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クロウの過去

みさと

※流血表現・グロテスクな表現を含みます。苦手な方は閲覧を控えることをお勧めします!!!

えーと初小説です!下手ですけど宜しければ読んでください!「魔人の笛」のストーリーで市場にはつぶれた工場で働いていた人たちの子供が集まっているというセリフがあったのでそのエピソードっぽく書いてみました。

第一章 現実
 クロウは父親の顔を見たまま声を発することができなかった。
「どういうこと…あなた…」
母親が、父に問う声がかすかに聞こえる・・
・。

 ―時間は今日、9月6日の午前に戻る。
「母さん!」
クロウは家の階段を勢いよく駆け降りた。
「どうしたの?そんなに急いで?」
台所の母がにっこりとほほ笑んだ。
「今日オレ、17になるだろ?だからマリリンの家に集まろうってみんなが。」
誕生日やパーティという言葉を言うのが少し恥ずかしくなってクロウは言葉を選びながら言った。
「まあ、今年も?ほんと、クロウはいい友達をもって、しあわせね。」
「ああ。本当にな。まあ・・・これも親父が工場で働いてくれてたおかげってやつか。」
「ふふっ。そうかもね。それで?今から行くの?マリリンちゃんの家に。」
「そうだよ。夕方までに帰ってくるから、それまでに今夜の準備、しといてくれよな!」
「分かったわよ。いってらっしゃい。」
「いってきます!」
クロウは玄関を飛び出した。クロウは毎年毎年、誕生日をすごく楽しみにしていた。自分では人にはあまりこの気持ちが分からないようにしているつもりだが、みんなにはバレバレだった。いつもより走るスピードが速くなる―。そして、やっと、マリリンの家に、着いた。
コンコン 
ドアを軽くノックした。数秒の間をおいてドアが開き、マリリンが顔を出した。
「あっ、クロウいらっしゃーい!もうみんな集まってるわよ!」
「あ…ああ…ありがとう…おじゃましまーす・・・・。」
「クロウ、大丈夫?すごく息切れしてるみたいだけど。」
「大丈夫だ…。それよりみんなのところに行こう。」
クロウとマリリンは階段を上がった。奥の部屋から声が聞こえてくる。その扉をあけると…
「「「「「「「「クロウ!誕生日おめでとーーーーーーー!!!!」」」」」」」」
みんながクロウを迎えてくれた。クロウはみんなに向けて「ありがとうな!」と言って笑った。
「お前ももう17なんだよな。」
「オイラは誕生日ってあんまりうれしくないよ。だって20歳になったらタフィーばあさんのアメが食べられなくなっちゃうよ…。」
「姉ちゃんはね~クロウにすっごいもの持ってきてるんだよ~。」
「こらっ。ポコ!言うな!」
「僕も自分なりにプレゼント持ってきたんだよねぇ。」
「オレも持ってきたぞ。考えるの、めんどくさかったけど。」
上から順に、ルイス、ゴン、ポコ、ポエム、モノリー、プチっクだ。マリリンが言った。
「はいはいはーい!じゃあこれからクロウの誕生日会始めるわよー!」・・・・・・・

 それから3時間後、クロウはみんなにお礼を言ってマリリンの家を出た。手に、みんなからのプレゼントを持って。
「ただいまー。」
「あら。お帰り、クロウ。どうだった?」
「楽しかったよ。いろんな物貰ったし。じゃあ次は家族で、な」
そう言ってクロウは自分の部屋に戻った。

母親が一階から御飯だよ、とクロウを呼ぶまでの時間がいつもより長く感じられた。やっと呼ばれたときには、さっきと同様、クロウは階段を駆け降りた。もうすでに父も帰ってきていた。
「お帰り」
「おう、ただいま。クロウ」
…そんな会話をしているときは、クロウはまだ気付いていなかった。これから自分が最悪の話を耳にすることを…。

「「クロウ誕生日おめでとう!」」
今日2回目の、祝福の言葉だった。
「ありがとう」
「はい。プレゼントよ。大事に使ってね?…あなたは何にしたの?プレゼント。」
父親はその言葉に少しビクッとしてから、
「あ、あ…ああ、ご、ごめんなクロウ。父さん今年はプレゼント買えなかったんだ。」
「ああ。そうなのか。いいよ、別に」
平気を装ってクロウは言った。でも内心は結構ショックだったが。
「あらそうなの・・・。でもクロウ、許してあげてね?お父さんも悪気があった訳ではないみたいだし。…ほら!料理を食べましょ!」
「ああ。」
クロウは返事をして母の作ったスープを飲んだ。
「うまいよ!母さん!」
「そう?良かったわ。」
母とクロウがそんな会話をしていると。
「なあ。」
父が急に口を開いた。
「どうしたの?あなた?」
「大事な話なんだ。」
「ん?」
父の口調から相当大事な話だと悟った母とクロウは食べるのをやめて、父親の顔を見つめた。
父は決心がついたように息を吸い、こう言った―。

「父さん、工場をクビになったんだ。」
「え…。」
クロウは父親の顔を見たまま声を発することができなかった。
「どういうこと…あなた…」
母親が、父に問う声がかすかに聞こえる・・
・。

さて!こんな感じです!コメント待ってます

2010-01-05 17:49:34


うそぉーーーーーーーーーーーー!!!!

はっ、失礼しました。始めまして!
みさとさんは小説を書くのがとても上手いですね!
クロウの悲しい過去がどんどん頭に浮かんできます……

いきなりですがタメ・呼び捨てOKですか?私はOKです!

続き楽しみにしてます!頑張ってください!

2010-01-21 17:32:50


みさと

み・・・皆ありがとう!!すごく嬉しいよ!!
遜さん、タメ&呼び捨てOKですよ!チーズ、瑠依☆彡、遜よろしく!更新頑張るね(^O^)/

2010-01-21 21:13:34


みさと

よし!更新するぞ~

第四章 闇

 「なんで・・・なんでだよ!?」
クロウは母の腕を掴んで叫んだ。涙が止まらなかった。今は、目の前の現実を受け入れることも、深く考える余裕も全くなかった。
―すると、玄関のチャイムが鳴った。
「―クロウ―居る?さっき声が・・・」
どこかで聞いたことのある声。女の声だ。でも思い出せない。だけど。母ではないことは確かだった。
―だけど辛くて。親の亡骸を目の前にして、一人でいるのがとても辛くて。クロウは震える足を無理やり立たせ、玄関に向かった。
「・・・はい・・・」
「あ・・・クロウ。どうしたの?さっき叫び声がしたわよ。」
そこに居たのはマリリンだった。ひどく心配しているようだった。クロウは欠伸をするふりをして下を向いて、急いで涙を拭き、顔をあげた。心配した表情、その中に、別の表情があることにクロウは気が付いた。
―どこか、曇って見える。いつもあんなに明るいマリリンの顔がどこか曇っているように見えるのだ。―あ・・・そうか。
「昨日!」
「え?」
「昨日!お前の父さん、なんか言ってなかったか?」
「・・・」
マリリンの表情がもっと曇った。
「そっか・・・。クロウのお父さんも工場で働いてる・・・働いてたのよね・・・。私も昨日言われたわ。パパに。まだ信じ切れてないわよ・・・。もしかして、クロウはついさっき、言われたとか・・・?」
今度は、クロウの表情が曇った。
「いや。俺も昨日言われたよ。今は・・・」
「どうしたのよ?」
「・・・家に入ってみればわかる・・・」
不審な顔をして、マリリンは家の中に入った。次の瞬間、
「―――――っっっ!!」
声にならない叫び声があがった。マリリンもようやく事情が呑み込めたようだ。
「どういうこと・・・」
「分からない。ただ、俺が朝起きたらこんなことに・・・。でもたぶん、解雇されたショックで父さんはこうなったんだと思う。母さんも同じで、二人とも自殺だと思う。手首に―ほら。傷があるから・・・」
また、涙が溢れてきた。でも、今度は一人ではない。その証拠に、マリリンがクロウの肩にやさしく手を置いた。そして、
「悲しいのは分かる。私だって悲しい。でもクロウのことだから、私が軽々しく元気出してなんて、言えないけど・・・」
マリリンはクロウに向かって笑った。
「私たちが・・・。何か行動を起こさなきゃ!皆と一緒に、ね!」

なんかラブストーリー(?)っぽくなっちゃったよ~(>_<)でも違うよっ!マリリンが来た理由は、市場の子供たちのなかで2番目に(1番はクロウ)頼りがいがありそうだったからだよ(^_^;) コメ待ってるね。

2010-01-22 16:47:06


チーズ

マリリンがすごく優しいね。

続きも楽しみにしてるよ!!

2010-01-22 21:26:34


みさと

チーズ、ありがとう!ちなみに、第一章でマリリンがクロウに渡したプレゼントって何がいいかな?考えてみようよ!

2010-01-23 09:10:33


チーズ

マリリンがクロウに渡したプレゼント・・・

あっ、そうだ。『魔神の笛』の時に身につけていたマフラーとか良いんじゃない?

2010-01-23 10:53:08


瑠依☆彡

あっ!それいいかもね(*^_^*)似合いそう!!!!

更新待ってるよ(^^♪

2010-01-23 11:51:33


蘇芳

はじめまして。小説面白いです。これからも閲覧させていただきます。タメおkですか?ボクはおkです。よろしくお願いします。

2010-01-23 12:02:49


みさと

チーズ>おおっ!!いいね(^O^)/私全然思いつかなかった~。すごい!!
瑠依☆彡>だよね!そう思うよね!!!
蘇芳さん>初めまして!タメOKだよ!呼び捨てもOK?私はOKだよ!

では・・・今日は無理ですが、これからも更新頑張るよ!!よろしくね~

2010-01-24 22:05:57


みさと

遅くなりました!では続きを…

第5章 光

この時のクロウにとって、マリリンの言葉は、ものすごく励みになった。
(そうだよな。このまま落ち込んでたってどうしようもないんだ。俺には仲間がいる。一人じゃない―。)
そう思えた。そしてマリリンに
「ありがとう。」
と言って笑った。
「良かったあ」
マリリンが言った。そしてもう一度、クロウの肩に手を置いて、
「じゃあまずは…皆に事情を話さなきゃ。あっ。でも…」
「?」
「朝、食べてないよね?なんか作ろうか?」
―・・・・・
「ありがとな!なんか、元気出たかも。」
朝食を食べ終えて、クロウは言った。
「料理は結構自信あるのよ。…じゃあ皆に会いに行こう。」
マリリンはそう言って席を立った。クロウも続いて席を立ち、二人で、クロウの母と父に手を合わせた。クロウは心の中で言った。
(親父、母さん…今まで、育ててくれてありがとう。親父みたいに強く、母さんみたいに人にやさしく生きるよ―。」
そして、外に足を踏み出した。
今日は短いです!コメ待ってます(^O^)/

2010-02-15 17:14:03


Halley(元遜)

ぎゃふん!マリリン頼りになる~!
私マリリンがいたら一生生きていける気がする……(そんな大げさな…)

2010-02-15 17:18:05


twon

マリリンってお母さんみたいですね。

2010-02-15 17:57:17


チーズ探偵(元チーズ)

マリリンやさしいね。

2010-02-16 16:26:47


みさと

ども~!
Haiiey>この小説のマリリンはおねえさん系だからねっ!
twon>お母さんみたいかなっ!あ、あとタメ&呼び捨てOKだからね~!
チーズ探偵>だよね~!私も書いてて思ったよ!(おい)

さあて!更新しますね!

第6章 勇気を

あれから数分後。クロウとマリリン、その友人たちは街の広場にいた。クロウの家を出てから、友達の家を訪ねて歩いたのだ。
重い空気の中、マリリンが切り出した。
「えと…!皆朝早くからごめんね。あ、あの…。ちょっと話したいことがあって…。」
「…昨日の、こと…?」
バジャーが言った。
「そ、そう。皆も、もう教えてもらった?」
全員が静かにうなずいた。
「わ、私も、昨日教えてもらったの。そ、それでね…。クロウ、ほら」
「………。」
クロウは、話そうとしたのだ。しかし、話しだそうとしたクロウの喉に熱いものがこみ上げてきて、言葉の邪魔をした。
「あ…!ご、ごめん。言いづらいよね。私が言うね。あのね、私、さっき、クロウの家に行ったの。そしたらね、その…。クロウのお父さんとお母さんが…。亡くなってたの。」
「………!!!」
全員が息をのんだ。
「私もそう思うし、クロウも言ってるけど、昨日のショックで、自殺―だと、思う。」
マリリンが話している間ずっと、クロウはうつむき、黙っていた。どうにか涙をこらえることはできたが、口を開くことはできない。―、今、顔をあげたら、みんなどんな顔をしているのだろう。顔を上げるのが怖い―。
   すると。
「…俺達でよければ、力になる!」
ルイスが言った。その、思いも書けない言葉に、思わずクロウはバッと、顔をあげた。
「え…。」
呆然としていると、
「オイラも!」
「ア、アタイも、できることがあれば!」
「俺も~。」
「僕も手伝うよぉ。」
「俺も、できる限りの、こと、は。」
「俺も協力するぜ。めんどくせえとか言ってられる問題じゃねえしな。」
皆が、笑顔だった。その笑顔を見ていると沈んでいた心は救われ、軽くなった。マリリンはその様子を見ると、だれにも負けないような笑顔で言った。
「そう言うって、信じてた!クロウ!皆でガンバろっ!」
クロウの喉に、熱いものがこみ上げてきた。でもそれはさっきと違って、ただ痛いだけではなく、心にしみるような、そんな気がした。そして、言葉が漏れる。
「お前ら、本当ありがとうな!!」

さてさて、今日中にまた来ますね!では~!

2010-03-11 18:35:53


town

仲間っていいな~と感じられるね!

2010-03-11 20:24:27


みさと

来ましたよ♪えっと、この時のミストハレリ警察署の署長は、ジェイクスではありませんので!

第7章 集結

それから、皆でクロウの家に行った。友人の親の亡骸を見て、友は深く悲しみ、手を合わせた。一刻も早く、楽にしてあげたい。そんな思いから、だれからともなく、ミストハレリの警察署へ向かうのだった。
 警察署の警官、署長は、子供たちから事情を聞くと、力になれなくてすまない、と謝ってくれた。その親身な態度にクロウは心を強く打たれた。そして、その数時間後には、親の姿はもう見ることができなくなっていた。やっぱりつらかった。もう親には会えない…。そんな思いが頭がよぎる。周りに自分の友人がいなかったら、思いっきり泣いていたと思う。しかし、素直になれなかった。だから―。皆に分からないように、静かに涙を流した。そして、心の中で呼び掛ける
(親父、母さん。あっちで元気でな。泣くのは今日で最後だ。これから、新しい一歩を踏み出していくよ)

また、子供たちだけの時間がやってきた。マリリンが言う。
「…クロウのお母さんたちに心配かけないように、私たちもなにか始めなきゃ。」
「でもどうするの?」
ポエムだ。皆が、うーん、と考え込む。すると出し抜けにクロウが言った。
「…これはもともと俺の問題だ。それに、お前らにはすごく励まされた。…だから、これは、俺に考えさせてくれ。でも今すぐには思いつかないから、明日まで時間をくれないか?」
少しの間。そして。
「いいよ!頑張ってね!クロウ!」
皆がそう言ってくれた。その時地平線に浮かんでいた夕日はまさに燃えているようで、その温かな光は、小さな町の、子供たちの絆を深く、厚くし、また、新しい一歩を踏み出すことの大切さを教えてくれた。

その日の夜。満月だった。クロウの寝室の窓に月明かりはさし、窓の外を見つめながらクロウは考えていた。
(新しいこと…。新しい何か…。)
必死に考えているのだが、どうしても家族との思い出ばかりが頭をよぎる。
(…だめだ。)
そう思って、ベッドに横になる。目を閉じる―。瞬間、頭に電光が走った。
(そうだ!)
―鳥は楽園を求めるものに道を示すため太陽に向かい羽ばたく―
黄金宮の伝説にある一節だ。黄金宮の伝説については、小さいころから、よく親に聞かされていたのだ。
(ハハ…。親父、母さん、また、頼っちまったな。やっぱりおれはまだ、一人じゃ何もできないらしいな。最後までありがとよ)
そして、いつの間にか眠っていた。

あれから数年。町の市場にはカラスがいた。
そう「黒カラス」カラスはあるものを求めてやってきた者たちを惑わせる。町で噂になってはいるが、彼の正体は誰も知らない。本当に「彼」なのかも、何も知らない。
しかし、今日、午前中に3人の客がやってきた。そして、その客だけが、黒カラスの正体を知ることになる。
「あんた、本当にすごいんだな。そこまで見抜かれたのは初めてだ。俺の名前は―。」

終わり

完結編でした。今まで見てくださった皆様、本当にありがとうございました!

2010-03-11 20:45:04


ボリス

完結おめでとうございますm(__)m

2010-03-12 11:32:46


フレア

みさとさん!
小説とても面白かったです[d:0160]

2010-03-12 14:27:14


town

黄金宮の伝説がここに出てくるとは!

おもしろかったよ~! 完結おめでとう!

2010-03-12 15:53:48


みさと

ボリスさん>ありがとうございます~♪
フレアさん>そうですか!?ありがとうございます!
townさん>魔神の笛のストーリーのレイトンとクロウの会話で言ってるよ!見てみてね!面白かったですか?ありがとっ!

2010-03-12 17:58:15


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