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レイトン教授と第一種永久機関

王梨

ついに二作目の作品です[a:0446](一作目はレイトン教授と21のタロットというものです)

これはタロット事件から数ヶ月後の話。


きっかけは、彼女が先生にあの質問をしたから…?

永久機関を巡る事件、今此れにて始まる─

2010-04-06 06:35:56


茜星

教授ってチェスできるのかな…
チェスができたら将棋もできると思うけど…

知ればよい、って何だろう…?

2010-08-08 06:30:19


王梨◆3

『─そうかい。解ったよ。ブルーノさん達に宜しく言っておいてくれるかい』

「ええ…それでは。」
プツリと。
電話は切れた。
さっき迄聞いていた男性の声はもう聴こえない。

少女は受話器を元の場所へ戻すと溜め息をついた。

「…これで皆、幸せになれる…皆を…助けられる…」

すると受話器が鳴り出し、少女は手にとる。

「はい──カレンです。」

2010-09-14 15:12:20


town

カ....カレンさん?!

う~ん....重要人物だ!(そりゃそうだ!)

2010-09-23 21:42:50


王梨

それではコメントの返事を…

レグルス//
何かを…知る、と言う意味かも…

town//
チェス等のゲームの話は…何かの比喩、例えだと考えてみて下さい^^

茜星//
先生なら紳士のたしなみとして…とか言って出来そうだ^^

将棋とチェスは大して違いは無いんだよね。

2010-11-05 00:57:05


王梨

town//
カレンさんはわりと重要なキャラなので、彼女についても考えてみてね∀´

2010-11-05 00:58:29


王梨◆4

【魔法使いの夢~sacrifice】


「─では先生、行ってきます!」
「ああ、頼んだよルーク。」
「はい!」

可哀想な子。
貴方…ホントにそれでいいの?

…妬(うらや)ましい。
なんで、…私だけ…

「ええと…確か、此方を右に行って…あれ?違う?」

─逃げて!

「え、」



「うっ─うわぁ───ッ!!」

青い少年はそのまま…倒れた。


「だから逃げてって言ったのに…」
嘘だ!
「そうよ、私だって彼が無事で居られる様に…」
嘘だ!嘘だ!嘘だ!
だってお前は─

「いや!!聞きたくない!!」
彼女は両手で耳を塞ぎ、そう叫んだ。

「……うッ…ッ…ゴメンね…ルーク…」
そして彼女は…泣き崩れた…。

2010-11-05 01:14:30


レグルス

何かを知る??どういうことかな??
あ、タメ&呼び捨てOKですか?
私は断然OKなので^^


ってル、ルークッッ!?(汗)
え、え??何がぁっ!!?
何があったのぉぉっ!?(*д*;)

2010-11-05 17:12:29


王梨

レグルス//
うん、大丈夫だよ^^

知る、と言う事とルークは……

2010-11-05 19:11:09


王梨◆4

…カサリ。
紙の様なものの音の次に扉が開く音。
この扉を開く度に思う。

私は…1人、なのだと。


「せんせー!スノウー!只今、戻りました!」
幼い声が我が家に響く。
それから数秒おいて、奥の扉から見慣れた山高帽と、赤いリボンを付けた金色─いつも思うけれど、時々琥珀色にも見えて綺麗で羨ましい─の髪が揺れて見えた。


「お帰りなさい、ドロシー。」
「えっへん。あ、教授、紅茶でも飲みます?私、買ってきたので早速!」
「それでは、お言葉に甘えるとするよ」
その言葉を聞いて私はキッチンへ向かう。
そして、食器棚から三つカップを取り出す。
最近は寒くなって来たから…温めておいたカップにしておこう。

ポットの中へ茶葉を入れる。
…そうそう、スノウがお気に入りの物を買ったんだ。
そして数分してから、紅茶をカップへ淹れる。
そして、白い粉。…ちょっと入れすぎたかなぁ。甘い香りがする。

そして私は二人がいた、書庫へそれらをはこんでゆく…。

2010-11-05 19:36:11


レグルス

でわタメ&呼び捨てであらためてよろしく♪


ドロシーちゃんが淹れた紅茶私ものみt(殴

2010-11-05 19:51:58


王梨

レグルス//
うん、よろしくね∀`

あの子の紅茶を飲むなら銀のスプーンを使おう。←

※銀のスプーンを使うと、毒が入っていた場合変色するのだ!←←

2010-11-06 01:23:25


王梨◆4

書庫の扉を蹴って開ける。…両手ふさがってるし。

「出来ましたよ~…っと」
「ありがとう、ドロシー」
「…ドロシー、扉を蹴って開ける癖を直しなさいと何時も言ってるでしょう」
私が入って来て開口一番。それはお礼の言葉と…何時も聞いている言葉だった。
「癖じゃないわ。手がふさがってるからよ」
「癖よ。何時もやってるじゃないの」
…私たちの隣には、くすりと笑う教授。

2010-11-06 01:33:38


王梨◆4

そして私達は扉の左隣にある椅子へ座る。

カップを手にとり、口元へと運ぶ。
…甘いや。
私、ホントは甘いの苦手なのに。…なんで甘いものって有るんだろ?

とりあえず、自分のは少なめに淹れておいたから飲み干した。…まだ残ってるのもあるけど、きっとスノウの中へ入っていくだろう。
…彼女、大人びてるけどかなりの甘党だし。さっき、角砂糖6コも入れてたからね。

「…ドロシー、一つ聞いても良いかな?」
「?」
教授が私の眼を見つめて言う。教授の手元には私が淹れた紅茶のカップがあるけど、一口も飲んでいない様だった。

「─ルークに逢わなかったかい?」





「…え?」 『 』

私の声とほぼ同時にどさりと何かが倒れる音がした─。

2010-11-08 15:36:06


レグルス

私も甘党だなぁ~・・・・^^


え、なに倒れた!??

2010-11-08 16:23:40


王梨

レグルス//
甘党なんだね^^
私も甘いもの好きだったけれど、最近苦手になってきたなぁ…

元から甘い紅茶に更に角砂糖6コも入れるスノウさんは強者←

2010-11-09 01:04:43


王梨◆4

「─スノウ!?」
音がした右隣へ振り向くと、スノウが倒れていた。

「スノウ!!スノウどうしたの?!しっかり!」
なんでスノウが!?
彼女はぐったりとしていて、よく見ると顔色は青ざめていた。

どうしようどうしよう、スノウが、また、スノウが…!!

「…きょ…、じゅ…」
私はどうすれば良いのか、救いを求めて教授の方を向いた。声は震えて、ちゃんと言葉になっていたのかすら怪しい。

教授は…優しく微笑んでいた。

そして横たわるスノウを見て、その視線を私へと移した。
「…大丈夫だよ、大したことはないみたいだからね。彼女を休ませてあげよう…何処か…」
教授はスノウを抱き上げて、書庫を見渡す。…そして良い場所を見つけたのか歩き出す。

「ここを借りても良いかな?」
教授はそう言って、私が頷くのを見てから彼女を大きな茶色のソファーへと寝かせ、自分の上着をスノウへ掛けた…。

「…大丈夫だよ」
私はその言葉を聞いて安心する…。

2010-11-09 01:25:48


王梨◆4

『 !!』
そして電話の呼び鈴が鳴った。
突然の事に私は驚いて、肩がビクリと動いた。

確かこの時間は…
「何なの…も、しもし?」
受話器を手に取り、耳元へ。
…少しして、教授に受話器を渡す。

「?…はい。レイトンです。今代わりました。…貴方は?」

『扉を開けて。花園へ続く扉を!』
やけに高い声が言った。
そして電話はプツリと切れた。

「花園…」
「せんせ…?あっ、」
教授は何かを考える仕草をした後、すると玄関へ向かう。

「君1人が管理しているとは言え、君の屋敷の花壇は何時も綺麗だね」
玄関扉を開けて、花壇─いえ、花園を見つめて教授は言った。

「…ありがとう、ございます」
すると教授はしゃがんで、何かを拾った。

─それは、最近よく眼にする…真っ白な封筒。

2010-11-09 01:41:29


レグルス

う~ん、私角砂糖は最高3個くらいかな?

はわわっっ!?なんかすごいことになってないっ!?スノウさんは倒れるわパニくった人から電話くるわ・・・・
展開が楽しみだ♪

2010-11-09 09:24:00


王梨

レグルス//
そしてまた二転三転しちゃうんだな、これが^^←

2010-11-13 20:49:23


王梨◆4

「!?…教授、それは…」
教授は躊躇いなく、それの封を開けた。

そこには、
「…ふむ、私あての様だね。先を読まれてる…」

─レイトン教授へ。

駒はまた一つ。倒れました。


大丈夫。どうせ足掻いても無駄です。

貴方はただ、受け入れるだけで構わない─

「せんせ…どうしよう!レミ!レミィが!!きっと犯人は次はレミィを狙ってる!私や教授は最後に《と》るつもりなんだ!この事件を…最後まで見届けさせる為にッ!!」
そう言って私は、その場へ崩れた。

それでも、教授は─また、私の眼を見て言った。

「ドロシー…ルークは?」

「…え?」

2010-11-13 21:09:32


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