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レイトン教授と平和な休日

猪鹿蝶☆

◆はじめに◆
 この小説(?)は、レイトン教授シリーズに登場したカップル達のほのぼの休日を描いた作品になる予定です。ナゾは、おそらく出てこないのでご了承ください。
 多分コメディが混じる気がしますw
 
 登場カップル
 レイトン&クレア
 アンソニー&ソフィア
 ルーク&ユラ

 他に「このカップルで書いてほしい!」ということがあったらぜひリクエストしてください(^^)(ハンナとグロスキー警部wなど)
 ネタが考え付き次第書いていきたいと思います。

2009-12-25 21:42:20


猪鹿蝶☆

3つの主要カップルの話が同時進行するややこしい書き方になりますがスミマセン;
まずトップバッターはルーク&ユラです(レイトンじゃないのね;)
ユラの視点でかいてます。

 最近、胸に風穴が開いたみたいな気持ちが続いている。ラグーシのおかげで病気を治せたし、町の人達とも仲良くなれて、弟のトニーと一緒にお屋敷でみんなをお茶に招いたりもしていて、毎日がすごく楽しい。なのに、どうして物足りなく感じるんだろう?

 お屋敷のテラスから外を眺めていたら、ふと、ルークの顔が浮かんだ。少し前に、このミストハレリを引っ越していって以来、一度も会ってないな・・・。
 お父様が亡くなってからは、私が心を閉ざしてしまったから、全然話せなかった。せっかく、また元のようになれたのに。
 ルークに会いたい。
 強くそう思った。

2009-12-25 21:51:39


猪鹿蝶☆

「・・・姉ちゃん」
 後ろで、かわいくて心配げな声が聞こえた。
「トニー。どうしたの?」
「姉ちゃん、ルークに会いたいんだろ?」
「えっ」
 どうしてわかったんだろう?やっぱり、ずっと一緒にいる姉弟だからなのかな。
「姉ちゃん、さっき、俺町に行った時に、タフィーばあちゃんが飴のおまけで綺麗なびんせんくれたんだ。これで、ルークに手紙を書こうよ」
 トニーが差し出したのは、真っ白で、ふちがレースみたいになっている、上品なびんせんだった。
「ありがとう!トニー」
 早速、自分の部屋に行って、机に向かった。お父様の使っていたタイプライターがあるけれど、やっぱり手書きの方が心がこもっている気がする。
「ルークへ。元気ですか?私は、トニーや町の人達と、楽しくやっています。でも、ルークに会えなくてとてもさびし・・・あっ」
 心臓がどきどきして、字を間違えてしまった。ペンで書いたから書き直せない。

2009-12-25 21:58:16


はじめまして!
やっぱりユラってルークのこと好きなのか~・・・

え~っと、失礼ですが漢字、何と読むんですか?
それからタメ・呼び捨てはokですか?私はokです!

2009-12-25 21:59:03


猪鹿蝶☆

「・・・」
 私は、部屋を出て、のんびり飴をなめているトニーに頼んだ。
「ねえ、トニー。もう一枚、びんせんが欲しいんだけど・・・」
「ええーっ?何で?」
「字・・・間違えちゃったの」
「そんなの・・・あれはおまけでもらったびんせんだから、もうもらえないよ」
「・・・うーん」
 でも、あのびんせんと同じのが欲しい。
 どうしよう・・・。


 次からはアンソニー&ソフィアです(やっぱりレイトンじゃないのね;)

2009-12-25 22:00:53


猪鹿蝶☆

遜さん

「いのしかちょう」と読みます(何て名前だw)
タメ全然いいですよー^^
えーと・・・ユラがルークに「ほっぺにチュー」してたから、脈ありかなーよw

2009-12-25 22:02:31


猪鹿蝶☆

アンソニー&ソフィア編
(ルーク&ユラもまだ続きますよー)

 結婚して数日が経った。
 アンソニーは、新婚なのにもかかわらずソフィアが最近外出続きなのが気になっていた。
「ソフィア、今日散歩にでも・・・」
「ごめんなさい、アンソニー。私、今日はちょっと用事があるの」
 そのセリフを、何度聞いたことだろうか。やっぱり、新婚であり、一目ぼれした相手でもあるから、アンソニーはソフィアとの時間を大切にしようと、伯爵としての激務を片っ端から消化していた。それなのに。
 面白くない。
 アンソニーは、ある日、ソフィアがどこに行っているのかを突き止めるため、こっそりと彼女の後をつけた。
(すまない、こんなことをして)
 アンソニーは心の中でソフィアに謝り、馬車に乗って出かけていくソフィアを追った。

2009-12-25 22:09:39


猪鹿蝶☆

ソフィアを乗せた馬車は、一軒の宝石店の前で止まった。
(ここは・・・?)
 ソフィアは、馬車から降りると、人目を気にするようにあたりをきょろきょろと見回し、そっと店の中へ入っていった。
 アンソニーは、店の小さな窓から中を覗いた。
 木のテーブルの前で、店主らしき老人がソフィアに何かを渡していた。ソフィアは、ほっとしたような顔でこちらを振り向いた。
「あっ!」
 窓の外のアンソニーに気づいたソフィアは、さっと青ざめた顔でこちらを見つめている。
 アンソニーは、胸騒ぎを覚えながら、ソフィアとともに馬車に乗り込んだ。

2009-12-25 22:14:52


猪鹿蝶☆

「・・・で、なぜ君は宝石店に、私に知らせずに行っていたんだ?」
 アンソニーは、ソフィアが不安がらないようにと、落ち着いた声で問うた。
「実はね・・・」
 ソフィアは、申し訳なさそうに話し出した。
「婚約祝いであなたにプレゼントされた真珠のネックレスがあったでしょう?町で、太陽の光に照らされたらどんなに綺麗かしらと思って、首から外そうとしたら、力を入れすぎて真珠が紐から転がっていってしまったの。お城の人達に探してもらおうとなんてすれば、あなたにばれてしまうから・・・あなたに知られないうちに、真珠を全て探し出して、宝石店で直してもらっていたの」
 全てを聞き終わった時、アンソニーはほっとしたように、ソファにほとんど寝そべるようにして座った。
「何だ・・・そういうことだったのか。すまなかった、ソフィア。誤解していたよ」
「いいえ、私こそ。あなたに心配をかけてしまったわ」
 おたがいに謝り合い、おかしくなって2人は吹きだした。
「ソフィア、今から庭を散歩でもしよう」
「ええ、もちろん」
 2人は、仲良く庭園へと歩き出した。
    おわり。

・・・短!中盤ほのぼのしてなーい!
 こんなかんじですみません。
 これからはレイトン&クレア、ルーク&ユラ編を更新していきます。。。

2009-12-25 22:22:43


ほっ・・・ソフィア浮気したのかと思った・・・

2009-12-25 23:46:38


猪鹿蝶☆

遜さん

 ハイw読んだ人にそう思わせるような内容にしたつもりです(^^
でもアンソニー&ソフィアのカップルは個人的に大好きなので、「浮気はダメ!」なんですよね~w

2009-12-26 16:28:57


猪鹿蝶☆

レイトン&クレア編
(ようやくレイトン登場w)

 大学近くのカフェにて。
「クレア、今週末は空いているかい?」
「今週?ええ、大丈夫。なあに?」
「実は、友人から芝居のチケットをもらったんだけど、一緒に行かないかい?」
「お芝居?いいわね、行きたいわ」

 その週末。
「お待たせ、エルシャール。待たせちゃった?」
「いや、大丈夫さ。さあ、行こう」
 劇場への道を歩いている時、クレアはレイトンにたずねた。
「そういえば、今日のお芝居ってどういうのなの?」
「伯爵家で起きた不可解な事件を主人公の探偵が推理するのさ。少し恋愛も混じっているけど」
「あら、お芝居にしては珍しい設定なのね。推理ものなんて、エルシャールが好きそうじゃない?」
「はは、そうだね」
 そうこうしているうちに、劇場へと着いた。

2009-12-26 16:37:28


おお、恋愛シーンを見て自分達までラブラブに・・・って感じかな?

2009-12-26 18:12:10


猪鹿蝶☆

↑あんまり内容について先読みしないでほしいのですが・・・;

2009-12-26 18:45:45


はっ・・・スイマセン

2009-12-26 18:52:10


にゃぁこ

ルーク&ユラの続き。

「こうなったら、私がタフィーばあさんに直接言ってくるわ」
「えっ?」
 驚くトニー。
「姉ちゃんの年じゃ、飴ぎりぎりなんじゃない・・・?」
「大丈夫よ!きっとね」
 お金を持って、屋敷の門を出て、ジャッキーさんに市場の橋の所まで送ってもらった。
 橋を渡ると、すぐにタフィーばあさんの真っ赤なかわいい屋台が見えた。
「タフィーば・・・タフィーさん」
「んん?おやおや、あなたはユラね?いつもうちの飴をごひいきにしてるトニーのお姉さんの」
「はい。あの、さっきトニーがびんせんをもらったって・・・」
「ああ、あれねえ。飴をいつもより多めに買ってくれたから、サービスよ、サービス。」

2009-12-26 21:12:01


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