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レイトン教授と幻の王国†2†

olive(YK)

私の小説、ついに5作品目です。
今まで読んで頂き、有難うございます。





約100年も昔の事でした……

この世界の何処かに、とても栄えた王国がありました……

その名前は、ウィダード王国といいます…

しかしこの王国は、約100年を境に、この世からぱたりと姿を消しました…

今は何処にあったのか、何故消えたのか……

何も分からなくなったのです………







そう……たった一人の生き残りと、その一族のみは…………







時はロンドン事件から5年後…
そんな王国の場所を探しもとめ、王国消滅の理由を探るべく、レイトン教授達は立ち上がったのです!

完成したタイムマシンに乗って…





「僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…
その傍ら…」
幻の国、ウィダード王国と
謎の配達人…

「私は彼方様をずっとまっておりますわ!」
悲劇の姫君。

「全て恨み呪ってやる…!」
過去と残された跡継ぎ…


幻の王国の真実とは……!?

お楽しみに………



前作「幻の王国1」
http://layton.g-takumi.com/novel_detail.php?bbs_id=23813

2010-04-20 23:48:46


olive

5。

2010-05-04 18:27:51


olive

6。

2010-05-04 18:30:31


olive

7。

2010-05-04 18:33:49


olive

8。

2010-05-04 18:35:43


olive

ナターシャさんの小屋に一時帰宅。夜にもう一度城にいき、マルミゲラ三兄弟歓迎会(という名の舞踏会)を開く。

ナターシャさんは、また部屋割を変えていた。
僕は、カルロさんがあたった。
あれ、『妻』のアンネさんは……?
マルコさんと一緒らしい…。
どうやらマルコさんとカルロさんは喧嘩したみたいで、(ロチェスさんによると)カルロさんは、マルコさんにアンネさんを取られているような気がして腹ただしいらしい。
僕には関係ないけど。

というわけで、僕はシャワーを浴びてから自分の部屋にはいった。

「ぎゃっ!」

タバコの煙が充満していた。
僕とカルロさんで、喫煙するのはカルロさんしかいない。しかも僕は未成年だ!
「カルロさあんっ!タバコ吸うなら窓あけてくださいよっ!!!」
叫びながら窓をあけると、気持ちのいいくらいに煙がすっと出ていく。
「どうかした?」
カルロさんがひょっこり出てくる。
「どうしたこうしたじゃなくて!
カルロさん、喫煙するなら、窓をあけてくださいよ!」
腰に手を当てながら、怒ってやった。
しかし、カルロさんはキョトンとしている。
「る、ルーク君。僕は此処ではタバコは吸ってないよ。
僕もそこまでマナーは悪くないぜ」
「…でも、でもでもでも!タバコ吸うのは、カル」
「僕以外にもいるだろ?」
エルドマクさんも、※ディミトリー博士も、(※博士は吸うとする)そういえば、あれがマルコさんの芝居なら…………
「エルドマクさん、ディミトリー博士、マルコさん………」
「だろ」
「でも、人の部屋で喫煙するような人は………」
いきなり、カルロさんは、窓に向かって睨みをきかす。
ガバッと身を乗り出し、手を振り上げた。

「マリン!ゼッテエお前だろ!」
カルロさんの物腰のいい、丁寧な口調が崩れた。
「ばれたか」
「あ、マリンさん」
カルロさんとアンネさんの関係を教えてくれた、スネーク団二世だ。
「ははははは、悪い悪い」

2010-05-05 10:05:32


olive

「顔だししただけなのに」
「…なんだ、声をかけていただければよかったのに」
「ふうん」
そんなたわいない話をしていると、いきなりマリンさんに短剣が向けられた。
「…だれだい、あんた!」
「それはこっちの台詞だぜ。お前、教授さんやカルロを追いかけ回しているだろ。
目的はなんなんだよ!」
ザルシュ君だ。
「な、なにって、私は彼らと面識あるしねえ。
影の調査隊よ。
それに…あんた、その短剣で勝とうとお思い!?」
マリンさんはケタケタ笑い出した。
「…ひでえ」
ザルシュ君も流石に心が折れたのか、涙を目にためる。
「……マリンさん、彼は12ですし…」
「あんましザルシュを粗末に扱うなよ。なんか可愛いしさ。一言いうが、ザルシュも一応僕の血筋なんだぞ」
カルロさんは守りと威嚇の為にそういったんだろうが、これでついに仮説を裏付けた。
「カルロさん、いま、ザルシュ君がカルロさんの血筋って………?」

「………あ」

「ザルシュ君はカルロさんと血が繋がってるんですね!!」
「いや、その…………うん」
「まさかあ、こんな短剣坊主が」
「……ははは、彼が僕の曾祖父だと気付いた時はびっくりした」

流石にそれが真実だと知ると、ビビりもの。
しかし、ザルシュ君が一番ビビっていた。
「…いやだあ、こんな曾孫ぉ!
なんか我が儘で見下してて、自信家でナルシストで、悲観的で※ワイフコンプレックスな奴が、俺の曾孫だとぉ!?」
(※創作しました。wifecomplex、つまり、マザコン<Mothercomplex>とかの妻バージョン。妻コン。実際、カルロはアンネにべったりです。)


「…心べきべきだよ、ザルシュ…」
カルロさんには珍しく、弱気で悲しげな声だった。

2010-05-05 18:15:19


シフォン

お久しぶりですシフォンです。
私タバコ苦手です。煙が充満した部屋には一分もいられません・・。
ルークは平気なんでしょうか?
それにマザコンとか凄い言葉が出ちゃってますね・・。この後の展開が気になります!

2010-05-05 18:56:42


olive

シフォンさん
私も煙たい所はダメですね………。喉が…
ルークは何となく、強そうな気がしたので。勝手に嗅がせてみましたwww

マザコン的創作語、妻コン!wifecomplex!勝手に作りました。
カルロがアンネにべったりだからです[s:0062]


更新頑張りますので、またぜひぜひ。

2010-05-06 00:19:26


まかろん

ここでは初めまして!前に来てもらったまかろんです♪やっぱりすごいです!これからの展開、すごく楽しみです!応援してます!

2010-05-06 15:56:59


olive

まかろんさま
ありがとうございます!
こんな駄作小説を読んでいただき、光栄です。
これからも頑張ります[s:0426]

2010-05-09 13:54:03


olive

盛り上がるカルロさん達をおいて、僕一人だけ部屋に戻る。
しかし、その入った瞬間の、空気の重苦しいこと……。
レイトン先生、ディミトリー博士、クラウスさん、エルドマクさん……なにやら話をしているみたいだが、皆の顔が険しい。
「る、ルーク」
レイトン先生が僕に気づく。
ナターシャさんがあたたかい紅茶をいれてくださる。
僕は礼儀わるいとしりつつも、カップを引き寄せた。

「険しい顔をして…皆さん、なんの話を?」
「あ、ああ。まあ、な……」
「そうだね、ははは。……」
「そんなことさ。ルーク君」
「まあ、後わかるからね…」
皆の顔が、汗にまみれていた。
「皆さん!隠し事はやめてください!一体、なんの話をされていたんですか」
少しね沈黙の後、レイトン先生がぼそりといった。
「ルーク。君はカルロの事をどう思う?
私達は、王国の状況を記しにきているという事を頭に入れて」

2010-05-09 14:58:20


olive

「私達は、マルミゲラ三兄弟歓迎会が終わり次第、このウィダード王国から離れるつもりだ」
「えっ、調査は!?」
「一度未来でいろいろ済ませて、それからこの時代から5年後のウィダード王国にいく」
「なるほど。でも、それとカルロさんは関係ないですよ」
「いや、カルロのしている事によって、未来がぐらついているのさ。
本来この調査は、ウィダード王国の人々に未来から来たことをひた隠しにすること、そして未来を変えないことが約束だった。
それがどうだ。
確かに事の進み方は私達が来ていなかった場合と同じように進んでいる。カルロは調査隊の誰よりも、ウィダード王国に詳しいからね。だから今は、事の進み方としては問題ない。
しかしカルロは、ウィダード王国の人々と交流をしてしまっている。カルロのことを知らないはずの人々が、カルロをしってしまっている。
アイズィー・ヘル・フォードと、ザルシュ・マルミゲラの曾孫として……」
「……う」

2010-05-09 18:32:07


olive

「カルロの目的は、未来を変えることだろうな。かなりの人物が騙され、時代を変えることに利用されている。例えばマフィア。例えばマルコ。マルコは、こう騙されていた。
『マルコ、僕のいうことを聞けば、父さんは帰ってくるし、ガードンも死ぬんだ。しかも………』」
「『祖母様と祖父様も帰ってくる』。かえってこないけど」
マルコさんは椅子にしばりつけられているように、ぴたりと椅子に腰掛けていた。
「…」
「だからルーク、カルロの事で…」
「違います!カルロさんはそんなことしない!カルロさんがいることで、僕らも、ほら、こんなに仲間ができてるし!!
カルロさんはわかっている。未来を変えたら、自分が消えるはずだと…。分かっていてするものか!嫁も子供もいて、しないはず!なにより全てがなかったことになる!!しかも、カルロさんは心を入れ替えて、ほら、今は笑顔で、ほら、ほら、先生達は机の上にいてきめごとをしてるから、そんな残酷なことを、なんでカルロさんを避けるんですか!カルロさんは素敵な方ですよっ、絶対しないひとだと僕が証明してみせるんですからね、絶対、カルロさんは素敵な方ですよっ!絶対カルロさんは素敵な方ですよっ!」
「ルークッ!!」

「まあ、まあ。しかしな、ルーク君。父親の私からいうと、息子は残虐な奴だから…」
「ぜーったい違いますよ、美しいんです、カルロさんは!!!!」
「まあ、外見はな、そ」
「心もです!」
「…………」
僕は目茶苦茶だった。

2010-05-10 20:59:13


town

久しぶり~!
いろいろ大変そうだな~! ルークも...

2010-05-10 22:21:10


lemon

カルロさん、悪者なのか……うーん、分からないなぁ[s:0350]
それでもやっぱりザルシュ君好みな私……。
10代男子はこれくらい生意気(?)でなくては!(すみません)

2010-05-11 22:29:54


olive

town
同感!ルークはただいま、動揺しています。彼なりに冷静を装っているようだがね。

lemon
なんだかんだで、考えることがあくどく、非情なカルロ。
こんなんだから誤解されやすいの!
お、いいフォロー……。
カルロ「!?」

2010-05-13 20:55:56


olive

更新、更新〜♪

「だって、もし僕らが未来に戻ったら、……アンネさんと仲良くなって、美しくなりかけているシラーマさんは?ナターシャさんに泊めてもらって、せっかくここまで調査したのに。
サンステリ王国の復興は、レポートにはかかないんですか…?」
「今回は対象外だよ」
「…………」
そんな会話をしていると、外でがやがやと何か聞こえる。
カルロさんと、誰かが言い合っているんだ。
「今からですか」
「今夜の歓迎会の為、王子様には儀式をしていかなければ」
「ザルシュが…?」
「ザルシュ!?王子様を呼び捨てにするとは、無礼者!
ザルシュ・マルミゲラ王子だ!!」

2010-05-15 14:03:48


olive

1。

2010-05-15 17:06:58


olive

2。

2010-05-15 17:10:20


olive

3。

2010-05-15 17:14:13


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