レイトン教授の攻略情報

olive

現代。

「むう、私は石版の解読を間違えていたのか？」
レイトン先生が悩んでいる。
「何故ですか」
「それはね、ルーク。
私が一番最初に調査に出掛ける前に言ったはずさ。こんな趣旨のね。
『未来、何故王国が滅亡したのかは、ミダルという少年が関わっている』
石版を解読して、ミダル君が関係していると予測したんだ。
しかしだなルーク。
ミダル君は私にそっと伝えてくれた。
『僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…
その傍ら…
家族がいるという情報をもとに、探してたんだ、僕の家族！』
これだけなのさ。
しかも、実物をみて驚いた。
彼はまだ5歳だった」
「…どうするんですか」
「…いや、そのまま…発表するさ。
さて、あと2時間で発表会だな。
その前にレポートを整理するかっ」

軽やかに席をたとうとする先生。

「まって」
「…、どうした、カルロ」

「貴方に見せたいものがある」

2010-05-23 10:21:15

olive

レイトン目線

カルロが私に渡したのは、随分読み込んだ感のある絵本だった。
「アイズィーが僕のために描いたものです。彼女は絵心がありますから」
「…ほう」

『お嬢様イージーと運びのザルシ』

おおきな国の
半分をもつ
大金持ちの
お嬢様

イージーちゃんは
お嬢様

イージーちゃんは
熊の人形
ほしくて
ほしくて
堪らない

お父様に
ねだります

「くださいください」
「しょうがない」

熊の人形はこんできたは
国で有名 運びのザルシ
イージーちゃんは
恋をした


「おもしろいな。それにしてもこの展開は…ん？」
とたんに絵本の文字がかわる。


イージーちゃんは
お嬢様

…ここから、文字がかわっていた。

ある日きたるは
未来の方々
そのなかひとりは
可憐な青年

「イージーお嬢様イージーお嬢様
僕といっしょにきてください
僕は貴女に
会いたくて」

未来の方に
ついていく
ある日国で有名な
運びの
ザルシにあいました
イージーちゃんは
恋をした


「…ああ、やっぱり。これ、アイズィーのかいた王国のお話です。
イージーはアイズィー。
ザルシはザルシュ。
名前を英語よみに直してある」
「…過去が変わったから、物語もかわったということか」
「……可憐な青年」

2010-05-23 10:38:36

olive

モブキャラ

カティア
アンダーソン家の令嬢。

アンソニー
カティアの祖父。

パッポラッチ
アンソニーの弟。

貴公子ハンサムーン（Handsomoon）

淑女カレン・ナヒート（可憐な人）

2010-05-24 21:57:09

town

不思議な物語だね！(いろんな意味で！)

2010-05-25 19:49:47

シフォン

過去が変わり、物語が変わる・・・。
本当に不思議ですね！
レイトン教授は皆にどう発表するんでしょう？
続が気になります！！

2010-05-26 18:54:28

olive

town
たしかに変てこりんな話かもね。
もともとアイズィーが不思議だからwww

シフォンさん
時間旅行をプレイ中、クラウスがいった一言が突っ掛かってましてね。
「未来は変わる」ってやつです。
だから書いてみたかったんです！（笑）


さてさて。つぎで更新。

2010-05-26 20:59:38

olive

ルーク目線

僕は、レイトン先生とカルロさんの会話をききながらうとうとしていた。
しかしついに限界に達したとき、勢いで机に突っ伏した。
「……ああ、眠い…」
徐（おもむろ）に瞼（まぶた）をおろす。

視界は暗くなっていく。
と、その時だった。
まぶたの裏に、なにやら人物がみえる。

―ああ、まただ。

最後に透視能力がでたのは、ザルシュ君との初対面以来だ……。

僕はタイムマシーンにのりはじめてから、自分も知らなかった超能力が（稀に）つかえるようになった。
透視、予知、それから読み取り。
目を閉じると、周辺の人物のあらゆる情報が僕にやってくる。
最後は、確か……………。
ザルシュ君の小さい頃だったかな…。


今回は誰だろう…

2010-05-26 21:08:59

olive

今回は……。

武装した青年だった。
顔は仮面で隠されて、体中鎧がまるでへばり付いているよう。

誰なのかわからない。

仮面と鎧の境目からさらりとした長髪がでており、腰まで届いている。
赤褐色の髪。小麦色の肌。アジア系の人物なんだ…。

彼は徐に仮面を外した。
瞳は髪とおなじ赤褐色。きりっとしている。鼻筋はとおっており、口元がなにか色っぽい。
あ〜〜僕もこんな顔がいいな！！
一瞬、そんな思いが頭を過（よ）ぎる。

風になびく髪が適度に乱れ、なにか男らしさもあった。


彼は誰なんだろう？

徐々に背景が見えはじめる。
火の粉がちりちりと燃え上がる、戦場だった。

2010-05-26 21:31:51

olive

彼はだれだろう？
疑問は膨れ上がる。

彼の見つめる先には、燃え盛る町。

彼は一瞬、悲しげな顔をした。

『王子は悲しむ崖の先
轟々燃える　町は泣く
王子は気配を感じます
可憐なそれは
王子の手下』

カルロさんが本を読む声が聞こえる。

『「王子様王子様
私は思わず飛び出した
今すぐこの戦をやめねば
皆が無駄に滅びるだけ」』

「王子！」
僕の透視にも、可憐な手下はでてきた。
そうか、今回の透視は、カルロさんの読んでいる絵本の内容なんだ。
「お嬢様イージーと運び屋ザルシ」の…

………ん？
ってことは、まさか……

『可憐な手下は仮面を脱いだ
中には大人なイージーちゃん
イージーちゃんは泣きながら
平和の素晴らしさを悟ります
「ザルシ、ザルシ、いけません
このままでは平和など
消えてなくなってしまうでしょう」
イージーちゃんは悲しみます』

彼は…彼女は……

2010-05-27 16:27:59

olive

「わかってる！！
でも、俺の力ではとめられやしないんだぜ…俺になにしろってんだ…」

「…この戦争、金と復讐の匂いがするの。ねえ、なにか絡んでいるわよ。
それを解明しなくちゃ………」

「…るっせえ！！
……アイズィー、それは絶対開いちゃいけない鍵……
開いたら殺される…」

「………？」

「…俺だって自覚してる。そんなに鈍感じゃねえから…
でも、開いちゃいけない。
いかに開かずに戦争は止められるだろうか？」

「…なにか知ってるの？」
「………」

『だまりこくる王子様
イージーちゃんは怒ります
「いくらかザルシ王子でも
私我慢の限界でござります
真実を探してみせまする
貴方も鍵をあけなくて
よろしゅう思てはなりませぬ」』

へんな敬語だった。
どんなにアイズィーが興奮していたかわかる。

でも、なんの事だろう？

2010-05-27 16:54:43

シフォン

そっか～ぁ。ルーク君透視能力とかあるんだっけ★ミ・・・・凄いな～。
鍵を開ける・・・何の事でしょう？？しかも開けたら殺されちゃうの？？！何で？何で？
大波乱の予感・・・？

2010-05-27 21:19:45

olive

シフォンさん
たしかに、なんだかおかしな展開ですね。
ザルシュは見かけによらずメルヘンチックなところがあるので、お姫様のような例えをするんですよ。
今回の鍵も……げふっ

「これ以上はネタバレ禁止」

2010-05-31 09:29:38

olive

落ち着きのないザルシュに、アイズィーは困っていた。
「鍵をあけちゃいけない……」
「………。あ…」
アイズィーは徐に上をむくと、爽やかな声で歌を歌った。



この世が全てなら

僕はどうなるだろう



「…なに、その歌」
「フォード家に伝わるメロディーに、歌詞をつけたもの」
「メロディー…？」
「いつか、必要な時がくるみたいよ」

2010-05-31 09:42:01

olive

私楽譜かけないんですよね…[s:0319]
こんど機会があったら、機械につくらせてみます[s:0319][s:0319]
ひとまず、音を参考ていどに。

ミソラ．ミ−レシソファミ−−−−−

ソファミレ．ミファソ．シ．ソ−−−


早めに[s:0378]をとってひいていただけると…
．は一つやすみ、−は一つのばし、一拍は一音なんですけどね…
（最初の『ミソラ．ミ−』の、2つ目のミのみは高い音です。）

2010-05-31 12:43:23

olive

第四章


クルッタハグルマ

カネサエアレバ、イキテイケル

2010-05-31 20:31:56

olive

1。

2010-05-31 20:35:48

olive

2。

2010-05-31 20:39:03

olive

3。

2010-05-31 20:41:27

olive

ああ、もうだよ

2010-05-31 20:48:33

olive

レイトンの台詞、かっこいい……

2010-05-31 20:58:18