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親愛なるエルシャールへ

Ella

前の小説が完結できなかったのが心残りで、新しい小説を書こうと思います!!

初めましての方
初めまして!!Ellaです☆

小説はまだまだ初心者ですが、温かく見守ってくださるとうれしいです。


そして、お久しぶりの方へ

前回の悪の花は完結できませんでした。
それが悔しくて悔しくて…。

なので、気持ちを新たに頑張りたいと思います!!

こんな小説しか書けませんが、よろしくお願いします。

さて。

皆様は覚えているでしょうか?

レイトンに恋人がいたこと。
その恋人の名はクレアと言うこと。
そして彼女は若くして亡くなってしまった事…。

そんなレイトンとクレアのことを第三者の目線をも交えた話になっています。

ネタばれが含まれると思います。

では、よろしくお願いします。

2010-01-28 22:21:54


紐子

おっ久~☆←来なかったのが悪い
なんか、小説掲示板の方も、画像が置けるようになったみたいだね!すげいっ!

序幕が終わった~!
これからも、更新頑張って☆
(長文失礼!)

2010-03-20 12:09:53


Ella

>紐子へ
久しぶり!!

いやいや、私もなかなか更新できずじまいだからね(汗)
応援ありがとう^^

2010-03-21 20:04:27


Ella

なんか、はじめのほうはオリキャラに話させてて「これ、レイトン小説なのか…?」

…と、疑問に思った方。
大丈夫です。この章の次くらいで本題(手紙のことですね)をやりますから。

前置きが長いんです。

あと、この小説には【1章】とかがありません。
むしろ、章のサブタイトルがそのまま章の名前だったりします…。

わかりにくいですがね…。

あっ、ちなみにテイラーとはグレースの苗字です。

【悲劇の日】

1.

「……ふぅ」
私の口からはつい息が漏れていた。なんとか記事が書きあがったのだ。

「あら。よかったわね、テイラー」
私の前のデスクの先輩が言う。
私が終わったのが見えていたのかしら。

しばらくパソコンの画面を見てから、
「うん、いいわね」

私は少し恥ずかしかった。思っていることを言われるのって苦手だわ。

「じゃ、これで明日のコラムができたわね。今、下に印刷の人が行ったからいそいで行ってらっしゃい」
「は、はい」

私は飛ぶようにエレベーターのところへ跳ねていった。


入社1年目。
イギリスでは有名な大手ロンドンタイムズの記者をして1年目。

記者、といっても報道はしていないの。

新聞の隅っこのほうにあるコラムなんかを書くのが私の仕事。

もともとそういうことを書くのが好きだった私にこんな仕事もある、と紹介してくれたのがクレアだった。

クレアはレイトンに聞いたらしいのだけれど。

まだまだ新人だけど、結構この仕事には慣れたような気がする。

時には失敗したりするけど、でもクレアが励ましてくれる。

レイトンが色々アドバイスしてくれる。

私はそんな友人2人によって支えられている。

だからこの仕事は大好き。
私の生きがいそのものなの!

いつものように印刷屋さんにお願いをして、戻ってくるとなんだか同じ階にある報道部にあわただしい雰囲気に包まれていた。

すぐさま先輩に聞いてみた。
「なんか、あったんですか?」
「あぁ、なんか爆発事故があったらしいのよ。火事になって、隣のアパートまで燃えたらしいわ」

そんなアパートがあるところで爆発事故?いったい何なのかしら?

「何処であったんですか?アパートがあるところで爆発事故なんて…」

「そうね。聞いたところだと、フェリオン通りらしいわね」

フェリオン通り?
そこはクレアがいる実験室があるところよ。

まさか。

その時、向こうのほうから大声で誰かが叫んでいた。きっと報道部の人だと思うけど。

「大ニュースですよ!!爆発事故で怪我人が出たようです!!」

こっちからも聞こえる。私は不安とあせりとがぶつかっていた。

「本当か!?」
「はい。名前はクレア・フォーリー。27歳の女性―――――」



…ウソデショウ?



さっきのひとは確かにクレア・フォーリーっていってたわ。まさかクレア!?



オネガイ、チガウトイッテ…。



私は気付けば回れ後ろをして出口に向かっていた。

「ち、ちょっとテイラー!!」

先輩が叫ぶ。

「すみません!!私、外出してきます!!」

私は大声で叫んで現場へ走っていった。


********************
通りの名前は適当です。

2010-03-21 20:13:35


Louis

お久しぶりですvv
なかなかこれなくてすみませんでした!!
頑張って読ましてもらいました(笑)

クレアの爆発事故が出てきましてね。続きがワクワクです♪

2010-03-21 20:30:25


桔梗

お久しぶりです!
なかなかコメントできなくてごめんなさい!
これからもがんばってください!

2010-03-21 20:56:15


lemon

グレースさん、走るんだぁ! 親友の一大事!!
クレアとレイトンの紹介で新聞記者かぁ……私も、新聞記者やってみたいな。
更新頑張ってね[s:0013]

2010-03-21 22:09:39


茜星

クレア…!!
爆発事故が…っっ!

2010-03-22 07:48:26


riddle

お久しぶりです!
ぁあ、クレアさんが[d:0210]グレースさん急いで下さい。
片仮名だと結構雰囲気出るねんだね☆凄いです[d:0150]

更新頑張ってね♪

2010-03-22 08:13:04


チーズ探偵

クレアさんがぁぁぁぁぁっ!!
グレースさん、急いでーー!!

2010-03-22 09:53:10


澪(元りの)

はじめまして♫澪といいます。とっても読みやすくて上手ですね!尊敬します。ホントに。

2010-03-24 11:06:37


Ella

いやぁ、グレース走りますねっ!
これじゃ、『走れメ●ス』みたいですね。
“グレースは友のために走った…”
…みたいな(笑)

面白かったので、(←勝手)この章の隠れサブタイトルは、『走れ、グレース!』になりました…。


あとですね。

前の更新、矛盾点がありませんか??

けが人が出ている…って、どうして知ったんでしょう、この人。

クレアは確かあの場所で時間旅行したはずじゃ…。

…。でも、ここだけ見逃してくださいっ!!

お願いします。すいませんでした。

次、コメ返ししますっ!!

2010-03-24 19:35:37


Ella

>>Louisさん
お久しぶりですっ♪
私もなかなか行けなくてすみませんでした。
クレアの爆発事故ですね…。悲しいお話ですよ…。

続きも頑張りますよ!!

>>桔梗さん
お久しぶりです♪

私もなかなか更新できず、皆様の所にも行けず本当にすみません。
ありがとうございます!頑張らせていただきます(笑)

>>lemon
親友のためにグレースは走る…。
書いてるこっちが恥ずかしくなるなぁ…。
グレ「…」

私も新聞記者やってみたいなぁ☆

>>茜星さん
あぁ…クレアが大変なんです!!
急ぎましょう!グレース!!

グレ「わかっているわよ!!」

>>riddle
お久しぶりっ!!
ごめんなさい、あまり顔出さずにいて…。
クレアのために走ったのに、それが報われなかったなんて…。悲しいよね…。

こういうシーンはよくカタカナ使うかな?気が狂った時とかにも使うよ。

グレ「まともに聞いたら結構怖いこと言ってるわよ、Ella」

>>チーズ探偵
クレアが大変なのよ!!
グレースは走るけど、でも…。

あぁ、悲しいお話だよね…。

>>澪さん
初めまして、Ellaです。
読みやすい??この小説が??
ありがとうございます。そういってもらえるとすごくうれしいです!!

尊敬??またもやうれしすぎる言葉をっ…!
ありがとうございます。
でも、私なんかより尊敬する方々はたくさんいらっしゃいますよ。

2010-03-24 19:58:26


Ella

2.


私は自分が見ている光景が信じられなかった。

消防車のサイレン。
泣き叫ぶ子供。
大声を張り上げる大人。
ただただ立ち尽くす私。

炎はアパートを焼き尽くし、力は衰えることを知らない。

そこは私が知っている通りとは別の場所になっていた。

私は自分の目がみている光景を理解するのにかなりの時間が必要だった。

ちゃんと考えられるようになってから私はクレアが通っている実験室の方向に足を向けた。

ドアを開ければクレアが笑顔で向かえてくれるはず。

『どうしたの、グレース。あなた会社は?とりあえずコーヒー飲む?』

そう言ってコーヒー豆の香りがするはず。

でも、何でだろう。
それが普通なのに、一歩一歩進むたびにその自信が薄れていく。

クレアが存在しているのかもわからなくなっていく。


どうして?

2010-03-24 20:00:32


Ella

ビルの前には消防車が2台停まっていて必死に炎に向けて水をかける。

私は立ちすくんでしまった。

クレアの実験室から炎が上がっていたのだ。

この時間だとクレアがいるはず。だから、彼女は――――。

頭の中には何も考えていなかった。

いや、考えられなかった。

ただなぜか私の頭の中にはぐるぐるとクレアが私に向けてくれたクレアの顔が回っていた。

なによ、まるで死んじゃったみたいじゃない!!

私はふらふらとビルの入り口に吸い込まれていったと思う。

その時には自分が歩いているという感覚がなかったから正しいことはわからないけど。

その時だった。

誰かが私の手首をつかんだのだ。ものすごく強い力だった。

どこかでガラスの割れる音がした。それと同時に私は我にかえった。

私の意識が自分の体に戻ってきたような気がした。

はっとにて振り返ると“彼”がいた。

「……レイトン?」

2010-03-24 20:46:10


Ella

レイトンはものすごく真剣な顔をしていた。でも、角度を変えたらきっと悲しい顔をしていたに違いない。

まだあまりなれていないシルクハットを被った彼は私の手首を引っ張った。

そのちからは本当に手首が曲がるかと思うくらいに痛かった。

「いたい、痛いってばっ!!」
「どうして中に入ろうとしたんだっ!!グレース」

少し落ち着いたように聞こえるが、でも怒りが込められたレイトンの言葉。

入ろうとしたのは自分でもわからないわよ。でも、ひとつだけ知りたいことがある。

「レイトン、クレアは?クレアは死んでないわよね!?」

子供のように私はレイトンにしがみついて大声で聞いた。

その言葉を聞いたレイトンの表情はとても悲しい表情だった。こんなレイトンの表情を私はみたことがなかった。

「……」
「まさか、まさかそんなことないでしょう!?」

レイトンは淡々と喋り出した。

「それが、わからないんだ。爆発したのは確かにクレアがいる実験室だ。しかし、彼女はまだ―――――」

それきり、彼は口を閉ざしてしまった。
「……嘘でしょう?」
「私はこんな嘘つけるはずがないだろう」

私はビルを見上げた。炎はさっきに比べると勢力を抑えていた。

なんで…。どうして…。

私の目からは水が流れていた。

悲しみの水が。

その水は頬を伝い、やがて地面に落ちていた。

レイトンが目の前にいるのに私の蛇口は壊れてしまったようね。もう、止められない。

そのうち大声で子供みたいに泣き叫んだ。

もう、人がいるとかどうだの問題ではなかった。すごく、すごく悲しいのだ。

クレア…クレア…。
『さようなら』くらい、言わせてくれたってよかったのに。

泣き叫ぶ私をレイトンが抱き寄せてくれた。私は彼の中でおいおい泣いていた。

その時、私の頭の上で水が落ちたような覚えがあったのはもっと後になってからだった。


**********************

はい、【悲劇の日】終了です。
次は登場人物の紹介をしてから、次の章へ行きます!!

2010-03-24 22:09:22


lemon

結構強がりだと思ってたのになぁ、グレースさん。やっぱり親友の死には耐えられないか……
ク「あ、分かるよ……ったく、さよならぐらい言わせろよな、アイツ」

エ「あんた達の関係、親友の域を越してるわよ」

ク「あ、そっか」

カ「……?」


なんか……最後の方、感動しそう[s:0366]

2010-03-24 23:21:23


茜星

クレアーーーっ!
泣きそう…。

2010-03-25 07:51:59


town

はじめまして! 
グレースさんとレイトンの気持ちが伝わってきます.....

2010-03-25 09:10:51


Ella

お久しぶりです。

*lemon*
グレースは強がりだね。絶対。
でも、クレアといるときは結構やわらかい性格にしたかった…。

感動を目指したいなぁ…。できないのが現状だけどね…。

*茜星さん*
泣いちゃってください!!(殴
感動物って、難しいですね…。

*townさん*
初めまして。
本当ですか??ありがとうございます!!

2010-04-10 12:57:08


Ella

キャラ紹介は次にまわします。
すいませんっ。

さぁ、次の章です。
すごく短いですが…。

時は戻って現代です。



【再会】

1.

はっと気がつけば、バスは終点のすぐそばまで来ていた。

バスから降りると、大きな建物が私の目の前に現れたの。

また会ったわね、グレッセンヘラーカレッジ。あなたに会うのはレイトンが教授になったとき以来ね。

私は以前、レイトンが教授に就任した時に取材に行った事があるの。

こうしてみると、学生だった頃を思い出すわね。懐かしいわ、何もかもが。

…なんだか、おばさんみたいだわ。やめましょう、こんな台詞私に似合わないわ。

ふぅ、と息を吐いてから私は大学の建物に入っていった。

2010-04-10 12:59:53


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