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堅物刑事と貴婦人

ボリス

初めまして、ボリスです。拙い文章ですが、楽しんで頂けたら幸いです。

2010-02-02 21:43:21


はむてる

「放しません」、いわれてみたいです←エッ誰に(汗)

アメリーさん、誤解だよ~っと叫びつつ、ゴードン警部の袋の中身も気になります←オィッ

2010-05-18 23:46:28


チーズ探偵

やっぱりアメリーさんだったか…

面白い展開になってきたね~
ははははははっ(テストが終わって壊れてしまった)

2010-05-21 20:00:16


ボリス

>>茜星
頭に血が登っている状態だから難しいかもね(汗)

>>はむてるさん
放しません……って言われたいですよね~←誰かに(°・°*)
ゴードン警部の荷物の中身はスナックだったりします。小腹が空くと大変ですから

**********************
私が彼女を追いかけた時、アメリーは横断歩道をふらふらと歩いていた。前方からは車が近づいて来ている。

―――彼女は車の存在を気づいているのだろうか?

車とアメリーの距離が狭まっている。

――マズイ、このままでは………

考えるより先に体が動いていた。

「……アメリー、怪我は無いか?」

車に当たった衝撃よりも妻の安否を先に確認する。

「チェルミーさん?どうして……」

アメリーは声をあげるのがやっとだった。

――私はアメリーが無事と言う事が分かると、意識を失った。

2010-05-21 20:28:36


ボリス

>>チーズ探偵
テストお疲れ様でした(*・・*)すれ違いになってたみたいだね?
今後の展開もお楽しみに~

2010-05-21 20:41:17


town

自分もテストが....終わった~!(いろんな意味で...)
そのせいでなかなか来られないかも...

 アム 「これは...警部が妻を尾行?! まさか事件と何かが関係している?!」
 イム 「『家政婦は見た』ならぬ、『僕たちは見た』だね!」
ルーク 「いろんな意味で間違っている...」

2010-05-22 01:27:32


のーた

お久しぶりです☆
どうなるんだろう・・・と見ていたら、まさかの事故・・・!!

この話を読んでいると、まるでドラマを見ているような、そんな映像が頭に浮かびます。
頭から血を流したチェルミーが、アメリーの手を握りながら倒れた・・・そんなイメージが今あります。

お疲れの出ませんように☆
応援しています☆

2010-05-22 09:20:38


茜星

えええ…!事故!

2010-05-22 10:23:31


ボリス

>>town
townもテストお疲れ様でした。やるだけやったなら大丈夫だよ?

チェルミー「(アム達に対し)………何時からそこにいたんだ?」

>>のーた
お久しぶり~(*'ー'*)ノシ今回はアメリーさんが暴走(?)した結果、こうなったよ(汗)ドラマを見てる感覚で続きをお楽しみ下さい(*・・*)

>>茜星
事故ると色々大変だから気をつけてね?現場検証等で半日潰れるから(汗)

**********************
「チェルミー……嘘だろ?」

「何で……」

知らせを聞いた同僚達は、チェルミーの痛々しい姿に顔を青くした。

「アメリーさん、チェルミーの様子はどうですか?」

ゴードンは、アメリーに刺激を与え無いようにやんわりと聞くと、

「今、やっと落ち着いた所ですわ……私のせいでチェルミーさんが……」

「貴女のせいではありません。自分を責めるのはおよしなさい。チェルミーもそう思っている筈だ。今、貴女の出来る事は、チェルミーの手を握って目覚めるのを待っている事です。貴女が襲われて、病院に運ばれた時と同じように……」

アメリーを諭す様に言うゴードンの姿は、父親の様に優しかった。

**********

「アメリーさん、でしたわね?」

暫くして、グロスキーの恋人、ハンナが声をかけて来た。

「………今更何のようですの?」

誤解が解けていない為、敵意を露にするアメリーにハンナは慌てて言う。
「あれは本当に誤解です。私は…グロスキーさん一筋ですし」

「あの人、恋人がいる方に手を出したのね?」

憎しみを込めた目付きでチェルミーを睨む。

「だから、違いますって。チェルミーさんはいつも私にアドバイスしてくれてたんです。グロスキーさんの好みの味付けとか……」

ハンナの言う事は嘘ではなかったらしい。

「嘘よ……」

アメリーは絶句する。

「嘘ではありません。それに、途中からのろけ話になるんですよ?本当に妬けちゃうくらいに……」

ハンナは羨ましそうに続けて言った。

「アメリーさん、貴女、凄く大切にされてますよね……チェルミーさんが貴女の事を話す時、空気が優しくなるんですよ?」

「そんな……あれは私の勘違いですの?」

いつの間にかアメリーの頬から涙が伝ってチェルミーの手に落ちる。

「私が言う瞬間に、貴女が出て行ってしまうんですもの……あの後のゴードン警部の方が怖かったわ」

ハンナは、ゴードン警部の恐ろしい一面を見てしまった様だ。

「そんなに怖かったんですの?」

「ええ。とても……ハロウィンのオバケ達が逃げ出すくらいに」


わだかまりが無くなり少しずつアメリーの顔から笑顔が戻って来た。

―――チェルミーさんが目覚めたら、真っ先に謝らないといけませんわね?

ハンナが去った後、アメリーはそう思ったのだった。

2010-05-23 16:34:30


チーズ探偵

おおっ!!誤解が解けた。

2010-05-23 16:40:02


茜星

誤解が解けた・・・良かった☆

2010-05-23 19:17:00


ボリス

>>チーズ探偵
誤解がやっととけたよ~(*・・*)理想の夫婦イメージは二人揃って壁を乗り越えることかな?

>>茜星
チェルミー達二人は誤解しても必ず解ける筈だよね~(^-^)

**********************
ふわふわと漂う感覚。例えるなら海の中に一人放り出された感覚にも似ている気がする。

―――私は死んだのか?
どこまでも続く闇の中で自問自答を何回も繰り返す。

――アメリーに誤解されたままで?

――冗談じゃない。何とかしてここを抜け出さないと。

明かりを求める様に辺りを見渡すが、光は見当たらない。

……アメリーはきっと自分を責めている気がする。

アメリーの事ばかりが頭をよぎる。出会った頃の事、初めてデートした事、結婚式を挙げた事……。

色々考えていると突然、闇から光が現れる。まるで窓ガラスが割れる様に……。

眩しさのあまり目を瞑りゆっくりと、目を開ければ……お花畑。

――このまま歩いて行ってはいけない気がしてきた。

『チェルミーさん』

聞き慣れた妻の声がしたようで立ち止まると、強い力で引き戻される感覚がした。

************

「チェルミーさん」

アメリーは、愛する人の名を呼びかけるとピクリと反応した。暫くして、優しく手を握り返す。

「……っアメリー、泣いているのか?」

ゆっくりと瞼が開き、声が紡ぎ出されれば、

「泣いてなんかいませんわ……」

アメリーの声はふるえていた。

「アメリー……すまなかった。誤解を招くような事をしてしまって」

「チェルミーさん、私こそすみませんでした。……私の勘違いでこんな事に……」

――やはり自分を責めていたな。

「私にはアメリーの居ない世界の方が辛い」

私はゆっくり起き上がり、アメリーを抱き寄せて言った。

――余談だが、ハンナとアメリーは、今では茶飲み友達になったらしく、時々遊びに来ているようだ。

2010-05-25 09:21:59


茜星

かっこいいセリフだ・・・

2010-05-25 15:42:12


town

解けてよかった~!

 アム 「何だか残念のような...」
 イム 「そうでもないような...」
ルーク 「う~ん....」

いつから居たんだろう?(ルーク達?)

2010-05-25 20:15:06


ボリス

>>茜星
チェルミーにとってアメリーはかけがえの無い存在なんだよね。

チェルミー「例えるなら水が無いと魚が生きられないのと一緒だな?」

アメリー「私を水と一緒にしないで下さいまし!」

チェルミー「物の例えだt…アメリー?!」

―暫くお待ち下さい―

>>town
誤解も解けて一段落ついたよ~(*・・*)

アメリー「(アムとイムに対し)そうね……ホッとしたような残念なような、複雑な気持ちなのよね?」

ボリス「奥さん、旦那様は?」

アメリー「ふふっ少し休んでもらっていますの……」

ボリス「………そうですか。(ヤバいっ地雷踏んだ)」

**********************
※警告※
魔神の笛エピソードが少し入ります。未プレイの方はネタバレの恐れがあります。流血表現があります苦手な方はご注意下さい。


第20話―代償―

「チェルミー、病み上がりなのに大丈夫か?」

ゴードン警部は、私を気遣いながら拳銃に弾を込めていた。

「大丈夫です。……休んでいる暇はありません、奴をこの手で捕まえるんですから」

――奴というのは、指名手配犯、ルビィ・リドルだ。ビリーの相棒で、少々クセのある人間だ。

「人間、追い詰められると何をするか判らないから気をつけなさい」

安全装置を外していつでも撃てるように構えるゴードン警部。

「大丈夫ですよ。私は犯罪者には負けません。」

――後になって私は後悔をする事を知らずに………。

このヤマが片付けばチェルミー、君は警部になるんだからな?」

「はい、警部。」

―――私がしっかりしていればあんな事にはならなかったと今では思う。
「行くぞ」

私達は、出来るだけ足音を立てないように慎重に歩いた。

***********

「―――フリーズ(動くな)」

ルビィが姿を現した時に、ゴードン警部が叫んだ

「な、何でヤード(警察)がここにいるんだよっ」

ルビィは慌てて走り出した。

「待てっ」

「―――チェルミー、待ちなさい」

「今追わなくて、何時追うんですか?このままだとまた取り逃がしてしまいます!」

――じっとしている暇はない。

「チェルミー!!!」

ゴードン警部の静止を振り切ってルビィの後を追いかけた。

***********

「くっ来るなっ。そっそれ以上近づくんじゃない」

ルビィの手には小銃が握られていた。

「チェルミー、危ないっ」

―――一瞬の出来事だった。

一発

二発

三発………

「ゴードン警部っ!?」
グラリと警部の身体が倒れた。

「ぐっ………チェルミー、大丈夫か?」

「何で……私を庇ったんですか?」

「また、怪我しちまったらアメリーさんが悲しむだろう?」

「今すぐ救援を呼びます。」

私は無線を取り出して救援を呼び、上着を脱いで止血をする。

2010-05-26 23:04:01


ボリス

「不覚をとったな……チェルミー、最期の頼みを聞いてくれるか?」

「すぐに救援が来ますからそんな事言わないで下さいっ」

―――聞きたくない。


「自分でもわかってるさ。助からない事くらい……正直、死にたく無いけどね?」

自分の状態を知ってておどけてみせる。

「嫌です。警部は生きて帰るんです!」

「わがままだなぁ……上司の頼みなのに。チェルミー……お前なら立派な警部になれる。オレの……意思を継いで、スコットランドヤードを…頼……んだ……」

警部の身体がだんだん冷たくなっていく。

「警部、返事をして下さい。警部っ」

――私はまだ警部に言いたい事を伝えていません。

「ご子息や警部の奥さんが待っているんですよ?警部……」

私は必死に呼びかけていると、

「チェルミー、ゴードン警部は……」

グロスキー達が走って来た。

「グロスキー……こっちだ。急いでくれ……体温が……」

「わかった。」

てきぱきと指示を与えるグロスキーはやけに冷静に見えた。

2010-05-27 03:01:11


茜星

ご、ゴードン警部・・・!

2010-05-27 05:27:03


town

...悲しいよね....

バートンがそろそろ出てくるのかな?(そっち?)

2010-05-27 17:40:37


チーズ探偵

警部ぅぅぅぅぅぅーーー!!!(ちょっとマネしてみた)

悲しい…

2010-05-29 17:33:45


ボリス

>>茜星
正直、死なせたくなかったよ(ノ_<。)
個人的には孫や家族に囲まれて安らかに眠って欲しかったな……

>>town
バートンはスタンバイ中だよ。

バートン(少年)「出番はまだでありますか?」
ボリス「そろそろだけど……辛くない?」

バートン(少年)「辛くないと言えばウソになるであります。」

ボリス「ごめん……」

>>チーズ探偵

ボリス「ゴードン警部ぅ~」

ゴードン「二人とも叫ばないで欲しいなぁ。……天国〈うえ〉に行けないじゃないか?」

ボリス「……出番欲しいなら出すよ?(爆)」

ゴードン「考えておくよ」

**********************
「……みんな、しっかり聞いて欲しい」

沈んだ声でグロスキーは言った。

「まさか……」

レスターの顔が青ざめて来た。

「嘘……よね?グロスキー先輩……」

レイシーが崩れ落ちる。
「嘘だったらどんなに良かった事か……」

――それは、私が一番聞きたくない言葉だった。
『殉職』と言う二文字は私の心を深く抉った。

「私のせいだ………私が……」

うまく呼吸が出来ない……

「チェルミー、落ち着け。―――お前のせいじゃない。………誰か、袋を持って来てくれ!」

グロスキーはチェルミーの異変に気付いた。

「わかった。」

グロスキーの声に反応するようにコーギーは袋を取りに走った。

2010-05-31 16:59:00


はむてる

アメリーさんの誤解がとけてよかった~って思ってたら、ゴードン警部が…。

ゴードン警部ぅ(>_<)(大号泣)
(魔神の笛でも泣いてしまいました)

チェルミー刑事、ショックが大きすぎて、過呼吸をおこしたんですね…
うぉっ、また涙が~(>_<)

2010-06-01 00:47:01


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