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堅物刑事と貴婦人

ボリス

初めまして、ボリスです。拙い文章ですが、楽しんで頂けたら幸いです。

2010-02-02 21:43:21


town

オーダーメイドって結構高いよな~!
チェレミー警部すごい!

2010-03-17 20:08:03


ボリス

>>ラムネ
オーダーメイドにしたみたいだよ?

>>town
チェルミーは仕事熱心だからね~結構貯金してると思うよ?

2010-03-17 22:09:29


ボリス

―――彼女の誕生日前日
「こちらがご注文の品でございます。ご確認下さい」

私は小さな箱の中身を確認すると、注文通りの品がそこにあった。

「ありがとうございます。注文通りです。」

店主の言葉に私は答えながら代金を支払う。

「ラッピングですが、リボンと包装紙の色はどうなさいましょうか?」

「リボンはピンク色で包装紙の色は白でお願いします」

「かしこまりました。」
――――準備はすべて整った。

2010-03-18 10:52:58


のーた

おお~~~ついに・・・☆

2010-03-18 11:05:38


茜星

プレゼントが…。ついに…。
うまくいくといいね☆

2010-03-18 16:53:29


town

警部どんな言葉を言って、プレゼントを手渡すんだろう?

2010-03-18 17:33:09


ボリス

>>のーた
遂に渡す時が来ましたよっ(^-^)

>>茜星
そうだね~うまく渡せるといいね?

>>town
チェルミーならストレートに言いそうだよね?

**********************
――彼女の誕生日当日。
「アメリーさん。お渡ししたい物があります」

「何でしょう?」

いつもの場所で私は彼女に話を切り出した。

「――突然お呼び立てしてすみません……お誕生日おめでとうございます」

私はアメリーさんに小さな箱を渡す。

「チェルミーさん、覚えていてくださったんですね?嬉しいです。……開けてみても良いですか?」

「もちろんです。」

アメリーさんは嬉しそうに小箱を開け始める。

「チェルミーさん、素敵なブローチをありがとうございます。」

箱を開ければ、ムーンストーンのブローチが彼女を出迎えた。

「―――貴女に似合うと思いまして」

今、私の顔は真っ赤だと思う。

「チェルミーさん、大切にしますね?」

彼女は花が咲いたような笑顔を私に向けてくれたのだった。

********

「だいぶ形になってきたね?」

彼女が編んでいる物が形になりつつある。

「ええ、そうですね。でもまだまだですわ」

アメリーはくすりと笑う。

「あと少しだね?」

「チェルミーさん、お聞きしても宜しいかしら?」

―――彼女は突然あの頃の様に聞いてくる。

「なんだい?アメリーさん」

「―――…子供はお好きですか?」

私は、あまりにも突然だった為に固まってしまった。

2010-03-18 21:46:18


town

まさか嫌い...なのか? (おいおい...)

2010-03-19 00:28:27


茜星

プレゼントうまくいってよかった!

2010-03-19 07:36:21


のーた

プレゼント、気に入ってくれて良かったね☆
・・・読んでいるこっちはドキドキだよ!?

2010-03-19 08:14:25


ボリス

>>town
チェルミーの場合、子供の扱いがわからないだけかも知れない………

>>茜星
本当に良かったよね~ちなみにムーンストーンは恋人達の石とも呼ばれています。

>>のーた
ちなみにブローチはアメリーの大事な宝物の一つになったのは確かだよ?実は、書いてるこっちもドキドキしてたりします(笑)……ラブストーリーは難しいね(-_-;)

**********************
「子…供?」

やっと出た声が動揺している。

「もしかして、お嫌いですか?」

悲しげに言うアメリーに、

「そんな事無いさ。アメリー……まさかっ」

「順調ですって、お医者さまが……」

「で、どっちだい?」

「気が早すぎですよ?」
私の言葉にアメリーは笑いながら答える。

「ベビーベッドとか揃えなくては……」

私はまだ見ぬ我が子を思いながら言った。

2010-03-19 10:38:24


のーた

きゃーーー☆ドキドキするなあ、もう(笑)
おめでとう!!チェルミー!!

2010-03-19 10:45:33


town

どんな子供だろう....?
(将来...バートンの部下になったり?!)

2010-03-19 10:48:39


ボリス

>>のーた
ドキドキさせっぱなしでごめんね~(笑)


>>town
うーん、子供はチェルミーを小さくした表情豊かな男の子か、アメリー似の女の子……どっちにしようかな?

ちなみに、バートンの部下になった場合、

子供「私、父のように頑張りますね?」

バ「宜しくであります。でも、警部みたくならないで欲しいであります……強行突破とか……強引な捜査とか……」

チ「バートン……他に言う事はないか?」

バ「警部、いつからそこに……」

チ「始めからだ。」

子供「………。」

うん、色んな意味で凄いや。

※本編と関係ありません※

2010-03-19 12:29:13


のーた

本当だ・・・ある意味凄い・・・(笑)

2010-03-19 13:42:43


ボリス

>>のーた
うん、グダクダでごめんね~(汗)

**********************
第8話~プロポーズ~

―――ピシリとしたワイシャツに身を包み、ネクタイをしめた後、

「……少しきつくし過ぎたかな?」

鏡の前で最終チェックをする。

やっぱり緊張する。遂にこの日が来てしまった。
上着を着て、内ポケットを確認する。

―――指輪はちゃんとある。

「――…忘れ物は無いよな?」

――約束の時間までまだ時間がある。

「アメリーさん、受け取ってくれるといいな……」

―――途中で花を買って行こう。

私は戸締まりをしてドアに鍵をかけていつもの場所に向かった。

2010-03-19 21:10:21


チーズ探偵

ぷ、ぷ、プロポーズだと~~~~~~~~~~~~~~!?
(また叫んだ私…)

2010-03-19 22:18:42


ボリス

>>チーズ探偵
そうだよぉおぉ(絶叫し返す)

ぜぇ……はぁ………

**********************
「うわーん……ママぁ~」

花屋に向かう途中で男の子が泣いていた。

―――見過ごせない。親はドコに行ったんだ?

「………ママとはぐれたのかい?」

こんな時に限って………
「う゛ん……ひっく……ママ……に会いだい……」

「――そうだよな。一緒に探そうか……」

つくづく自分の身を呪った。

「おじさん、さがしてくれ、るの……?」

おじさんと言う言葉にショックを受けつつ、

「見つかるまでな?」

―――アメリーさん、すみません……貴女に会うのが遅くなりそうです。

2010-03-19 22:54:05


茜星

ちゃんと助けてあげるチェルミーは偉いなあ。

2010-03-20 10:52:35


ボリス

「おじさん、ありがとう」

にぱっと笑う顔は誰かに似ている。嵌められた気がするのは気のせいだろうか…?

「あぁ。気にするな……」

くしゃりと頭を撫でてやれば、

「おじさん、なんだかパパみたい……」

まだ結婚すらしていないのに………。その2文字は私には衝撃が強かった。

「………そうか?」

「うん。」

―――私は複雑な気持ちになった。

「―――…ところで、君の名前は?」

「ぼくの名前は―――……」

その名前を聞いた時、良い名前だと思った。

2010-03-20 11:01:29


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