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レイトン教授と幻の王国†2†

olive(YK)

私の小説、ついに5作品目です。
今まで読んで頂き、有難うございます。





約100年も昔の事でした……

この世界の何処かに、とても栄えた王国がありました……

その名前は、ウィダード王国といいます…

しかしこの王国は、約100年を境に、この世からぱたりと姿を消しました…

今は何処にあったのか、何故消えたのか……

何も分からなくなったのです………







そう……たった一人の生き残りと、その一族のみは…………







時はロンドン事件から5年後…
そんな王国の場所を探しもとめ、王国消滅の理由を探るべく、レイトン教授達は立ち上がったのです!

完成したタイムマシンに乗って…





「僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…
その傍ら…」
幻の国、ウィダード王国と
謎の配達人…

「私は彼方様をずっとまっておりますわ!」
悲劇の姫君。

「全て恨み呪ってやる…!」
過去と残された跡継ぎ…


幻の王国の真実とは……!?

お楽しみに………



前作「幻の王国1」
http://layton.g-takumi.com/novel_detail.php?bbs_id=23813

2010-04-20 23:48:46


olive

1。

2010-05-31 21:02:14


シフォン

ふぇぇぇぇ!?タイトルの絵が怖いですよ!
そしてルーク君可愛い♪
・・・あのぅ~私ピアノ持ってないです。
ごめんなさい(汗)
更新待ってます★ミ

2010-05-31 21:54:04


lemon

うーん……最近、ピアノ弾いてないんだよなぁ……
ルークの謎の透視能力、何か秘密がありそうです!(なきゃ困る)

2010-05-31 22:23:40


にし

レイトン先生の台詞はいちいちカッコイイものだよ、英国紳士としてはね←

同じくピアノは弾けない(涙)
弾けてもハーモニカや~んっっ

……私も機械に弾かせよう(苦笑)

2010-05-31 22:44:48


olive

シフォンさん
タイトル考えぬいたんで、嬉しいです[s:0308]
私はリコーダーにまかせるタイプ(楽器無理)です…[s:0319]

lemon
透視能力にいくとは!
偶然なわけないよねえ…[s:0319]勿論[s:0349]ニヤリ

にし
レイトンの台詞、やっぱり考えるの大好きや…[s:0034]←方言あらわる
なに、ハーモニカふけるの!?いいなあ、いつか見してね(無理無理)



更新!
本物のピアノなんて見たことなi…(田舎モノ)

2010-06-02 20:24:10


olive

ガードンなんて!
2。

2010-06-02 20:31:46


olive

3。

2010-06-02 20:34:17


olive

4。

2010-06-02 20:44:26


olive

5。

2010-06-02 20:49:52


olive

謎まとめ[s:0320]…解明[s:0321]…未解決

・[s:0321]カルロの目的は、曾祖父探し、父親探し、もうひとつは何だ……?
・[s:0320]セシルの別名、「闇の殺人鬼」
・[s:0320]ミダル、ザルシュ、セシルの関係
・[s:0320]ウィダード王国一族の姫、シラーマの秘密
・[s:0320]アンネの秘密
・[s:0321]ガードン・エクスレラの陰謀
・[s:0321]ルークの幻覚?超能力?まぶたの裏の幻の秘密
(・[s:0320]ロッパ師匠)
・[s:0321]フォード家の秘密
・[s:0321]アイズィー


・[s:0320]瞳の色制度
・[s:0321]ウィダード王国民はアジア系?
・[s:0320]シラーマは時がとまった姫
・[s:0320]夜の約束
・[s:0321]5年前の戦争
・[s:0321](話から抜ける)ワイン事件
・[s:0321]昼と夜

2010-06-02 22:25:08


olive

僕はルーク。
いまいるのは、芸名カレラ・フォード、本名アリシア・ヘルツェゴビナさんのコンサート会場。
レイトン先生は、ここが研究発表会の会場だという。
確かにその客席には、多くの著名人、学者(デルモナ学長もいた!!)、中継中のカメラマン、アリシアさんのスポンサーもいる。

でも、僕らはコンサートの最中に乱入するという形で表にでるんだ。

なんでかって?

スポンサーに用事があるからさ。
抜き打ちで行かないと、スポンサーは姿を現さない。しかも、中継中のカメラがまわっているんだ。

まえもこうやって発表会をした。
かなりのスキャンダルを暴露したけれど、それは圧力によって闇に葬られていた。
罰が下るはずのスポンサー…ガードン・エクスレラも、のうのうと朝から赤ワインとくる始末。

もう一度発表会をするつもりなんだ、レイトン先生は。

「…ガードン」
エルドマク−カルロさんのお父さん−は、そうつぶやいた。
そう、これは23年も前に遡るんだ…



欲望ニムシバマレタ、


アル男ノシタ罪。


ソレハ殺傷モ平気デ行ワレタ。


ソレニ何モカモウバワレタ、


一人ノ少年ノ、


復讐劇。


何モワカラナイ、


何モワカラナイ………


クルッタハグルマハ、


今モクルッタママデ


カラカラト


マワッテイル…………………

2010-06-05 12:11:57


olive

これから、カルロの人生を簡単にまとめていきます。
わざわざ王国†1†をみる必要はないですよ。

2010-06-06 11:12:44


olive

イタリアのとある小さな町

その奥には、小さな林がありました。
そしてその中心には、大きな屋敷がそびえたっていました。

それがフォード家。

町の人々にも愛されており、よく楽しい催し物もひらかれました。
今日も人が集まっています。
一体、何があったのでしょうか?

「可愛いねえ」
「ご覧、パパに似て可愛い灰色の目をしているよ」
「ひいお祖母ちゃまににた髪の色なんだね」
「名前はなんていうのかい?」
一人の男が聞くと、若い父親は笑って言いました。
「こいつはカルロです」
「カルロ!そいつはいい名前だ」
「ありがとう」

これは23年も前。
一人の赤ん坊が生まれたのでした。
父親はエルドマク。母親はカレラ。
彼の名前は、カルロといいました―。

父親は有名な物理学者で、母親は音楽家。
その息子のカルロも、頭は良くて絶対音感、その容姿もピカイチで、そして運動神経も抜群でした。

本当に完璧な子供でした。

2010-06-06 11:31:16


olive

のどやかなイタリアでの暮らしからすぐ、一年後、フォード家はイギリスの別荘に移ることになります。
エルドマクが物理学者としてイギリスに呼び出された為です。

勿論、一歳のカルロも一緒に。

イギリスでは最近、影で何かがうごいていました。戦争もちらつかれはじめ、政府は学者達に武器をつくらせようとしたのです!
それは、触ると、見ると、嗅ぐと、舐めると、死んでしまうという毒薬でした。
それの総責任者は、ガードン・エクスレラ。
彼は、その開発メンバーに『スネーク団』という名前をつけ、極秘に開発させようとしました。

エルドマクは断ります。
最近新しく生まれたマルコもいましたし、それ以前に命をとることをきらっていました。

そんなエルドマクに、政府は容赦ありません。
無理矢理でも開発させるため、妻のカレラを人質にとったのです。
「つぎ断ったら、息子二人も八つ裂きにする。引き受けたらなにもしないし、カレラはかえす」

渋々引き受けましたが、かえってきたのはカレラの替え玉、アリシアでした。

2010-06-06 11:46:35


シフォン

あら?そうですか。←一から読み返していた。
息子二人を利用するなて酷いですね!サイテーです!
一番嫌いなのは、沢山の命を危うくする戦争です 戦争なんて無くなってしまえば良いのに・・・。
更新待ってま~す★ミ

2010-06-06 12:18:27


olive

シフォンさん
中盤クライマックスですよ〜!
確かに、伏せんの長い小説なので……



アイズィーが幻覚のなかでうたっていた歌の一部。
一部です。


『この世』
この世が全てなら

僕はどうなるだろう

永遠に幸せ掴めずに
朽ち果てるのだろう

この世が全てなら

僕はどうなるだろう

金銀瑠璃に蝕まれて
錆びていくのだろうか

この世は全てじゃない

そう悟る道のり

何億何年の時をこえて
魂は学びゆく

そうこの世の一欠けら

小さな道のりは

幸せを僕に捧げるか
その力は確かか

ハグルマの間
隙間に埋まる鍵一つ
ハグルマは回る
全てを受け入れて

まわるまわるハグルマ
金銀瑠璃の彩りの
確かな力をもった
悪魔の誘惑

そのハグルマは
周りを錆びにする
朽ち果てて
初めて気付く
その恐ろしさ
破滅の ハグルマ
苦しみに耐えられずに
助けをもとめ
気付くころには
それだけが回る――――。



この世がハグルマに

破滅されていくは

きっと きっと
運命なのか―――。
光がほしい…

2010-06-07 20:30:55


olive

シフォンさんへのコメント、目茶苦茶でした。
眠眠はいけませんね。

シフォンさん
コメントありがとうございます!
たしかに、戦争につかう為に、息子二人をつかっておどガードンのやりかたは嫌いです。
ついでにいうと、もーすぐ中盤クライマックスですよ!
なんで、これの真相は後ほど。




アイズィーがうたっていた歌です。
『この世』の原曲、で、幻のアイズィーがザルシュにきかせていたもの。

http://x24.peps.jp/atelierlayton/album/c_index.php?cn=3&_cus=l3qj56&tnum=16

2010-06-09 15:59:01


olive

アリシアは鬼畜でした。そして、暴力を好みました。
アリシアはフォード家の財産をがしがしとけずり、豪華な物を買いあさります。その出で立ちは素晴らしく美しいが、屋敷のなかでは最悪の女でした。

毎日のように豪華にすごし、大抵面倒なことは人任せ。
その上気にいらないと、平気でカルロに虐待しました。
いつもカルロの泣き声が屋敷をこだまします。
誰もフォード夫人を止めようとはしません。フォード夫人を………。

ついにエルドマクとは喧嘩、その末、カルロが三歳のときに二人は離婚します。
アリシアは財産をまた少しけずり、持ち逃げしました。

カルロはまだ三歳でしたから、心は素直でした。
アリシアが金に埋もれていた事も察していましたし、何よりもアリシアを憎みました。

ただ、カルロはそれから二十年の間、アリシアを実の母と勘違いしていたのです…。

2010-06-09 20:50:55


olive

それから何年か、エルドマクを残して一家はイタリアにもどります。
カレラは帰ってこないし、なにか圧力がかかっている。
察したエルドマクは命綱として、マルコを自分の弟にたくします。

そして一人、スネーク団という研究グループと共に過ごすのです……

アリシアによって傷付いたカルロには、よき理解者がいました。
曾祖母にあたる、優しい優しいアイズィー曾祖母(おばあ)ちゃま。

カルロは学校に通いはじめますが、やはりすぐに傷付いて帰ってきます。
軟弱で、か弱い少年だったのです。

 そんなカルロを抱き寄せ、優しく語ってくれるおばあちゃま。
カルロはアイズィーの事を、本当に大切にしていました。同じように、アイズィーも。

カルロは、アイズィーから昔話を聞くのが大好きでした。
お気に入りは、『イージーお嬢様と運び屋ザルシ』。
二人は結局、結ばれないのです。
愛しあった二人は。
カルロはなにか、そんな話にひきつけられていました。

いつものようにアイズィーおばあちゃまのお膝元に座り、ゆっくりと本をひろげます。
イージーの美しさとザルシの色気にも、なにかひきつけられます。
「僕おおきくなったら、ザルシになるんだ。ザルシになって、イージーお嬢様を迎えるんだよ」
カルロはきまってそういい、アイズィーはきまって本の最後を開きます。
「…カルロもこうなるの?」
「…僕が話をかえてやるんです、おばあさま」
「……うふふふふ」

2010-06-09 21:07:50


シフォン

全然平気ですよ★ミ 寧ろ二回もコメントを書いていただき嬉しいです♪
もうすぐ中盤クライマックスなんですね! ドキドキ・・・・
ハグルマの歌 良い歌曲ですね♪
こんな素敵な歌が作れるなんて凄いですぅ!!

2010-06-09 21:58:53


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