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レイトン教授と第一種永久機関

王梨

ついに二作目の作品です[a:0446](一作目はレイトン教授と21のタロットというものです)

これはタロット事件から数ヶ月後の話。


きっかけは、彼女が先生にあの質問をしたから…?

永久機関を巡る事件、今此れにて始まる─

2010-04-06 06:35:56


茜星

……!?
何が…そのアクセサリーに…?

2010-05-15 19:32:08


王梨

後からだんだん、変わってくるんですよ…

2010-06-13 10:51:30


town

ナゾ多き女性(?)なんだね!

2010-06-15 17:12:46


王梨

不思議な子だよ…
魔女の格好してるしね!←

2010-06-15 22:46:51


王梨◆3

─さよなら。私たちは先にいってるよ。

─どうか貴方だけでも幸せに…



────…ドロシーの件からしばらく。ドロシーは客間のソファーに横になって眠っていた。
レミさんもあれからドロシーに尽きっきりになり、僕らは少し離れたところでドロシー達が集めた資料を読んでいた。


「…」


沈黙。言葉を交わさず、ただただ、紙を擦る音がする。


時折、気になってドロシーの方へ振り向く。

「ルーク君。」
「あ、はい」
名前を呼ばれ、返事をする。スノウさんの声だ。

「…ありがとう。優しいのですね」
「…」
スノウさんは資料から視線を離さず、言う。その言葉は僕に向けられたものなのだろうな。

「…今だけは、そっとしてあげて。」
「…はい。」

その時、電話の音が響く。
スノウさんは資料を持ったまま、電話へ向かい、出る。
「はい。オズ…え?はい、居ますが…解りました。少し待って下さい。…教授、貴方に替わって欲しいそうです。」
「私に、ですか?」
先生が替わろうとしたその時、呼鈴が。

「え」
「あの…え、もう来てる?」
まさか…と思いながらスノウさんは玄関へ向かう。


「レイト───ンっ!」

2010-06-15 23:11:23


茜星

だ、誰だろう・・・?

2010-06-16 04:52:01


town

チェレミー警部か?!
グロスキー警部か?!
それとも....

2010-06-17 17:47:09


王梨

それは…あの人達ですッ!

2010-06-20 05:27:42


王梨◆3

「えぇ!?グロスキー警部!?」
「お久しぶりです、警部」「あぁ、良かった。無事だったか」
グロスキー警部はぜぇぜぇと、息が上がっていた。また遠くから走って来たのだろうか…

「無事?」
「確か…ディミトリーという男に、ええと…クラウスとかいう青年知ってるだろう?」
「ええ…それで?」
「まず、この間青年が夜遅くに何者かに襲われた。そして、ディミトリーは行方不明、だ。」
警部は淡々と言った。突然言われたから内容が理解出来なかった。…いいや、したくなかったのかも知れない。


「な、何故ですか!?それにあの二人はチェルミー警部の元に、」
「一昨日、君の元に来ただろう?」
…確かに警部に言われた通り二人は仮釈放で僕らの所へやって来た。

「でもあの後警察の方が迎えに来ましたが…」
「その警官も襲われたのだよ。青年と警官は保護されたが…まだ、目覚めない」

2010-06-20 05:53:15


town

目覚めない!!
大変だ!!

2010-06-20 09:58:56


legulusu

どうも!そしてはじめまして!
legulusu と申します。「レイトン教授と第一種永久機関」、読ませていただきました!
とてもおもしろいです!これからの展開に期待してます!更新がんばってください♪

2010-06-20 11:31:47


茜星

そ、そんなことが…なぜ?
たいへんだ!!

2010-06-20 15:56:03


王梨

→town
目が覚めない理由は…(キリッ

→legulusuさん
読まれたのですか面白いですかありがとうございます^^

→茜星
もしかしたらヒントに…?

いつも更新が遅くてごめんなさいm(_ _)m
次から本編です^^

2010-08-06 04:37:41


王梨◆3

…ただ、この幸せが続けば良いと願った。

それすらも、許されないのですか?

─***─

文字通りの白だけの病室には三人の男が。

二人はベッドに横たわり、時折苦しそうな声を出す。それだけでも二人はうなされていると解る。
一人は何度も何度も腕時計を弄り、不機嫌な顔をする。まるでまだ来ないのかとでも言いたげに…。

「チェルミー警部!」
チェルミーと呼ばれた男はベッドの方を指さす。

「クラウス…」
「…レイトン。これを。」
「?手紙…ですか?…!」それには差出人の名はない。ただ…エルシャール・レイトン様へと書かれていた。
手紙の内容は以下の通り。

─エルシャール・レイトン様へ。

初めまして。まずは貴方の知り合いの方二名をこのような目にあわせてしまい、誠にすみません。

ただ、私にも理由が有るのです。

それは貴方をこのゲームに参加させる事。
拒否権など在りません。参加するしかないのですから。

ゲームの内容は後程ご連絡致します。

2010-08-06 05:03:25


茜星

ゲーム、か…
さあ、何が始まるんだろう…

2010-08-06 06:26:29


town

律儀な犯人さんだね!

2010-08-06 15:32:24


王梨

→茜星
さあ、ゲームの始まりさっ!(←
→town
確かにそうだね^^

2010-08-07 09:02:18


王梨◆3

「あ、」
正面は緑の床だった。

「だっ。」
「レミィ!大丈夫─!?」
ああもうっ。なんでこうなるのよ…!

「…い」
「…?」
「いった~ッ…」
顔をぶつけないように咄嗟に受け身をとろうとしたけど…手を捻ってしまったようだ。ヒリヒリする…



「─で、誰かに押されて階段から落ちたと。」
「そうなのよ!あーあー、この私が気付かないなんてっ。犯人のやつ、必ず捕まえてやるわ!」
大学の保健室。レミさんが襲われたと聞いて四人は集まった。
「レミさん相手に不意討ちなんて…レミさん手、出して下さい。どんどん腫れてきてますよ」
「うそっ!?」
レミは自分の手を見る。手の甲が真っ赤に腫れていた。

「教授、救急箱です」
「ありがとう、ドロシー」
救急箱を受け取り、開けると─カードが一枚。

─ごきげんよう、エルシャール・レイトン様。

今度は貴方の元助手を一つ。
もうおわかりだと思いますが、はやくゲームをクリアしないと貴方の駒が無くなりますよ。

ただ、貴方は知れば良い。

「…チェス、か」
「どうしました?」
レイトンはルークにカードを差し出して、レミの手に湿布を張りながら言う。

「…この間、教えた犯人からのメッセージだよ」
「ああ…タイプライターで打たれてますから、誰が書いたか特定出来ないみたいですね。」
「駒だなんて…まるで゛東洋のチェス゛みたいね」
「確か…キングの駒を逃がすゲームがあるそうだね」
「犯人は何が言いたいんでしょうか」

─貴方はただ、知れば良い。

2010-08-07 09:32:54


LEGULUSU

↑名前、なにげに大文字に変えました(汗)

貴方はただ、知れば良い・・・
知れば良いってなんのことなんでしょうか?

2010-08-07 12:51:09


town

『知れば良い』って...将棋のルールとか?←

2010-08-07 19:34:44


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