レイトン教授の攻略情報

のんの

こんにちは！
二人が出会う前…
楽しみですね♪

2009-12-06 17:08:47

彩光

序章　レイトン教授の休暇

グレッセンヘラーカレッジにはちらちらと雪が舞っている。
「ふう…、やはり暖かい部屋でコーヒーを飲むのは格別だ。」
私は窓から雪の舞うロンドンを眺めながら呟いた。
季節は冬。
大学の学生達は冬期休暇真っ最中だ。
担当する講義がないと偶の暇も段々と増えてくる。
私は自室で研究を進め、休憩することを繰り返していた。

トントントン…

と、その時私の部屋のドアがノックされた。
「教授、入りますよ。」
聞こえたのは柔和な印象を感じさせるローザの声。
「どうぞ。」
私は丁度飲み終えたコーヒーのカップをテーブルの上のソーサーにそっと置いた。
ガチャリ、という音と共にドアがゆっくりと開く。
入ってきたローザは意外にも清掃用具を全く持ってきていなかった。
「どうしたんだい、ローザ？はたきを持っていない…ということは私に何か用があるのかな？」
シルクハットをほんの僅か持ち上げながらローザに訊いてみた。
「教授、この休暇の間に温泉旅行なんてどうですか？」
「温泉旅行？」
見ると、ローザの手には旅館の無料招待券が握られていた。
券には湯気を立てている温かそうな温泉の写真が写っている。
隣に「この券一枚でお一人様を（ここから先はローザの手で見えなかった）」と文字が添えられていた。
「この券、どうしたんだい？」
「いつも通っているデパートのくじで当たったんですよ。…特等が。」
ローザは最後をゆっくりと強調しながら言った。
「家族で旅行するために、6枚ももらっちゃったんですよ。」
6名というのは祖父母、父母、子供二人というオーソドックスな家族形態を突いたのだろう。
「凄いじゃないか！」
私は正直に驚いた。あのデパートのくじの特等は滅多には当たらない。
「一枚は私が記念に貰っておくとして、5枚は教授にあげますよ。教授には助手も弟子も出来たわけですし、この際皆で楽しく行ってきてくださいよ。」
確かにそれもいいかもしれない。
レミは私の傍で研究のサポートをしてくれているし、ルークもクラークの仕事の都合で家族旅行に行けないでいる。
「じゃあお言葉に甘えるよ。」
何より、この券の旅館の所在地、新興都市の温泉街ラムダノクスのすぐ北のルグシェ火山では最近貴重な鉱石が採掘されているという。
私としても興味を持っていた場所だ。
「それでは十分楽しんできてくださいな。教授が出かけている間に、私も大掃除をしておきますからね。」
「ああ、でも無理しないように頼むよ。」
私は笑顔でローザに礼を言うと、ローザはにっこりと微笑んで私の部屋を出て行った。

第1章へ続く…

後書き↓

さてさて、早速序章を執筆してみましたが、いかがでしょうか？
今回はナゾはありませんでしたが、要所要所で用意していきたいと思います。
それでは第1章も宜しくお願いします！

2009-12-06 17:46:53

彩光

のんのさん、早速コメありがとうございます！
これは二人が出会う前の物語のその後の物語です。
ややこしい（笑）

因みに3点リーダが変な形になってますね・・・。
気をつけます（汗）

2009-12-06 17:51:13

遜

ぉおおおぉぉ～！！スゴイ！
続きとても楽しみです～！
2人が出会った数ヶ月後ですか・・・

あの・・・ところで失礼な質問ですが・・・
漢字・・・なんと読むんですか？

2009-12-06 18:06:22

クラウス

すごい小説です！
続きが気になりますっ。
あっ、申し遅れましたが私はクラウスという者です。
タメ、呼び捨てOKですので、これからよろしくお願いしますっ！

2009-12-06 18:10:35

彩光

遜さん！コメありがとうございます！
これからも頑張りますので宜しくお願いします！
漢字・・・どの部分の漢字でしょうか？
タイトルでしたら「こうえんのきせき」です。
「こうえん」は音読みをつなげた無理矢理な読み方（笑）
意味はまんま紅い炎です。

2009-12-06 18:11:25

lily

はじめまして、lilyです。
小説のほう拝見させてもらいました。

すごく上手いですね！
温泉ですか……。続きが楽しみです。

頑張ってください♪

2009-12-06 19:18:06