レイトン教授シリーズの攻略
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town
2作目です!
前作の続き...ということになっています。
ミスはまだまだ減りませんが、頑張りたいです!
(前作は、「レイトン教授と誓いの塔」です。名前は「twon」でした!)
タメ呼び捨てOKです! 是非感想を書いてください!
2010-04-06 09:25:35
town
アロマ視線~!
_______
その声は突然背後から聞こえた。
「お~い!! アロマ~!」
振り返るとさっき去って行った‘青年’が走ってやってきた。
って....えぇ!!
急に自分のしていること(先生にいきなり抱きついたこと)が恥ずかしくなった。
「お...お前?!」
ヤバイ!! ‘青年’に見られてしまった!!
「いや...コレはその....」
私はしどろもどろになって何とか弁解しようとした。
先生はというと何考えているようだ。
「アロマ! よかったじゃないか!」
‘青年’が発したのは意外すぎる言葉。
「は?」
これは私が思わず発した言葉。
「何だよ~! 素っ気ないな~!
こっちは心配してやったのに....無用だったな。
で? そいつが連れ? 父親か?」
「.........。」
‘青年’が鈍感すぎてよかった(?)わ。
それにしても父親っていうのはちょっと....
「!」
先生が何か閃いたみたいだ。
「あの....私はエルシャール・レイトンというものだ。
こちらは助手のアロマ。さっきはアロマのことを1人にしてしまっての成り行きで...
弁解のしようがない。」
先生はどんなときでも冷静ですごいわ。
私じゃこうはいかない.......
「え....あ....そうなのか。
勘違いしてなんかすまねえな。」
なんだか‘青年’は先生の言い方に困惑しているようだ。
こういう礼儀正しい言い方に慣れていなかったのかしら?
「突然だが君に聞きたいことがあるんだ......」
「ふ~ん... ま....別にいいよ。
でも、長くなりそうだし俺の家に来いよ。
泊まるところないなら貸すし....
......ただし条件付きでな!」
‘青年’が言った。
でも条件って?
「ああ.....君さえよければ条件付きでも受け入れるよ。
泊まる準備はさほどしていなかったから泊まるところを貸してほしいしね。」
どうやら先生は条件をのむようだ。
「よっし! そうと決まれば早速行くか!
条件はついた後で言うからさ!」
そう言って‘青年’は元気に歩き出した。
ふ~ん....こういうところはルークみたいなのね。
私はついクスッっと笑ってしまった。
......そういえばルーク....どうしているかしら?
私の親友達がついているから多分......大丈夫じゃなさそうね。
いつ頃になったら彼らは着くのかしら?
ルークにももう一度会いたいわ。
後者の方はなかなか叶いそうもない願いだった。
しかし、この願いはすぐに叶うことを私は知らなかった。
それも.....思わぬ形で........
_______
次回はルーク方面です♪
少し無茶します~!
2011-01-04 14:46:35
town
こんな時に更新している自分....大丈夫か?!
(テスト近し!)
年賀状かな? 今作では大人びているルークの無邪気な姿を描いてみました。
2011-01-07 10:25:44
麻友*
続ききになる\(^o^)/
前まで読んでた所
分かんなくなって
最初からまた読んだo(^▽^)o
笑
Town凄いよね~
こんな長編小説書けるなんて\(^o^)/
羨ましい\(^o^)/
絵も上手い\(^o^)/
絵投稿したい\(^o^)/
続き待ってます(#^.^#)
麻友*
2011-01-07 13:30:12
town
初めてのアム目線!
_______
[208号室...]
フ~ゥ.......
いつの間にか寝てしまったが.....
しか~し!
予定にはまだ間に合う!.....ハズ!
やわらかな朝日が僕達を照らしていた。
こういう光景も幻想的だな~!!
僕の心は晴れ晴れしくなった。
目的地に到着するまで後40分ぐらいかな?
そしてその時が......ルークとの別れの時......
ルークの寝顔を見てたら目頭が熱くなってきた。
しかし.....本当にその時が別れになるのだろうか?
なんだか違うような気がする。
まあ根拠はないけれどね。
それにしても....
時間は余っている.....準備も終わっている......
暇だな~......
よし! 甲板にでも繰り出そうか!
そう思って立ち上がろうとしたときに.....
「...アム...。
あと7分24秒で着くよ。
何のんびりしているの。
行くよ。」
という冷たい声がした。
心なしか声の主は冷静に取り繕っているみたいだが怒っているように聞こえる。
僕は振り返ると見慣れた顔が見えた。
「イム....」
やっぱり怒っている....
イムの説教は長いからな~....
ここはプランBにしよう!
「あれ?
40分前ではないの?」
「......。」
イムの怒りゲージが一気に上がったようだ。
どうやら爆発の一歩手前みたいだ。
ここで間違えるとルークとクラウスが起きてしまい、せっかくの計画がおしゃかになってしまうようなことがおこるので慎重に扱う....
ボーー
汽笛の音だ!
ラッキー!!
どうやら時の神様は僕に味方しているようだ!
これも日頃の行いが良いからに違いない!!
(なぜそうなる?!
それは絶対にない!! byイム)
「もうそろそろ時間になるからもう行こうか!」
僕は勝ち誇ったように言った。
「......そうだね。」
イムの顔は悔しさでいっぱいのようだ。
そんなことかまっている場合ではない.....
.................。
全く時間とは冷酷なものだな.....
結局何も伝えられないまま...別れを告げてしまう......
そう思いながら甲板に出た。
光に反射されたマリンブルーの海がキラキラと輝いている。
旅立ちにはふさわしいが....別れには合わない光景だな~....
そう思っていると...
ガタンッ
という音と共に軽い振動がした。
イムの体がふらついた。
全く...また酔ったんだな....
「大丈夫?」
僕は尋ねた。
「.....一応...」
イムは口を押さえながら答えている。
きつそうだな......
特性アムスペシャルでも飲ませようかな?(前半でイムに飲ませた紅茶)
そう迷っているうちに....
トンッ
音のした方を見るといつの間にか、イムが手招きをして埠頭に立っていた。
よっぽど地面の上に足を着かせたかったのだな。
私は少し笑うと、周りに誰もいないか確認すると手すりにつかまって埠頭のを方へ身を乗り出した。
後は木から下りるように手足を上手に使ってスルリ、スルリと降りていった。
トンッ
軽い音と共に僕は埠頭に着地した。
「フゥ~....」
僕とイムは安堵した。
そう!
作戦というのは僕達が船からこっそり脱走してアロマ達に合流するもの。
ポイントは2つ!
ルークを起こさないこととクラウス兄にこのことを知られないこと。
だから、僕はいろいろと騒ぎわざとを起こしてルークとクラウス兄を疲れさせたのだ。
(いや....それは違うでしょ.....
そもそも計画たてる前に騒ぎ起こしていたしし... byイム)
クラウス兄は鋭いから、マイクさんとクリミアさんの話をすると僕達が脱走する計画を感づくはずだから聞かれないようにした。
見回しても僕達がいる側には誰もいない。
時間は5時あたり、このあたりは夜間の漁が主流で今の時間帯は寝ている人も多い。
この船がなぜこの埠頭に停まるのかという理由はこの付近でしか取れない食材を使うレストランがこの船にあるから。
そのレストランのオーナーシェフは頑固者でその日に取れた食材で取れた地方の味を楽しんでもらわないとという信念を持っているから。
そしてそのレストランがVIPに特に愛用されているから。
たったそのくらいの理由で停まるのかと思うと考えさせられるものである。
ボーー
汽笛が鳴った。
それと同時に船が動き出した。
「.....See you again! ルーク.....」
イムがつぶやいた。
僕は思わずうつむいた。
ありがとう.....ルーク.....
そして....またね....
_______
2011-01-07 15:11:52
town
イムの乱入発言...2個目のヤツが『つ』が1つ多かったです。
’’’’’’’
麻友
久しぶり~♪ いろいろ褒めてくれてありがとう!
イム 「.....。」
ルーク 「どうしたの?」
アム 「褒められるのなれていないんだって。」
ルーク 「.....意外だ!」
’’’’’’’
2011-01-07 15:19:08
remisann
こんにちわ♪
はじめまして☆
凄いですね~長編小説!!自分も書いてみたいです!
(ネタはあるのですが中々文に出来なくて…)
私は呼び・タメOKです!!
続きが気になります!
2011-01-07 15:20:14
雫
初めまして、雫といいます☆
とても面白いです♪
これからもよろしくです。
私のことはタメ&呼び捨てで構いませんm(_ _)m
続き頑張ってください☆
2011-01-07 20:13:57
town
お久しぶりです!
’’’’’’’
remisann
はじめまして! 雑談の方でお会いしましたよね!
自分もOKですよ~!
アム 「長編小説なんてわけないですよ!」
イム 「このようにオリキャラを暴れさせておけば自然と長くなりますって!」
ルーク 「図星だがヒドイ....」
雫
はじめまして!
褒めていただき恐縮です! あ!自分もOKです!
アム 「続きはどうしようかね? 事件でも起こそうか?」
イム 「よし! そうしよう!」
クラウス「一応作者にはネタがあるんだけれど...」
’’’’’’’
2011-01-16 01:15:18
town
あ! 間違い発見!!
『私は少し笑うと』は『僕は少し笑うと』です!
アムは基本少女のくせに一人称は『僕』なのです!
アム目線で、さあ行こう!
_______
[埠頭にて...]
船はどんどん小さくなり、やがて水平線上に消えてしまった.....
それでも、僕達はしばらくの間そこに立ちすくんでいた。
何かに引きつけられたかのように....
それは.....一体どのような理由からだろう?
友人だから? それとも....大切な仲間だから?
.....! 悩んでいる暇はない!
気持ちを切り替えないと......出会いと別れは隣り合わせなのだから.......
「....アム?
なんだか難しい顔しているね.....」
「そういうイムこそ.....ね。」
「うん.....やっぱりなれていないから....
別れを自分の都合でするのは......初めてだし.............」
そう言うと、イムは黙り込んでしまった。
その後は言わなくても分かる.....
......いつでも大切な人は何も告げずに目の前から去っていってしまったから.....
それも.....あっという間に......最初からいなかったように........
まるで雪がすべてを覆い隠してしまうように...
そう思いにふけっていると、背後に人が動く気配がした。
「...アム.....気づいているよね?」
「.....もちろん.....」
幸い埠頭はコンクリートなので、足音がどうやっても響いてくる。
コツンッ...コツンッ....
進む距離にしては足音の回数が多い。
それに音が一般の人に比べて小さい。
これは.....
「...10歳ぐらいで普通の体型の子供...だね.....」
そうこれは歩幅が小さく足音の大きさが普通ぐらいの子供。
後は勘だけれど......
「靴は革靴、足音をできるだけ小さくしようとしているため尾行の訓練でも受けたのかもしれないね..........」
するとイムは首を振った。
「....勘でものを言うのはあまりよくないよ...
正確ではないことはあまり言わないで.....深く考えると.......」
そこまで言ってイムは言葉を切った。
‘足跡の主’が近づいてきたからである。
「....いくよ!」
イムが合図した。
それと同時に僕達は正反対の方向へ走り出そうとした.....
しかし.....僕達は気づいてしまった....
一瞬だけ見た‘足音の主’が....
たった今別れを告げた‘彼’だったことに....
_______
2011-01-16 02:16:05
town
アム目線!
_______
[埠頭にて...]
「ルーク?!!」
僕達は思わず叫んでしまった。
ルークは少し驚いた顔をした後で、思い出したような顔をして....
「シーー!! 静かにしてよ!」
と、注意した。
早朝とはいえども、このような場所に子供がいるのはおかしい。
疑われては一巻の終わりだ。
「ゴメン....
.....でもなぜ?!」
イムが聞いた。
僕だって同じ気持ちだ。
バレないように事を運んだはずなのに....
「だって、昨日の2人の態度がなんだかよそよそしいというか....バツが悪そうというか......
なんだか気になったんだ。
それで今日2人が部屋を出て行ったから、後をつけたんだよ。」
ルークは得意げにそう言った。
さすがレイトンさんの一番弟子を名乗るだけはある。
勘が意外と鋭いのかもしれないな。
「この埠頭にはどうやって来たの?!
飛び降りるなんて芸当とてもルークにはできそうにもないけれど.....」
僕は聞いた。
「僕には友達がたくさんいるからね!
動物たちに話を聞いてどのルートで船から降りたらいいか聞いたんだ!」
なるほど....確かルークは動物と話せられるのだよね.......
イムも納得したようだ。
すると突然、ルークが怒ったように言った。
「でもヒドイよ2人とも!!
マイクさん達のこと気になるからこんなマネしたんでしょう?
何で僕だけ仲間はずれにしたの?!」
途中から涙声になっていったような気がする....
....しかし困ったな......
......これではこれからの計画も実現が危ぶまれてしまう......
「あのね....ルーク......
君は何をするために、あの船に乗ったの?」
僕は船が見えなくなったあたりを指しながら言った。
「『何をするため』って......
...................
.......あっ!!」
そうルークは気づいていなかったのである。
彼自身が起こした行動によって、これから自分の頭を悩ませることになるだろうことを.....
_______
さあそれは一体何だ!
答えを自由に書き込んで下さい!
2011-01-16 02:52:56
チーズ探偵
何か分かりません!!(即答)
ルーク「えぇっ!?それはないでしょ!」
2011-01-19 19:46:41
remisann
うーん…
引っ越すため…?
うーん…
うーん…
「解けないナゾだってあります!」
「ナゾは解けるからナゾなのさ」
ううう…
2011-01-19 20:51:10
town
みんないいとこつきますな~!←
’’’’’’’
チーズ探偵
即答?!
アム 「『即答』とは粋ですね!」
ルーク 「.....。早ければ...という訳じゃないよ。」
アム 「このノリが分からないなんて....哀れなヤツよ.....オヨヨヨヨ.....」
クラウス「いつの時代?!」
remisann
結構当たっている! というより正解?!
アム 「『恋』のナゾは決して解けないのさ!」
イム 「そう? 人の気持ちなんて空虚なものだよ....」
アム 「この神秘が分からないなんて! これだから理屈馬鹿は嫌いだー!!」
イム 「.....どう答えればいい?」
’’’’’’’
というわけで....
答えは『引っ越すため』や『引っ越し先に向かうため』等々.....
*******
解説
トライトン一家は先週の便で引っ越し先に向かうはずだった....
しかし、ルークが熱を出して、仕方なくクラーク&ブレンダはルークを残して先に引っ越し先へ....
.....というわけでルークは『引っ越し先に向かうため』に船に乗ったのです!
*******
というわけで.....
remisann! ナゾ解明!!
おめでとう~!
2011-01-21 21:22:57
ゆうん
久しぶり★
いっぱい進んでるー!!
さらっと読んだから後でじっくり見るね!
しかし…townの「自由に書き込んでください」には思いっきり笑わされたよ笑笑
2011-01-21 21:51:12
town
....よっしゃ週末!
課題をほっぽってあそびに出かけよう!
注)冗談です。真に受けないで下さい!
’’’’’’’
ゆうん
おひさ~!
アム 「やはりこの小説は『自由と平和』がテーマだね!」
ルーク 「いつそうなったの....? そもそもどうやったらそんなに壮大な話になるの?」
イム 「それに一騒動起こした人に『平和』とは、言ってほしくないね。」
’’’’’’’
更新しよう!
2011-01-21 22:58:59
town
目指せ! 完結!
ルーク目線にchange☆
_______
[埠頭にて...]
僕は気づいてしまった....
『引っ越し先に向かう』ために船に乗ったということに....
本来の目的が好奇心によって見えなくなっていたんだ....
僕もまだまだっていうことだな.....
「....大丈夫?」
イムが心配そうな顔をする。
「うん....一応。
それより2人はこれからどうやってウィザァタウンに向かうつもりだったの?」
すると2人は驚いた顔をした。
「まさか一緒に来るつもり?」
イムはそう言った。
「うん。」
一度気になったことはとことん追求する。
ちょっと場合が異なるけれど、自分のやれることやりたいことを思いっきりしたい.....
それってワガママなのかな?
「ダメだよ...ルーク。
君の気持ちは嬉しいけど、ルークには待っていてくれている人がいるんでしょう?
今からじゃあ、あの船には追いつけないけど早めに‘君が行くべきところ’に行かないと....」
案の定、イムは反対した。
やっぱり....と思っているとアムが口を開いた。
「いいと思うよ。僕はルークの意見に賛成!
どうやってもここから目的地に着くには丸4日はかかる。たとえ...ここにある船を使ったとしてもね。
それよりも、一旦ウィザァタウンに行ってそこから近いスリドニヴェコーヴィ鉄道に乗った方がいいよ。」
僕は思わず耳を疑った。
賛成されるなんて思っていなかったからだ。
「もう一回言って!」
思わずそう言ってしまった。
「だ~か~ら....スリドニヴェコーヴィ鉄道!
通称スリヴェ鉄道。あれはロシア全土はもちろん、他国の路線ともつながっているからそれを利用すればいいということ!」
アムは少し怒ったように言った。
「でも....本当にそれで間に合うの?」
僕は聞いた。
「乗り心地はさほどよくないけれど、本数や速さはピカイチなんだ。
一旦、ウィザァタウンに行き、その付近のスリヴェ鉄道に乗り換えれば2日半ぐらいで着くと思う。
直接行くより断然早いということ!」
なるほど....
僕達は納得した。
「それじゃあ行こうか...ウィザァタウンへ。」
イムが言った。
僕はさっきから気になっていたことを聞いた。
「どうやって行くの?」
「あ....ゴメン..その質問にまだ答えていなかったね。
こうやるのだよ!」
アムがそう言い、腕を肩と水平になるように伸ばし親指を立てた。
「.....冗談でしょ?」
僕はそう言った。
するとアムは少し笑った顔をして、イムは真面目な顔をして....
「ううん、本気!!」
と言った。
_______
2011-01-22 01:06:58
のなりい
おっひさ~♪
理解力のない私のために解説させてしまってすみません&ありがとう!!
・・・クラウスは何も知らずに船の上?(笑)
しかも、ヒッチハイクかぁ・・・・・。
他の人が言ったなら無理に思えるけど、アムとイムなら可能な気がするな^^
あ、忘れてた←←
今年もよろしく!!
2011-01-22 01:25:13
town
_______
僕は驚いた。
だって....それって、つまりヒッチハイクをするってこと。
正直危なっかしいと思う。
だって僕達は子供だし....車通りがいかにも少なさような静かな町だから....
厳しいと思うんだけれど....
僕の心配そうな顔を見てアムは.....
「大丈夫! イム!」
と言い、僕の手首をつかんで走り出した。
僕もつられて走る。
「えっと....あと75秒....74..73..72..71..70...」
イムが走りながら、秒読みをし始めた。
? 何か起こるのだろうか?
そう考えを巡らしているうちに、埠頭を抜け車道に出た。
アムはヒッチハイクのポーズをとり、イムは秒読みをまだ続けていた。
「6..5..4..3..2..1..0!!」
その音と共に藍色の小型車が目の前に止まった。
まさか...本当にヒッチハイクで停まるとは思わなかったな.......
ドライバーは一体どんな人だろう?
「全く...相変わらずお前達は人使いが荒いもんじゃ.......」
ドライバーの第一声...
何となく聞き覚えがあったので、おそるおそるのぞき込んでみると....予感が的中した。
.....しかも悪い方が....
そのドライバーはドン・ポールだったのである。
「どう? 驚いたでしょう?」
アムが少し笑って言った。
「....うん....そりゃ..まあ...」
僕の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいである。
するとイムがこっそり耳打ちで教えてくれた。
「実はね....
僕達がここに来るから、時間通り来てほしいって頼んでおいたんだ。
ポールさん...ああ見えて僕達の父さんの先輩で、いろいろと借りがあったんだって...」
なるほど....
でもこの車...ポールの趣味とどう見ても合っていないような...?
そのことをイムに質問すると....
「ああ....
アムが『アロマは派手じゃないかわいい形のものが好きだ。』とか何とか言ったみたいで、あんな感じになったんだよ。」
....確かにこの車なら目立つことなく、小道も通過できる.....
それにしても....あのポールを手玉に取る、アムの話術って....
...僕は気づかないうちに冷や汗をかいていた。
「本当に....うらやましいよ......」
イムがポツンッと独り言のように言った。
「え?」
「僕はさ..人の気持ちがなかなか分からないんだ。
鈍感っていうわけじゃない...分かりたくないっていうわけでもない......」
一つ一つ涙がこぼれるようにイムは、ポールと話しているアムの方を眺めてしゃべり出した。
「分かりたくても...分からないんだ。
....だから僕は相手の感情の確率が高いものを相手に聞く。
でも.....気持ちは計算なんかで推し量れるものなんかじゃない...
...いつも外れてそれで相手との関係が絶たれてしまう。
たまに当たっても...『何でそんなこと聞くの?』と言う感じで、外れるのと同じ結果になってしまう......」
聞いているうちに分かった....
この旅が始まった頃はイムがふざけて、そんなことを言っているのかと思った....
....でも.....
.......イムも必死だったんだ.......
....自分が知りたいことを知ろうとして....
「人の感情って難しい....分かっていたよそんなこと......
でも....あんなに手に取るように感情が分かるアムが近くにいると...なんだかすごいっていう気持ち以外にも....うらやましいとか悔しいって言われている気持ちが出てくるんだ。
僕は彼女に会うまでだいたい父さんか機械、計算ぐらいしか相手にしたことなかったからさ....」
そういえばイム達は物心つく前に父親がイムと、母親がアムと離れて暮らすようになったんだっけ?
確かに...アムのように気持ちが分かったらいいな....と思ったことがある.....
双子でより身近な存在のイムならなおさらだろう.....
「あ~もう自分が何を言いたいのか分からなくなってきた!
ゴメン!
変な話に付き合わせちゃって....」
イムが頭をかきむしった後そう言った。
いつもより顔が和らいでいるような気がした。
「何しているの? おいてくよ~!」
アムの声...
それを聞いて僕とイムは駆けだした。
空には雲一つなかった。
そんな空がさっきよりすがすがしく見えた。
.....きっとそれは嬉しかったからだろう....
.........イムが僕に対して心を開いてくれたことが..............
_______
長い!!
後輩に借りをがあるというのはいかにもポールらしいって感じで書いてみました。
2011-01-22 03:17:28
town
分かりにくいな~!
『父親がイムと、母親がアムと離れて暮らすようになった』というところは、『イムは父親と暮らし、アムは母親と暮らした』ということです!
’’’’’’’
のなりい
おひさ~!&今年もよろしく!
ルーク 「この2人には何でもできそうな気がしますよね~!」
アム 「実はヒッチハイクって法律で禁じられているんだよ~!」
イム 「つまり法律も破ってもばれないという意味?」
ルーク 「いや....違うって!」
’’’’’’’
2011-01-22 03:25:06
ゆうん
まさかのヒッチハイク笑
さすが「自由と平和」!!笑
イムもいろいろ考えてたんだね…。
なんかしんみり(・・)!
2011-01-22 21:09:31
かならず掲示板ルールをお読みください。
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