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レイトン教授と涙の輝石

ナタリー

はじめまして、ナタリーと申します。
早速ですが、小説を書かせていただきます。
オリキャラ出ます。
もしかしたら、少しグロいのも出てしまうかもしれません・・・。
更新も遅いです。

目を覆いたくなるような酷い文才の持ち主ですが、
どうか温かく見守っていてください・・・。

2009-11-30 23:38:35


ナタリー

・・・うん、なんとなく予想はしていた。
していたけど・・・。

「ほ、本当に行くんですか!?」

「当り前でしょ?
それに、困っている人がいたら助ける。それが英国紳士、でしょう? 教授。」

「そうだね、レミ。
それに、もしかしたら発掘されたクリスタルについても何か分かるかもしれないし。」

確かに、考古学的にも、謎的にもぴったりな場所だ。
それに・・・。
僕はルナさんのほうをちらりと見る。
信じてもらえて、来たときとは比べ物にならないぐらい笑っている。
僕もそうだった。

助けてもらいたい。
でも、誰に?
ミストハレリの家の部屋の中で、ずっと思っていた。
お母さんがいなくなり、お父さんも変わってしまった。
その間にも、魔神が街を破壊しまくる。
僕はそれを友達に手伝ってもらって、報告することしかできない。
だから、レイトンさんに手紙を出した。
前からお父さんの話に出てくる人で、
頭がよくて、謎が好きで、とてもいい友達だと。
なら、この街に起きている事をも暴いてくれるのではないか。
そう思い、一心不乱にワープロを打った。
お父さんの名前を使って。
一緒に、謎も添えて。

「ルークくんも、それでいいよね。」

「えっ? 何がですか?」

「もう、ちゃんと話を聞いててよ。」

レミさんに言われた。ちょっとショック。
窓の外はもうすでに真っ暗だ。
いつの間にこんなに時間が経ってしまったのだろう。

「クリアブリエンスは寒い地域だから、防寒具を買ってから行こうって。
出発は明日。」

「なるほど、分かりました。
そういえば、ルナさんは泊まる所ってあるんですか?」

ルナさんがきょとんとして、その後すぐに目を泳がせる。

「えぇっと・・・木の上、で大丈夫でしょうか。」

ダメに決まっている。
つまり泊まるところがないってことだ。

「・・・すみません、ロンドンへ来てすぐにここに向かいましたから・・・。」

「それなら私の家に泊めましょうか?
スクーターで飛ばせばすぐですよ!」

「あ、よろしかったら、お願いできますか?」

でも、すぐにこの問題は解決した。
女の子同士で気が合うのだろうか、もう打ち解けている。

「あ、ルナ。最後に一つ、聞いてもいいかい?」

では明日、と言いレミさんと研究室を出て行こうとするルナさんに、
レイトンさんが声をかける。

「答えられる事なら、なんなりと。」

「私のことを知っていたみたいだけど、どうしてだい?」

「それは・・・そう、私の母が、あなたの知り合いだったのです。」

「私と、君のお母さんが?」

「えぇ。その・・・その話は長くなると思いますので、追々にでも。
今日は、ありがとうございます。」

そう言って、ルナさんは部屋から去って行った。
そして、僕は気付いた。
涙の輝石・・・名前の通り、涙のような形をしているのだろう。
ルナさんがしていたペンダントも、涙の形をした宝石のようだった。
あれとは、違うのだろうか?
堪らず、僕は先生に聞いてみた。

「先生。涙の輝石って、涙の形をしているのでしょうね。」

「きっとそうだろうね。そのような名前がついたほどなんだから。」

「そういえば、ルナさんも涙の形のような宝石がついたペンダントをしていましたよね。」

「あぁ、それには私も気づいていたよ。
でも、あれほど忌み嫌っている宝石を、付けると思うかい?」

そう言われると、確かに、付けなさそうだ。
それが、兄が変わった理由だと思っているなら、すぐに捨てるだろう。
謎が一つ解けた、そう思って僕もレイトンさんに挨拶をしてから研究室を出た。


「偶然、だろうか・・・。」

研究室に残っているレイトンは、手紙を見ながら呟いた。
その呟きを聞いたものは 誰も、いない。



こうして僕らは再び、大きな謎に立ち向かうことになる。
その先に、何があるのかも知らずに。


                              「プロローグ」





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~





レミさんがルークをどのように呼んでいたかをど忘れして小一時間が経過しました。
なので勘で。後で確認しなきゃ・・・。

今のところの謎

・涙の輝石
・ルナの兄の豹変
・クリアブリエンスに眠るクリスタルの街
・ルナの母親とレイトン教授の関係


こんなものでしょうか。
ルーク視点的に考えてなので、最後の手紙は入れません。


HAYATEさん、遜さん、ありがとうございます!
自分はなかなか敬語が抜けないもので・・・
あ、こちらこそ、タメ&呼び捨てで。
レミさんは行動的なのですよ。

ひと段落、つきました。
次はキャラ設定です。

余裕があれば、物語中にエピソードや簡単な謎でも・・・と思っています。

2009-12-03 20:47:36


ルナとレミって同い年ぐらいなのかな?
ところでルナのお兄さんってどんな人なのかな?
ルナのお兄さんだから・・・
かっこよくて優しそうだね!
・・・あっ、でも涙の輝石で正確かわってるしね・・・
続き楽しみにしてるから頑張ってね!

2009-12-03 21:02:07


ナタリー

>>遜さん

そうですね、設定的にはルナは20代前半ってところです。
レミさんは・・・いくつだろう。
でもあの身のこなしは20代前半なはず・・・!

ルナの兄については今後の展開にて明らかになります♪

キャラ設定は明日になりそうです(´・ω・)

2009-12-03 22:05:17


ああっ!私のくだらないお話への対応!
それに小説の内容にしても・・・・・!!
プロ!プロだよ!
素晴らしい小説の続き楽しみにしてるよ!

2009-12-03 22:08:50


ナタリー

>>遜さん

いえいえいえ!
遜さんは尊敬できるお方ですよ!
遜さん、小説お上手ですし。

私なんて未だに「てにをは」の意味さえわからない・・・

2009-12-03 22:21:00


ナタリー

人物紹介Ⅰ



エルシャール・レイトン

グレッセンヘラーカレッジの考古学教授。
謎と紅茶をこよなく愛する英国紳士。
理性的で冷静、そして落ち着きのある性格。
また、フェンシングの技術も高く、まさしく文武両道の人。
大きなシルクハットが特徴。


ルーク・トライトン

頭の回転が速く、謎解きに関しては大人顔負けの実力である少年。
感情表現は素直だが、生意気な部分も。
動物好きで、動物と話す能力を備えている。
クマちゃんと甘いものが好き。しかし子供扱いされるのが嫌い。


レミ・アルタワ

レイトンの助手。しかし謎が多い。
強気で行動的、好奇心旺盛な女性。
写真を撮るのが好きで、いつもカメラを持ち歩いている。
格闘技の心得があり、機械も得意だとか。


ルナ・シャンレン

大人しい・・・ようにみえるが、実はお転婆。
本来は優しいのだが、少し皮肉屋でもある。
博識で、運動神経もまあまあ。
実は謎と鳥が好きだったりする。そして像が苦手。


レイ・シャンレン

ルナの兄。
以前は心優しい性格であったが、
今では傍若無人で冷酷な男になっている。
何かを探しているようだが・・・?


コロン・マフェージ

シャンレン家の家政婦。
豹変したレイを疑問に思いながらも、
いつもどおりに家事をこなす。
几帳面でお喋り好き。


ミハル・クライド

「レストラン・クライド」の主人、クライドの一人息子。
すごく生意気で、素直じゃない性格。
ルナのこと好きだが、いつもケンカになってしまうのが悩み。


アクア町長

1年半ぐらい前、ふらりとクリアブリエンスにやってきて、
情け深いところと、教養があることで町長になった人。
何処からやってきたかは不明。
街の人々が穏やかに過ごしてくれることを望む。


クランプ・グロスキー

スコットランドヤードの熱血肉体派の警部。
驚異の運動神経を持つ。そして運動が好き。
へこたれ難いが、騙されやすい。
今回はある事で気になることがあり、クリアブリエンスへ。





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~





今のところ決まっているのはこのぐらいでしょうか。
もしかしたら増えるかもしれません。

EDのムービーを再確認したら
ルークがレイトンのことをレイトン先生って呼んでた・・・!?
映画のサイトを見てもそう言っていたし、
魔神の笛後で永遠の歌姫前の話に設定しても、
映画の設定は『レイトンとルークにとって初めてとなるナゾトキの旅』。

・・・・・・。

ナタリーは かんがえることを やめた▼

たまに先生と呼ぶことにしましょう。 
でも、あくまでもレイトンさんだ! と主張してみます。

2009-12-04 17:19:36


ナタリー

「第一章 クリアブリエンス」



僕たちを乗せて北へと走るレイトンカー。
レイトンカーとは、その名の通りレイトンさんの車で、真っ赤なボディが特徴的だ。
色々な所へ行っているため、ちょっとは汚れているが、
内装はなかなか居心地がいい。
運転席にレミさん、助手席にレイトンさん、
そして後部座席には僕とルナさん。
窓の外を見ると、青々とした草原が広がっている。

「スコットランドは緯度の割には冬でもあまりマイナスを切りません。」

隣でぽつりとそんな声が聞こえた。

「クリアブリエンスは首都、エディンバラの北西に存在しています。
とは言うものの、半分くらい山の中に入っていますので、やはり防寒対策は必要です。
特に夜は冷え込みます。温度はそれほど低くないとしても、体感温度は低いでしょう。
しかもこの時期だと強い風も出ますしね。」

かなりずらずらと言葉が並んだものだ。
しかしその話を聞くとやっぱり寒そうだ。
僕はまだミストハレリとロンドンしか行ったことがないから、
どれほどの寒さなのかが、少し楽しみだ。

「また、かつて鉱山として利用されていた事もあります。
なんの種類かは聞いたことありませんが・・・。」

「もしかして、水晶を掘り出していた、とか?」

レミさんが前を向きながら言った。

「いえ、そういう話は聞いたことありませんね。」

しかしアッサリと切り捨てられる。

「レミさん、話は単純じゃなさそうですよ。」

「一つの可能性を消しただけよ。」

こちらもアッサリとスルーされた。

「そういえば」

ずっと僕たちの話を聞いていたレイトンさんが口を開いた。

「ルナ。君は確か、私と君の母親は知り合いだと、言ってたね。」

「え、あ、はい。そうです。
教授、レイトンさんはきっと、覚えがないでしょうけど・・・。」

「君の母親の名前、教えてくれないかい?」

「ミウネ・シャンレンです。」

「・・・あぁ! もしかして、助手をしていた・・・。」

「えぇ!?」

レミさんと声が被った。
ま、まさか、助手って・・・





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~





また変なところで切ってしまった……

一か月と一日、更新できなくてすみません
いや、待ってる人なんていないだろうけど……


ここで言うのもなんですが、
私は地学も地理も物理も化学もさっぱりです。
つまり専門知識を持ち合わせていませんので、
矛盾点が大量にあると思いますがどうか温かい目でスルーしてください、お願いします。

2010-01-05 11:17:57


ナタリー

驚く僕たちの心を読み取ったかのように、ルナさんは笑って言った。

「レイトンさんの助手ではなく、
レイトンさんが大学生時代、考古学を教えていた教授の助手ですよ。」

な、なんだ、ビックリした。
そういえばレイトンさん、助手はレミさんが初めてだって言ってたな。
早とちりしたのか・・・ちょっと反省。
こんなんじゃ一番弟子としては務まらない。
もうちょっと気を引き締めていかないと・・・。

「ミウネさんは、お元気ですか?」

「えぇ、元気ですよ。

・・・と、言いたいところですが。」

ルナの笑顔が陰る。

「今は、入院中なんです。
原因不明の病に倒れて・・・意識はあるんですが、朦朧としているらしく・・・。」

「原因不明の・・・病?」

「えぇ、そうです。
有名な病院の医師にも来て貰ったのですが、
何をやっても一向に良くならない、むしろどんどん病床が悪くなっていくのです、」

「『来て貰った』?
ということは、今はクリアブリエンスにいるのかい?」

「その通りです。」

その話を聞いて、僕は疑問に感じた。
原因不明の病ならば、その有名な病院に入院していれば、
もっと何かわかるんじゃないのか?
もしかして、クリアブリエンスは医学も発展しているのか?

「本当は、もっといい病院に入れたいのですが・・・
祖父や伯父たちが反対するんです。
『クリアブリエンスの外には出すな』って。」

クリアブリエンスの外には出すな。
なぜ、そんなことを言うのだろう?
自身の娘、もしくは兄弟の命にかかわることなのに。

「原因不明の病にかかったのは、いつから?」

「たしか話によると、私が生まれる前後、らしいです。」

「えぇっ!」

その言葉を聞いて、僕は驚いてしまった。
ルナさんは見た目からして20歳前半ぐらい。
となると・・・20年近く、病気に寝込んでしまっている事になる!
そんなに経っても、原因が分からないなんて!

「その病気のこと、全然わからないんですか?」

レミさんの声に、ルナさんはうなずいた。

「えぇ。空気感染はしないみたいですけどね。
そうじゃなきゃ、私や兄がとっくのとおりに倒れてますから。」

なるほど。
20年近くも一緒にいれば、体調が崩れるかもしれないのに、
それがないなら空気感染することはないのだろう。





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~





そろそろエピソードの一つや二つ、入れるかな、と企んでいます。

ついでに医学もさっぱりなナタリーです。
解剖をする道を辿るのはまっぴらごめんなのでですし。


ようやく、クリアブリエンスに着くのですが・・・
何やらちょっとしたハプニングが・・・?

2010-01-05 22:28:20


ナタリー

「そういえば、教授。
教授はミウネさんに会ってるんですよね?
その時のミウネさんは、病気ではなかったんですか?」

「私がミウネさんと会った時は、ルナが生まれる少し前だったが・・・
多少の風邪は引いていたけど、病気という感じではなかったよ。」

「その風邪が前兆だった、とか。」

僕が思いついた事を言ったら、ルナさんは少し考えて、口を開いた。

「・・・母は、昔から病弱でしたから、
風邪は一カ月に4,5回は当たり前だったそうですよ。」

あ、当り前って・・・。
それでいいのだろうか。
そんな僕たちの声を受け、レイトンさんが呟いた。

「感染から発病までの期間が長いのか、それとも・・・。」

「あっ。」

突然、ルナさんが声をあげた。

「レミさん、その道を左です。」

「えっ? 道なんて、ないわよ。」

「大丈夫です。
ここを左に曲がったら、クリアブリエンスは目の前です。」

「わ、分かったわ。」

そういうと、レミさんは左にハンドルを回す。
って、本当に道じゃない!
道というより、茂みだ。

「ほ、本当にこっちなんですかぁ!?」

「大丈夫です! 成功確率は75%をいってます!」

せ、成功確率?
そして残りの25%は!?

「このままの速度で、前進すれば、よっぽどの事がない限り、大丈夫です。」

何が!? 命が!?
僕たちって、今どこに向かってるんだっけ!?
天国や地獄じゃないよね!?

そんな風に思ってる時、いきなりガクンッ、と車体が傾いた。
思考を働かせると、今は岩肌を下りている。
しかも急。角度が50度ぐらいありそうな坂。

「だだだだだ、だ、大丈夫なんですか!? 本当に!」

「すぐそこが関門ですよ。」

見たくても見れない。
あぁ! 黒カラス団でもラグーシでもグロスキー警部でもいいから
誰か助けて~!!


                           「第一章 クリアブリエンスへ」






~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~





※ラグーシは当たり前でしょうが、
黒カラス団やラグーシは出す予定はありません

なんか短い第一章が終わりました

2010-01-06 14:35:19


ナタリー

「エピソード1 若きレイトンの休み時間」


レイトンが図書室で本を読んでいる最中、扉が開いた。
そこから顔を出したのは、ミウネ。

「レイトン君。また図書室にこもってるの?」

「あ、ミウネ教授。」

「やめてよ、教授なんて。
私は、ただの教授の助手よ。」

「ボクにとっては、ミウネさんも教授に等しいです。」

「もう、お世辞はよしてほしいかな。」

ミウネの束ねてある黒髪が揺れる。
なにやら、資料を持ってるみたいだ。

「その資料は・・・?」

「ダメダメ、これは次の授業に使うものだから。
学生は触るのも禁止。こっちが怒られてしまうもの。」

澄まし顔で言うのをよそに、資料はバサバサとミウネの手から落ちていく。

「あっ、あー・・・またやっちゃった。」

ミウネが資料を集め始める。
レイトンも手伝おうとしたが、制止されてしまった。

「さっき言ったでしょう? 学生はこの資料を触るのも禁止。」

そして、ミウネは窓のほうに目を向けた。

「外へいったらどう? そうね・・・中庭に。」

「・・・そうですね、気分転換に行ってきます。」

「それがいいわ。
あと、あなたを待ってる人がいるみたいよ?
エルシャール・レイトン君?」

「えっ、誰がですか?」

「いいから、行きなさい。」

ミウネは、レイトンが図書室から出て行くのを見届けてから、
苦笑いで呟いた。

「まったく・・・フォーリーさんが報われないわ、あの調子だと。」

そして、資料をすべてかき集めて、ミウネも図書室から立ち去った。





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~





レイトン教授って、どこの大学に行ってたんだろう
やっぱりグレッセンヘラーカレッジだったのかな・・・。

というわけで、エピソード1でしたー

2010-01-06 17:17:45


ナタリー

―― ルークさ…………て…… ――

ルナさんの言葉がかすかに聞こえる。
ここは、何処?

―― ……ク! ルー…………かい? ――

あぁ、レイトンさんの声が遠くに聞こえる。
最後に先生って呼びたかった・・・。

「って、起きなさい。」

レミさんの声とともに額をペチリと叩かれて、目を開ける。
目の前にはレイトンカーの天井が見える。

「ここは・・・あれ? 平気だ。」

「どうやら、皆無事のようだね。」

レイトンさんが安堵して、ため息をついた。

「ここは、クリアブリエンス前ですよ。」

ルナさんが前を示した。
そこには、大きな関門があり、塀で囲まれている。
間から見える家々は、丈夫そうに見える。

「それにしても・・・大きな関門ですね。
何のためにあるんですか?」

「ここに来る途中、
かつてクリアブリエンスには鉱山があった、と言いましたよね?」

たしかにその話は聞いた、気がする。

「その時に取り付けられたらしいです。
理由はたしか、
不審者および不審物を持ち込ませないための検査とか、だそうです。」

「今もやってるんですか?」

人が関門前に二人、立っているのを見て、僕は聞いた。

「昔はやってなかったですよ。
それが、その・・・私の、兄が・・・。」

・・・なるほど。
ルナさんのお兄さんが、再び検査を始めたのか。

「今は、クリアブリエンスの鉱山は廃坑となっているんだね?」

「そうですね。
採れていた鉱石も探せばあると思いますが、
値打ちがあるほど多くは採れないでしょう。
だから、どうして兄が検査なんて始めたか、分からないんです。」

ルナさんの言うとおりだ。
どうして今頃になって・・・。





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~





そろそろ謎のほうも取り入れたいけど……
難しいですね

2010-01-07 20:42:07


のなりい

はじめまして!
ずっと前からコメントしようと思っていたのですが・・・。
ナタリーさんお上手ですね。
続きがとても楽しみです!

2010-05-18 14:37:00


ナタリー

何…カ、月……ぶり……?
今さらながら再開したいと思います。
本当に申し訳ございませんでした!





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~






「ずっとこんなところで話しててもなんだし、
街に入ってからにしましょう。」

レミさんが話を打ち切り、ハンドルを握りなおした。
レイトンカーも無事なようで、関門のほうへと向かっていく。
関門をくぐる時、二人の守衛に止められてしまった。

「お前たち、よそ者だな!
よそ者は、立ち入り禁止だ!」

「しかし、私たちは……。」

「問答無用! これは命令だ!」

レイトンさんがなんとか話をつけようとするが、
その話すら聞いてもらえそうにない。
街の中に入れなきゃ、調査すらできない。
その時、車に降りた人がいた。
ルナさんだ。

「私はルナです。ルナ・シャンレン。
そこを通してくれません?」

そういえばルナさんはこの街の住人だ。
簡単に通してもらえるだろう。
……と、思ったがしかし、

「なりません!
例えルナ・シャンレン様の頼みでも。」

「ど、どうしてです?」

「どうしても、です。
命令が出ているのです。『よそ者』を入れることを禁ずる、と。
特に何処の誰だか分からない奴らは。
まぁ、入れたところで何もできなさそうな奴らですけどね。」

「なっ……!」

そんな風に言われると、カチンとくる。
レイトンさんは有名な大学教授で、この町に起きている事件を解きに来たんだぞ!
そう車から飛び出して言おうとした時、ルナさんが大きな声が聞こえた。

「何を言っているのです! 私の客人ですのよ!
私の客人を侮辱することは、すなわち!
シャンレン家を侮辱することと等しい!
それが何を意味するか、分かっているのですか!!」

さすがにたじろいだのか、守衛は慌て始めた。

「し、しかし、ルナ様、これはお兄様の取り計らいでして……。」

「今、兄は関係ない!
この町を仕切っているのは、町長のアクア氏だ!
アクア氏からそんな命令は来ていないのでしょう?
通せ! そこをどきなさい!」

守衛たちはしばらく顔を見合わせていたが、
すごすごと元の位置に戻って行った。
そして、ルナさんも車に戻ってくる。

「……これで、大丈夫……ですよ。」

俯いて、そう言った。
何やら思いつめたような暗い表情で、拳を握りしめている。
こうして、ようやく僕たちはクリアブリエンスの中に入って行った。





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~





設定とかをワードに殴り書き(殴り打ち?)しておいてよかったです……。


>>のなりいさん

はじめまして、
お返事返せなくてすみません。
これから続きをどんどん書いていくつもりです。
お待たせして申し訳ございませんでした。


次回はようやく謎を取り入れたいと思います。
後、オリジナルキャラクターのイメージ絵も、できたらいいな、と思っています。

2010-09-13 21:44:34


ナタリー

「結構開けた町なんですね。」

僕は感想のままに言った。
大きな通りが一本、町の上に向かって伸びている。
横道もあり、地図だけを見れば大樹のようだ。

「扇形にできてるんです、この町は。
そのほうが、風が通りやすいですし。」

ルナさんがそういった瞬間、冷たい風が吹き抜けた。

「さ、寒いですよ! それじゃあ。」

本当に防寒着を買ってきてよかった。
コートを首のところまで持ってくる。
そんな中でも、ルナさんは平然としている。

「ここは、風力発電をしてるんですよ。」

「風力発電を?」

レミさんが辺りを見回し、やがて写真を撮り始めた。
レンズの先には……なるほど、風力発電の風車がある。

「そういえばルーク。
風車といえば、こんな謎があるんだ。」



Q.1

K氏の遺書に入っていたのは
青と赤の羽を交互に持つ風車と、一つの手紙。
手紙には『この風車が示す者に、遺産を相続する』と書いてあった。
さて、遺産を相続する人物は、4人のうち誰?

1.レッド・カーマイン
2.ブルー・セルリアン
3.ラルド・グリーン
4.パープル・バイオレット





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~






ようやくナゾが出せましたー。

有名な問題からお借りして、アレンジしました。
なので答えがすぐ分かってしまう人がいるかと……

私、頭悪いんで、こんなのしか出せません。

2010-09-14 22:02:12


のなりい

ずっと楽しみにしてました~。
ルナさん、かっこいいですね。

ナゾは4かな。
赤と青なら、回転させた時に、紫に見えるかな~と思って。

2010-09-15 01:29:19


☆シャイン☆

初めましてナタリーさん
毎日読んでますが、とても面白いです!
がんばってください!

ナゾの答えは
4
だと思います!

2010-09-15 08:08:56


ナタリー

>>のなりいさん
本当に遅れて申し訳ございません……。
ルナは礼儀とか自分の身の弁えとかは勉強しているのです。
ただ、堅苦しいのが苦手なので、
あんまり好きではないという設定。


>>☆シャイン☆さん
あわわわわ、ありがとうございます!
ま、まだ文章も稚拙で未熟なので、
そう言ってくださるとありがたいです。




そして、お二方とも、正解でございます!
のなりいさんのコメントに、一字一句違わない理由が書いてありますが、
改めて解説させていただきます。


答えは4番のパープル・バイオレット。
風車を回すと……ほら、青と赤が混じって、紫に見えるのです。
名前に紫が入っているのは、パープル・バイオレット氏だけです。
……にしても、K氏はなぜこんな変な遺書を残したのでしょうね。



少し気になったので、
折り紙をたたんだショボイ自作の風車で実験をしてみたところ……
紫と言われればそれっぽいのですが、
赤と青と言われると、ただの赤と青でした。
作り方が悪かっただけかもしれませんけどね。

2010-09-15 20:04:10


ナタリー

「謎、解明です!」

「さすがルークだね。」

レイトンさんに褒められちゃった!
思わず、えへへ、と誇らしげになり、胸を逸らす。

「おっ、ルナちゃんじゃねえか!」

ふと、太い男の人の声が聞こえて、振り返った。
ルナさんは、その声の主を見て、表情を明るくさせてお辞儀をした。

「クライドさん! ご無沙汰しております。」

どうやら知り合いらしいその男の人――クライドさんに頭を下げるルナさん。
クライドさんは、がたいがいい男性で、髪をオールバックにしていた。
それでも、不思議と威圧感を感じないのは、感じが良い笑顔のせいだろうか。
筋肉質な体つきといい、工事現場の人だろうか。

「ご紹介します。私の母の友人、エルシャール・レイトンさん。
そしてレイトンさんの助手のレミ・アルタワさんに、
レイトンさんのお弟子さんのルークさんです。」

そして、今度は僕達の方を向いた。

「こちらはディラーノ・クライドさん。
レストラン・クライドのオーナー兼シェフなのです。」

シェフの人だったのか。
先入観はいけないと言われている意味が、良く分かった。
その考えを改めて心に刻む。

「1年ぶり……だったか、元気そうで良かった。
ミハルの奴も、寂しそうにしててだなぁ。」

「ま、待ってください!」

聞き捨てならない言葉を聞いた、気がした。

「1年ぶりって……1年間、この街に来てなかったのですか?」

「は、はい。でも、さすがに1年で街の事は忘れませんよ。
きちんと、道案内できます。」

「で、でも、お兄さんが豹変したのは……」

「シッ。」

ルナさんから口を押さえられる。
クライドさんが周りを見渡して、手招きをした。

「ここでは、ちょっとまずい。とりあえず俺の店に来てくれ。」

「何か、理由があるのですね。」

レイトンさんがクライドさんにそう聞いた。
何やら、この話題は公に話していい事ではないらしい。

「俺の店は、ちょうど昼休みの時間だから、客もいない。
今なら俺と息子だけだから、そこでたーんと話してくれ。」

「分かりました、案内してください。」

僕達は、クライドさんのお店、「レストラン・クライド」へと足を運んだ。
誰かに見られている気がするのは、気のせいだろうか。





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~





この辺からオリジナルキャラクターがじゃんじゃん出てきます。
他の公式のキャラクターも、エピソードとかで絡められたらなーと企み中です。

2010-09-15 20:59:34


ナタリー

まだ1.5話分の書き溜めしか終わってません。

なので、オリジナルキャラクターのイメージ絵を描いてみました。
お目汚しになるかもしれませんが……。
レントン風の絵って難しい……。
影をあまり付けないんですね、


第一弾は、
ルナ・シャンレンです。

2010-09-16 20:42:28


ナタリー

「レストラン・クライド」は温かい雰囲気を持つお店だった。
淡いオレンジの壁に、清潔感がある机。
床には絨毯が敷かれている。

「まぁ、そこらへんに座ってくれ。
おーい、ミハル! ミハル、出てこい!」

「なんだよ、親父……。」

クライドさんに言われて奥から出てきたのは、暗い茶髪の青年であった。
ミハルと呼ばれた青年は、僕達を見ると目を丸くした。
そして、明らかに営業スマイルと分かる作り笑いを浮かべ、言った。

「……今このレストランは休業中だからまたの来店を待ってます。」

「言葉遣い、間違えてますよ、ミハル。」

ルナさんが、ミハルさんの変な敬語に対して突っ込む。
そしてミハルさんの目がルナさんを捉え、先ほどよりも目を丸くした。

「なっ、ル、ル、ル、ルナ!?」

「私はナルルルルナって名前じゃないんですが……。」

「知ってる! なんでお前がここにいるんだよ!」

「故郷に帰って、何か悪いのかしら? ミハル。」

「だって、お前、こないだ帰ってきたと思ったら、
また飛び出していきやがって……。」

「それはいいから、ミハル。紅茶出してこい。」

ルナさんとの会話を中断されて、ミハルさんは顔をしかめながら店の奥へと戻って行った。
レミさんがその様子をみて、クスリと笑う。
クライドさんはミハルさんがきちんと奥に行ったのを見てから、僕達の方に向きなおる。

「ルナちゃんが言ってた助っ人さんってのは、この三人なのかい?」

「助っ人になるかは分かりませんが、ルナさんのお話を聞いて、来てみたのです。」

「まぁ、ルナちゃんが見込んだ人たちだ。
俺と違って、頭も回るようだしな。」

クライドさんの言葉に、はてなマークが浮かんだが、
すぐにその言葉の意味が分かった。

「立ち聞きが悪いのは知っていたが、つい聞いちまった。
謎が、得意みたいだな。」

「はい! あ、もちろん、レイトンさんの方が得意ですけど。
でも、謎なら任せてください!」

レイトンさんに敵わないのは、事実だ。
でも、それを悔しいとは思わない。
むしろ目標として、常日頃、僕も謎の特訓に勤しんでいる。

「もしかして、そっちの嬢ちゃんも、謎が得意だったりするのか?」

クライドさんがレミさんに向かって言った。
なんだか……少し、挑戦的な口調だ。
レミさんもそれに気づいたのか、顔をにやりとさせていった。

「えぇ、勿論です。
私の実力、見せてあげます。」

「ハハハッ、そうかそうか。
なら、ためしにこんなのはどうだい?
俺からの謎、解けっかな?」



Q.2

レストランで働いている人物に、
とてもグータラで働こうとしない店員ミハルがいた。
しかし、オーナーは言うのだ。
「ミハルみたいな奴が、5人いたらなぁ。」と。
さて、何故オーナーはこのような事をいったのか?





~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~






これもまた有名な問題ですね。
ごめんね、ミハル。

目指せ毎日1回更新……。
しょぼい目標である。

これからクイズ本大量に読んできます。

2010-09-17 20:00:55


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