカリナ・・・。頭がこんがらがる~(+_+)

2010-06-04 18:47:25


チーズ探偵

う~~~ん…
これ見ていると永遠の歌姫を思い出すんだ~(何故!?)

2010-06-04 19:16:12


ゆうん

ナリカ(カリナ?)…じらすなぁ!笑

2010-06-04 20:54:48


茜星

ドロップ、チーズ探偵、ゆうん、コメントありがとう(*^_^*)

☆ドロップ
おお…合ってるのかはどうかはネタバレだからまだ秘密だけど…
ナリカ&カリナ、頭こんがらがるよね。
どっちの名前がどっちかわからなくなる時があるよ。
自分がそんな名前つけたのが悪いんだけどね。

★チーズ探偵
永遠の歌姫かあ…そうだね。自分も少し思ったよ。
少し似てるしね。
でもデトラガンは出てこないよ。(そりゃそうだ)

☆ゆうん
カリナナリカ…じらしてごめん!
今から更新…しようかな。それを。

ついに更新☆かなりシリアスになります。
たぶん皆さんも予想ついてた秘密を・・・
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第五章 真実

病院は静かになる。

女医さんは静かに語り出す。

「もう、わかるわよね?この辺に少女は二人いた…ナリカとカリナ。そのうちのカリナは病気になり…死んでしまった。じゃあもう、あの子になり得る子は一人しかいない。」

僕は口を開く。うっすらとだけど、さっきのそぶりでだいたいわかる。

「ナリカちゃんという子が、友達…いえ、親友だったカリナちゃんのふりをしている…ということ、ですか。」

そうよ、と女医さんは答える。

どうして…?

そんなこと…そんなことしても親友が帰ってくる訳じゃないのに…。

彼女は…ナリカちゃんは…きっと…。




認めたくないんだ。親友の死を。

だから…。

だから…あんなことを。

ナリカちゃんは、心がずたずたになっている…親友との別れによって…。



僕もわかるような気がする…大切な人との別れは、つらいもの…僕も、つい最近体験した…。

しかも、その人はもう一生会えない…。




でも、ナリカちゃんはカリナちゃんじゃない。
ナリカちゃんはナリカちゃん。ナリカ・ハニリーだ。

「ありがとうございました。」

そう、女医さんに言って。
僕は、病院から走り出た。

ナリカちゃんを追う。
足は僕のほうが速いはず…。

「ワンワン!ワンワンワオーン?(そこの子!どうしたんだ?)」

病院の向かいの家の人が飼っている犬だった。

僕は話しかけた。

「ワンワンワンワーン(ここから走り去っていった、女の子のことを知らないかい?)」

「ワン(知っているよ)」

「ワンワンワンワン(どこに行ったのかわかる?)」

「ワンワンワンワオーン(最近引っ越してきた家のほうさ)」

え…それって僕の家?

「ワーンワンワン(それって僕の家?)」

「ワンワンワオン、ワンワンワーーン、ワオーン(そうみたいだな。あとその子凄く深刻そうな顔してたから早く行ってやんな。やばいぞ。)」

深刻そうな顔…ナリカちゃんは何を?

「ワンワンワンワン、ワンワンワーン(ありがとう。僕行くね。)」

何をしようとしているのか…きっとすぐわかる。

僕は走った。

「はあ…はあ…はあ…。」

息が上がったけれど、僕の家の前に着いた。

ナリカちゃんが……いた。

「ナリカちゃん…。もう…止めるんだ。」

息が切れ切れで言葉が長く言えない。

少し待つ。

ナリカちゃんは何も答えない。

「ナリカちゃん。こんなことは…もう止めるんだ。」

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2010-06-05 09:08:43


ゆうん

やっぱりそうか…(´~`)

2010-06-05 13:56:08


茜星

ゆうん、コメントありがとう(*^_^*)
やっぱ、そうなんだよ・・・
なぜなのかはこれから明かされるけど・・・
悲しいです。

これきっと短編になると思います。
レス数が100行くか行かないかってぐらいかもしれません。

2010-06-05 15:18:02


チーズ探偵

ナリカちゃん、何をする気だ?

ま、ま、ま、まさか…自殺!?
ルーク「えぇぇぇぇっ!?自殺!?」

2010-06-05 16:09:50


茜星

時間があいたので更新します・・・
シリアス…。続き書くのが何となくつらい。
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ナリカちゃんは静かに立っていた。

「私はナリカじゃないっ!」

どうして…どうして、そういうことを言うのだろう。

自分でもわかってるはずだ…。



『私ははカリナじゃない』って。



でも。そう思う…いや、思いたいのは何か理由があるんだ。きっと……。



「カリナちゃんはもう死んでいるんだ…病気で。」



そうしたら、ナリカちゃんの顔色がさらに暗くなった。

「私のせいなの…カリナが、カリナが…死んだのは。だから……。」



ナリカちゃんは肩をふるわせて言う。

「だから…私はカリナなの…っ。親友のことも思ってあげられなかった…私なんて…っ。」



何があったのか、僕にはわからない…だけど、ナリカちゃんの心は深く傷ついていることはわかる。



「カリナはきっと…私のことを恨んでいる…。」

ナリカちゃんは泣き崩れた。
僕は駆け寄る。

「そんなことはないよ、ナリカちゃん。僕が今からカリナちゃんがそんなこと思っていなかったっていう証拠を持ってくるから、そうしたら過去あったことを話してくれる?話したら楽になるかもしれないよ。」


ナリカちゃんは少しだけうなずいた。

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2010-06-05 16:12:28


茜星

すれ違ってしまった…

チーズ探偵、コメントありがとう☆
自殺…ではないよ。それも一瞬考えはしたけど…。
思い出の場所を見たかったのかな…とか思う。

2010-06-05 16:13:54


のなりい

ああっ、二日間来ない間に~。
でも、恨んでるって考えるからにはカリナちゃんが死ぬ前に何かあったってことだよね。
何かな~?

2010-06-06 01:08:43


茜星

のなりい、コメントありがとう☆
ごめんね~。
自分内ラスト(?)スパートをしているつもり…
そう!カリナちゃんが死ぬ前に何かありました。
それを今から更新していきますが…まだ少しナゾみたいのも残っていると思うのでそれも解明していこうかなと…思っています。

2010-06-06 10:05:37


茜星

さあ、更新☆短いですが。
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僕はまず、ナリカちゃんの家へと走った。



僕は…小さな疑問を抱いていたから。

「すいません…少し聞きたいことがあるのですが…。」

「あら、何かしら。」

あの時出会ったハニリーさんが出てきた。

「ナリカちゃんって…最近様子、どうですか?」



「え?普通よ。服の趣味は変わったみたいね。カリナちゃんみたいな服を着るようになって…でも家では元気で明るい子なのよ。」



そう……なんだ。

『カリナちゃん』になりきっているのは家の外だけ…。


ばれたくなかったのかな…とか思うけれど、ナリカちゃんの気持ちは僕にはわからない。

でも、僕の小さな疑問は消えた。



さあ、カリナちゃんの家に向かおう。

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2010-06-06 10:15:04


のなりい

カリナちゃんの家で何を聞くの?
小さな疑問ってなぁに?
?が頭の中をぐるぐる・・・。

2010-06-07 00:49:19


茜星

のなりい、コメントありがとう☆
カリナちゃんの家に行って何をやるのかは…お楽しみに♪
小さな疑問は…もしナリカちゃんがずうっと家でもカリナちゃんのふりをしていたらお母さんとか気づかないのかな、というナゾだった(一応)。
わかりにくかったよね…

2010-06-07 05:28:41


茜星

さっ、更新だ☆
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僕は家についたらウィリンさんに会い、許可を得た。

「少し部屋に入らせてもらっていいですか。」

ウィリンさんはokしてくれた。

「そのままの部屋だから…。」





きっと、カリナちゃんの部屋に何かがある…気がする。

カリナちゃんは恨んでなんかいない…。
絶対に。



………何となく、わかる。




でも人の部屋を眺め回すのは少し気が引けるので、机を調べてみる。


「………ん…?」


僕が見つけたのは、日記帳だった。


「ごめんなさい。」

そう言って、開く。




それは、毎日のカリナちゃんの日々が描かれていた。

___________________________________

2010-06-07 06:45:54


ドロップ

どんなことが、書いてあるんだろう・・・。

2010-06-07 18:46:45


のなりい

どんな日々かなぁ。
ルーク「のなりいより有意義な毎日です。」
のなりい「・・・図星でございます。私ほど有意義にすごしていない人間はいないよ・・・。」

2010-06-08 00:39:53


茜星

ドロップ、のなりい、コメントありがとう(*^_^*)

☆ドロップ
どんなことが書いてあるのか…お楽しみに♪

ルーク「本当はまだ考えてないんでしょう?」
茜星「………。」

★のなりい
どんな日々か…うーん、きっと楽しい日々を過ごしてたのかな。
どうだろう…?
自分も有意義な生活してない人だよ…

2010-06-08 06:46:43


茜星

さあ更新だ♪
短いです!しかもおかしいかもしれません。風習的に。すいません。
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『10月5日 今日ははナリカと遊んだ。ナリカはほんとにスポーツが上手くて尊敬しちゃうな。』
 
僕はページをめくる。

『11月7日 今日はナリカと絵を描いた。芸術の秋とか言って二人でモデルのリンゴを食べた。楽しかった。』

『12月24日 今日はクリスマスイブ。今年もナリカとすごすの。クリスマスツリーを飾って、ケーキを食べて、もう楽しいことばかりだった。プレゼントが楽しみ。来年もこういう風にすごしたいなあ。』


ここまでさらっと読んで、僕はカリナちゃんとナリカちゃんの友情は本物だと思った。


僕はどんどんページをめくっていく。
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2010-06-08 06:57:56


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