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レイトン教授と双子の少年

ウィザー

私の小説を読んでくだっさている皆さん、はじめまして。 レイトン教授ファンのウィザーといいます。 将来、作家を目指している者です。 まだまだ、初心者ですが、この作品の感想をいただければ嬉しいです。

2009-12-29 16:32:44


桔梗

なんか最後は、兄弟げんかで子供らしいね(笑)読んで思わず笑っちゃった。
続きも楽しみにしてるよ!

2010-01-28 17:49:52


レイ…可哀想に…無理やり女装…プフッ(←実は少し笑っている奴)

私はレイの気持ちは良く分からないけど…
男装しろって言われたらそれぐらいブチギレるかな?

キレて暴力振るう時点で男っぽいけど。

続きも頑張ってね!

2010-01-28 18:02:48


ウィザー

~桔梗~
いくら優秀でも、本当は普通の兄弟だった・・・・・・ということを伝えたかったんだ。
いくら優秀でも、特別な人間ではなかった、みたいなね。
実は、あと2回ぐらいで、この小説ともお別れなのだ!!

~遜さん~
私なら、喜んで男装できるけど、レイは優しい(?)男の子のくせにプライドを大切にする奴だからねぇ。
実は、レイの方が暴力を振るうんです。ロイは、からかってばっかりだから。

2010-01-29 17:24:23


ウィザー

続き、行きます!


 どうにか、レイの暴走を食い止めることが出来た。
 正確に言えば、レイがすぐにため息をついて諦めたんだけれど。
「おいおい、兄に暴力は振っちゃいけねぇよ」
 また、なんでそう、レイが怒りそうなことを言うのかな。
 レイが、じとっとロイを睨む。
「なら、弟には暴力を振るっていいってこと?」
「まぁ、場面によりけり!!」
「・・・・・・」
 “こんな兄には付き合ってられないよ” という眼差しをレイが僕に向ける。
 僕は、その疲れきった肩をポンポンと叩いてあげた。
 レイトン先生は、その様子をニコニコと見守ってた。
「2人共、今日は楽しめたかい?」
 レイトン先生の言葉に、2人は可愛い笑みを浮かべ、大きく頷いた。
「すっごく楽しかった! いつも2人で遊んでいたからね、新鮮だった。全く親しくなかった人と遊ぶの!」
 そう言うロイの顔は、幼稚なロイになりきっていた時よりも、輝いていた。
 レイは、ちょっと大人っぽく笑っている。
「本当に、ドキドキの連続でした。
 普通の劇団員とか父では物足りなくて、いつも面白くなかった。
 けれど、レイトン教授やトライトンさんと一緒にいた時は、ずっと楽しかったです!
 やっぱり、知らない人とも触れ合わないと駄目なんですね!」
 いつの間にか、レイは色々なことを学んでいたらしい。
 僕的にも、楽しかった。
 こんな小さい子ども達の、知恵と演技に満ち溢れた謎を、体験できたのだから。
 レイトン先生は、それは良かったと、微笑んでいる。
 いきなり、2人が並んだ。
 そして、わざとらしい大きな一礼をした。
「皆さん、楽しんでいただけたでしょうか。
 本日の公演は、これにて終了とさせていただきます」
 さっきまで、はしゃいでいたロイが、係員のように落ちついて、そう言う。
 それに、レイが続いた。
「 “レイトン教授と双子の少年”
 幼稚な少年役、ロイ・スタンフォード。
 幼稚な少女役、レイ・スタンフォード。
 小道具、レイ・スタンフォード。
 脚本、ロイ・スタンフォード」
 そういい終えると、2人は同時に深々と礼をした。
 僕とレイトン先生は、大きな拍手を送った。
 この特別な午後をプレゼントしてくれた双子に。
 この素晴らしい “劇” を見せてくれた双子に。
 僕らの拍手は、ロイとレイが止めるまで、ずっと鳴り響いていた。
 突然、2人は俯き、ディスターバンスの仮面を取り付けた。
 小さなディスターバンスが、僕の目に映る。
 そして、いつもより少し低い声で言った。
「我々は、ディスターバンス。
 この世に存在する限り、邪魔となる者」
「我々はディスターバンス。
 そして、この世に存在する物も全てディスターバンス」
「この世に存在する命も、全てディスターバンス」
「忘れないで下さい。
 この世に存在するのは、全てディスターバンスだということを」
「命無き物たちも、命有る者たちも、全てディスターバンス」
「私の目の前にいる貴方達も、立派なディスターバンス」
「年をとった教授方から見れば、エルシャール・レイトン教授も立派なディスターバンス」
「いつもいつもレイトン教授と共にいるルーク・トライトンも、時にはレイトン教授のディスターバンス」
「忘れないで下さい。
 この世に存在する物は、邪魔をし、邪魔をされながら存在するということを」
「忘れないで下さい。
 この世生きるものは、邪魔をし、邪魔をされながら生きているということを」
「忘れないで下さい。
 この世は、ディスターバンスに溢れた世界」
  
 それは、赤々と日が沈む公園に、ゾクリとする風を吹かせたのであった。

2010-01-29 18:07:56


彗柳

なんかかっこいい!…じゃあ私もディスターバンズだね!
「私はディスターバンズ」
とかなんとか?もう終わっちゃうのか…はやいなぁ…それにくらべて私の小説長いなぁ…

2010-01-29 18:21:42


桔梗

えぇー!!もう終わっちゃうの!?
最後のロイとレイのセリフかっこいい!!大人見たい!!
最後はどんな感じなのかな?楽しみにしてるよ!

2010-01-29 18:34:14


桔梗

ごめん!「大人みたい」が「大人見たい」になってた・・・。ごめんね!

2010-01-29 18:35:21


lemon

ちっ……双子め、最後までかっこいい事を!
ちょっと惚れました(9歳相手に)……もうすぐ終わっちゃうなぁ。ロイレイ、最後劇っぽくて楽しかった[s:0033]

2010-01-29 22:14:33


紐子

コメントはしてなかったですが、全部読ませて頂きました! 初めまして、紐子です。
ロイとレイはホント大人っぽいですね〜!というか天才…
劇を見ているようでした。

2010-01-29 22:42:32


ウィザー

~リュウ~
そう!
実は、皆ディスターバンス!(だと思うよ)
いや、リュウの長小説、おもしろいから長くても全然いいでしょ!

ロ「うん、短かったなぁ・・・・・って、俺の脚本、ぱくったな!」
レ「それでどうも、お子様っぽいうえに話が短いわけか」
ウィ「・・・・・・」
ロ「言っとくけど、俺の考えたヤツだからな!」

 いえいえ、私が考えたんです!!


~桔梗~
ええ! 今日更新するもので、この小説は終了です。
大人みたいだなんて、2人にはもったいない言葉です。

ロ「あんたに言われたぁねよ!」
ウィ「うっ・・・・・・」
レ「言っときますけど、貴方の9歳の時よりも、僕らは賢いですから」
 
  自分で言うなっ!!

~lemon~
駄目だっ! 9歳相手なんかに惚れてはっ!(笑)
本当に、あなたの推理は、ほとんど正解でしたよ!(それも、レイトンよりも早かったし・・・・・・)
もう、「うへぇ! 鋭いぃぃぃぃ!!」でした。

ロ「ひねりが無いんだよ、ひねりが」
レ「まあ、ウィザーは、僕らより賢くない方ですから」
ウィ「・・・・・・(こいつら、この小説に出してやった恩を忘れおってぇ!)
ロ「だから、lemonにあっさり解かれたんだよ」
レ「僕、実言って、レイトン教授よりlemon様のほうがこわかったです」

 それは、私の台詞だっ!!

~紐子様~
初めまして!
あ、あ、ありがとうございます! こんな長々としたものを読んでくださって!
劇をみているよう、という言葉に、双子は大喜びしています。

ロ「さすが! 分かってくれてるゥ!」
レ「嬉しいです。これを劇だと理解してくださる方がいるなんて!」
ロ「次も、劇して暴れてぇなぁ!」
レ「たしかに!」
 
 もう、次作にお前らは出しませんから!!

2010-01-30 14:30:28


紐子

レイとロイが、暴れられるのは、やっぱレイトンたちだけですね・・・!
次作も頑張ってくださーい!
全部読んじゃいまーす♪

2010-01-30 15:03:52


ウィザー

最後の更新です!
 
  終章 ~それから・・・・・・~


 一年後、僕は13歳の英国少年になった。
 レイトン先生と共に、様々な事件や謎に挑戦し、謎解きの腕前をあげた。
 もう、12歳の頃の僕とは違うぞ!
 紅茶の入れ方だって、マスターしたうえに新しい入れ方も生み出した!
 それに、レイトン先生の部屋を掃除するスピードもグンとあがった!
 今日も、レイトン先生の “少し” 汚れや部屋で、レイトン先生に紅茶を入れる。
 今日は、気分的にダージリンティー。
 カップを軽くゆすりながら、レイトン先生は紅茶の香りを楽しんだ。
「そうだ、ルーク。アランから、こんな物をもらったんだ」
「アランさんって、たしかロイとレイの・・・・・・」
「そうだ。そうか、あれからもう、1年も経つんだね」
「そうですね。あの双子、元気でしょうか?」
 そう言いつつ、レイトン先生に1枚の紙を受け取った。
 これは・・・・・・劇のチケット?
 そして、レイトン先生がもう1枚持っていたのは、広告紙。
「どうやら、ロイとレイも出るらしい」
「へぇぇぇ!」
 どうやら、劇は2つやるらしい。
 1つは、大人向けのもの。
 もう1つは、子供向けの “ヘンゼルとグレーテル”
 よく見ると、ヘンゼル役とグレーテル役は・・・・・・ロイとレイ!!
 どうやら、レイがヘンゼル役で、ロイがグレーテル役らしい。
「先生! あの2人、劇の主役ですよ!」
「そうだね。この1年で、演技力を上げたのだろう」
 これは楽しみだ!
「先生、今日の夜からだそうです。行きましょうよ!」
 僕が、目を輝かせながらそう言うと、レイトン先生は、優しい笑みを浮かべてうなずいた。
「公演開始は、7時だね。それまでに、君は両親に了解を得るんだよ」
「はい!」
 やった! レイトン先生と劇を観に行ける! それも、あの天才双子の劇を。
 そう言えば、あの2人、あれ以来、全く会っていないな。
 大きくなっただろうか? あの、仲の良いディスターバンスたちは。
「あ、先生、紅茶、足しますね」
「あぁ、頼むよ」
 紅茶のおかわりを入れようとした時、ドアがノックされた。
「どうぞ」
 レイトン先生は、小首をかしげながらそう言った。
 今日は、生徒の皆さんは大学にいないはずなのに、誰だろう?
 なぜか、ゆっくりとドアが開かれる。
 そして、姿を現したのは・・・・・・ディスターバンス!!
「うわああぁぁぁ!?」
「なっ・・・・・・」
 僕とレイトン先生は、突然のディスターバンスの来訪に、驚愕した。
 しかし、驚いているのもつかの間。
 ディスターバンスは、すぐにマントを脱ぎ捨て、仮面を取り外した。
 そこには、肩車をしているロイとレイが。
 レイがロイを手馴れたように降ろす。
「先生、どういう事ですかっ!?」
 ぼ、僕はそんなこと言ってない!
 よく見たら、僕と似た格好をしているロイが、僕の真似をしている。
 それも、僕と同じ声で! これ、テープじゃない!
 子供用シルクハットの背の低いレイトン先生もどき、のレイが顎をつまむ。
「落ち着きなさい、ルーク。慌てていても、良い事は無いよ」
 レイトン先生は、小さな目をさらに小さくしている。
 なんと、レイもレイトン先生と同じ声を出している!
「で、でも! なんで、ディスターバンスが大学にいるんですか!?」
「簡単なことだよ。大学に入る時は、普通の双子の格好をしておき、私の部屋の前に辿り着いたら、肩車をした状態でマントと仮面を付ければいい」
「あ・・・・・・! そ、そんなことなんですか!?」
「そうだよ。考えてごらん。大学に竹馬なんて持ち込めないだろう? 2人は、この1年間で背が伸びたんだよ」
「なら、声は?」
「声は、2人の見事な演技だろう。しかし、驚いたよ。我々の声に似せた声を出せるようになったとは」
「・・・・・・でもよく聴くと、微妙に違いますね。僕、こんなに声は低くないですし、レイトン先生もこんなに声は高くありません」
「ははは。それは仕方ないことだよ」
 見事な僕とレイトン先生の真似をするのは・・・・・・。
 レイトン先生もどきと僕もどきは、ドアを閉めると一礼した。
「お久しぶりです、レイトン教授、トライトンさん!」
「よーっす! おっひさぁ!」
 10歳の双子は、帽子をとると満面の笑みを浮かべた。
「ロイ! レイ!」
 僕は、手に持っていたチケットと広告紙を投げ捨て、2人のもとへと駆け出す。
 レイトン先生は、この天才役者の双子との再会を、おおらかな笑みを浮かべて見守っていた。
「ディスターバンス、またまた参上!」
「突然、すみません。でも、僕たちはディスターバンスだから、許してくださいっ」
「わあ、久しぶりだね! うわ、大きくなってる!」
「やぁ、ロイとレイ。元気そうだね」

 それは、ディスターバンスと初めて会った日のように、晴れた日のことだった。


   この世のものは、ディスターバンス
   しかし、ディスターバンスがいなければ、この世のものは存在しない
   本当は、掛け替えのないディスターバンス
   この世のものはディスターバンス
   目障りなようで、大切な、ディスターバンス
 

    ~完~

2010-01-30 15:33:17


ウィザー

~紐子さん~
ありがとうございます!
次作も、がんばりたいと思います!
長いかもしれませんが・・・・・・(汗)

2010-01-30 15:36:17


彗柳

完結おめでとう!次も書くの?絶対見にいくね!

2010-01-30 16:49:11


桔梗

終わり方もすごい!!私だったら、絶対こんな風に書けないよ!
次回作書くんだったら、絶対次も面白いんだろうな~。
完結おめでとう!!

2010-01-30 17:34:21


紐子

完結したんですね!
面白かったですよ♪
次も面白いのをお願いします!!

2010-01-30 17:44:10


瑠依☆彡

完結おめでとう!!とっても面白い小説だったよ\(^o^)/

次の小説、絶対見に行くね(≧3≦!!)

2010-01-30 18:15:32


riddle

完結おめでとうございます[d:0150][d:0150]
やっぱり上手いですね[d:0146]
時には私自身もディスターバンスなのですね……。
ロイレイのお二人のお言葉忘れません。

そして、終わり方がとても美しく素敵でした♪私も先生とルークと劇を見に行きたいです[d:0150](笑)

次回作…その時はまたお邪魔させていただきます[d:0146]よろしくお願いいたします。
それでは、長文失礼しました。

2010-01-30 18:55:04


lemon

完結おめでとうございます~[s:0033]
あぁ、私もルークと劇見に行きたい[s:0062](レイトン先生は!?)
次回も楽しみです☆ これからも楽しい小説を書いて下さいね[s:0033]

2010-01-30 19:28:33


ウィザー

たくさんのコメント、ありがとうございます!!
 完結したかいがありました・・・・・・!!!

~リュウ~
ありがとうです!(どうにか完結しました)
うん、次も書くよ!
  レイトン教授と魔女の涙 ってものを!
はーい、待ってまーす。

~桔梗~
いや、すごくないよ! なんか、しまりのない完結の仕方でした。
お、面白くできるかなぁ・・・・・・。
でも、頑張る!! うん(?)

~紐子さん~
ありがとうございます。
お、面白いもの・・・・・・頑張ってみます!

~瑠依~
ありがとう!
とってもだなんて、もったいなすぎるお言葉です。
うん、ぜひ見に来てね!

~riddleさん~
嬉しいです。私が伝えたかったことを読み取ってくださって!(ロイが “俺の脚本!!” って言っているが、無視!)
お、終わり方、そんなことないですよっ。
ちょっと、変な言葉ばっかりで・・・・・・。
はい、ヨロシクされたいです!!(笑)

~lemon~
大丈夫、レイトン教授も行きます!
た、楽しい小説・・・・・・(キャアアアアッ、難しいよおぉっ)
でも、頑張ります!

2010-01-30 20:53:20


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