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レイトン教授と幻の王国

YK

改めて、四作目。三部作分全て詰め込みます。
(オノメシンは無しです…すいません)

「僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…


その傍ら…」

幻の国、ウィダード王国と

謎の配達人…

「私は彼方様をずっとまっておりますわ!」

悲劇の姫君。

「全て恨み呪ってやる…!」

過去と残された跡継ぎ…


滅んだ国、ウィダード王国の裏とは!?





お楽しみに……

2009-09-13 10:39:48


olive

歩きながら、カルロさんが僕に聞いた。
「レイトン先生や父さん、母さんに協力していた女性がいるんでしょ?」
「はい……」
「それって、誰の事?僕がブレッドを名乗っている時から、僕の正体に気付いていたみたいだけどさ」
「……いえません」
「先生に止められてるの?言うの」
はい、と僕が返事する。カルロさんは空を仰ぐと、「じゃあ、当ててやる」と一言いって、僕に笑いかけた。

「マリン」

あの、ブレッドさん時代のカルロさんを誘惑した女性のことか。その人じゃない。
僕は自信をもって、
「いいえ」
といった。
すると、カルロさんはニヤリと笑った。
「マリンじゃないんだね…」
「はい」
「残念だが、僕の正体を最初から知っていたのは、二人しかいないんだ」
「……え」


「成る程…アンネがねえ……」
カルロさんは呟くと、なんだか複雑そうな顔をした。泣くのをこらえる様な、哀しそうな顔だった。

「やっぱ、父親は無事でいてほしいからね…僕もそうだ」





カルロさんが消え入りそうな声で呟いた。

2010-03-10 20:19:19


olive

カルロは一応23歳の恋愛真っ盛りですから、悲しすぎですよね。
彼女に裏切られるなんて。




さて、次回作とリンクさせます。

2010-03-10 22:56:44


olive

ロッパ様

ある家に仕える剣士。
アイズィーに主につかえている。
wid王国と、サンステリ王国の秘密を知る男。




wid王国
ウィダード王国の略。

サンステリ王国
ウィダード王国の隣の国。
戦好きで有名で、マルミゲラ家が治めている。
因みに、ウィダード王国はウィダード家が治めている。
マルミゲラ家の紋章は、水平線に垂直に刺さった剣。

2010-03-11 22:30:49


olive

僕は気まずくなり、黙り込んでしまった。
しかしカルロさんはすぐにニコッとした。


「僕は目的があるからね。こんなことでくよくよしていられないよね」

「え?」
「ウィダード王国とサンステリ王国。
サンステリ家とフォード家。
水平線に垂直な剣。X字の蛇。
僕は色々調べたいから」
「………詳しいですね」
「曾祖母に聞いたんだ」
「………え?」


僕は話の展開のはやさにびっくりしながらも、聞いた。
「僕の偉大な曾祖母」
「………………それは」
「多くを語らないが故、僕達は狙われた」
「……えっ??」

2010-03-11 22:44:44


olive

「このことはまた話すよ」
カルロさんはそう話すと、辺りを見回した。
「おや?」
何かに気付いたのか、カルロさんの目の先は一点に向かった。

X字に絡んだ蛇の描かれた旗を持って、兵隊さんが行進していた。
「あれはフォード家のパトロールだよ」
ミダル君がカルロさんに話しかけた。
「フォード家って、この町の領主の?」
「うん。ここマッタレラの領主さんだよ」
カルロさんは僕よりこの町に詳しかった。
僕は考古学者の弟子だというのに物理学者にも知識は劣るのか……。
「ゴルゴン・フォードさんというんだ」
「ゴルゴン?」
レイトン先生も食いついた。
「知ってるんですか?」
「ああ、ミダル。
私が探していた人物の一人だよ。
済まないがミダル、ゴルゴン・フォードさんのお家へ案内してくれないか?私は彼と話がしたい」
「はい。分かりました。でも、ゴルゴンさんは頑固ですよ」
「いいんだよ」


先生達が話をしているとき、カルロさんがなにか不思議な笑みを浮かべた。

2010-03-12 21:46:23


olive

間違い

カルロの台詞
「サンステリ家とフォード家…………」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「マルミゲラ家とフォード家…………」

2010-03-12 21:50:38


town

久しぶりです!
進んでいる~!

2010-03-12 21:53:03


olive

僕らは程なくして、フォード家についていた。


僕らを蛇の銅像が迎えてくれた。
鎌首を擡げ、ねめるようにこちらをむいたその銅像は、僕らを監視しているようにみえる。

それをくぐり抜けると、兵隊さんが立っていた。
「何か用かね」
「未来から来たものです。御主人に話が」
「ああ、新聞に載っていた。
わかった。呼んでまいる。そこから逃げるでないぞ…」
兵隊さんは僕らを睨みながら、屋敷に入っていった。
「怪しまれていますね、僕達」
「まあ、ね」
「これは、やは…」

「許可が降りたぞ!早くこぬか!!」
僕らの話を、兵隊さんの声が遮った。
僕らは撃たれないためにも、すぐ言うことを聞いた。


屋敷にはいることとなったのだ。





屋敷は装飾が施され、シャンデリアが高い天井にぶら下げられていた。
広間はまるで僕らの家一軒建つくらい広く、真ん中は真っ赤な絨毯が敷かれていた。
その上に壇があって、そのまた上に設置された階段の上に、黄金の椅子がとんと置かれていた。
そこにはきっとゴルゴンさんと思われる髭面の男性と、頻りに髪を撫で付ける女性―奥様だろう―、可愛らしい少女―御息女だろう―が座っていた。

2010-03-12 22:12:03


olive

ごめん、town!
すれ違い!
来てくれてアリガトー[s:0351]

2010-03-12 22:13:36


riddle

兵隊さん怖い……。

屋敷のイメージがしやすいです!凄いなぁ…[d:0207]

ゴルゴンさん、頑固かぁ…先生はどんな話をするんだろう!?気になります!

2010-03-12 22:30:18


olive

riddle

兵隊さんには名前もないです[s:0319]
いい味出してんなあ[s:0351]と私も思うんやて[s:0349]
ゴルゴンさんは心配ご無用[s:0325]だって、それはうわs……([s:0013]ネタバレやん

更新頑張ります[s:0017]

2010-03-13 08:32:54


olive

「この者です、旦那様」
ゴルゴンさんはうむ、と返事をすると、ゆっくりと僕等を見た。
「君達かね?私に用があるとは」
「………はい」
「ほほう、君達かね!いやいや、会えて光栄だよ!私はゴルゴンという」
噂とは全く違う。僕が混乱していたら、レイトン先生が囁いた。
「あれは勝手に流れた噂かもね」

「はい…」

「うむ、みんなの名前は新聞で知っているよ!レイトン君、トライトン君、ディミトリー君、アルバトロ君、フォード君、またまたフォード君だったね!あとは、ミダルちゃん!」
「知っていただけて光栄です」
「私も紹介する。妻のナンシー、一人娘のアイズィーだよ」

「宜しくお願いします」

「まあ、こんなところでごちゃごちゃ話すより、向こうで話そう。おい」
「ハッ!!」
「案内したまえ」
「畏まりました!!ではお前達、ついてまいれ」
兵隊さんにつれられて、応接間に僕等は通された。
†††††††††††
「私はサンステリ王国のマルミゲラ家について話があって来ました」
「マルミゲラ?レイトン君、なぜだい」
「私は未来から来たものです。この国の事を調べにきたのです。ですから、貿易についても知りたくて」
「つまり、そういうことか。
良いだろう。
あの国は大層戦好きでな。いつもどこかと戦をしている。住民も迷惑だろうね」
「この国とは?」
「まあ、有ることは有る。
まあ、そんな国だよ。
サンステリ王国と言うが、実際治めているのはマルミゲラ家だ。サンステリというのは、前の国王だよ。マルミゲラは、その家来。サンステリが全滅してから、政治は奴らのものだった。
しかし」
「……マルミゲラ家も全滅」
「調べたね、レイトン君。そうなんだ。マルミゲラ家も全滅した。だから今は、後継ぎ争いで内戦だよ」
「成る程」
「この国はウィダード家が治めるから、平和なんだろう。
すこし説明しよう。
ウィダード家の下にわしの家、ルンタル家があり、南北で分担して治めている。
南はわしら。
北はルンタルだよ」
「有難うございます。参考にします」

2010-03-13 08:57:41


olive

僕には、サンステリがマルミゲラでとか、南北がルンタルがなんとかとか、何にも分からなかった。でも、先生にとっては大切な資料の一つの様だ。
丁寧にレポートを書き上げるレイトン先生とディミトリー博士。
エルドマクさんは何やら辺りを見回し、クラウスさんはナンシーさんとお喋り。
カルロさんは……何かを書いていた。
僕はやることがなく、ただ「ひたすら」ちびちびと紅茶を飲んで、時間を過ごしていた。
一人娘のアイズィーさんと目が合った。
アイズィーさんは僕に駆け寄ると、貴方の名前は、と聞いてきた。
紺色を基調としたワンピースに、フリルの襟。そこに通した紅のバンダナが映える。紫のヘアゴムで髪を結い、左側の肩に流していた。
10歳前後だろう、大きな灰色の瞳が好奇心に満ちているのがわかる。

「ルーク・トライトンです」
「私は……知ってるかもしれないけど…アイズィー・フォード。アイズィーって、珍しい名前よね」

ウィダード王国も英語圏だが、僕は聞いたことがない、そんな名前。
「まあ、この辺りのひとは皆珍しいから」

2010-03-13 12:13:36


olive

アイズィーさんは次々質問してくる。
「ルークさんは、何歳?」
「僕?今18歳だよ」
「私、10歳。
ああ、そうそう。スペルはlukeであってるかしら?」
「うん。君は?」
「私?アイズィーはIzyよ。Iでアイだからね」
「イズィーとも読めるね…」
「イーズィーはeazy。わたしはIzyなのよ。変わってるでしょ…」
「可愛いよ」
「有難う」
アイズィーさんはニコリと笑うと、カルロさんに視線を向けた。
「貴方は、名前は?」
カルロさんは少し驚いていたが、直ぐに答えた。
「カルロ・フォードですよ」
「まあ!」
アイズィー……ちゃんが声を上げた。
「同じフォードなのね。瞳も私と同じ、褐色と緑色の混ざった灰色、髪の毛の褐色もそっくりだ!」
「そうですね!」
カルロさんはそういうと、アイズィーちゃんのワンピースの胸ポケットに紙を入れた。
「御返事です。あとで、一人で読んで」

「ええ」


兵隊さんが、時間だ、すぐ引取願おう、といった……。

2010-03-13 12:50:58


olive

僕らは屋敷にでた。
やっぱりあの蛇が嫌いだったが、一応男子なんだ、しっかり堂々と歩いた。

ところで、あれはなんだったのか?
カルロさんがアイズィーに渡した、紙の事……。
†††††††††††
目線・第三者
アイズィーは畳まれた紙切れを開くと、悪筆の文章を見た。
いそいでいたようだ。gなのかqなのか分からない。
しかし、そこにはこう書かれていた。
……………………………
アイズィーさま
貴女に会えて、僕は幸せだと思います。
理由は簡単です。
僕は貴女を探していたから。
明日、僕だけもう一度向かいます。
まっていてください。
貴女が話してくれれば、僕も貴女も後に救われる。
地獄を後に知りたくなければ……


フォードの未来の主
カルロ
†††††††††††

2010-03-13 16:52:37


town

すみません! なんかオリキャラの名前が少しかぶってしまいました。
(ちなみに自分のオリキャラの名前はアイスィーになっています。)

2010-03-13 19:32:01


olive

「な……なんなのよこれ………」

訳が分からず、ベッドに座り込んだ。
一。温かい毛布に顔を埋める。
二。そして、もう一度手紙を開く。
三。やっぱりあの悪筆な手紙があった。

「悪戯にも程があるわよ」
それをくしゃくしゃにして、ごみ箱に放り込む。
しかし……
なにか引っ掛かる。
内容が怪しい。
もう一度ごみ箱に手を突っ込んで、手紙を取り出した。
それを読んだ。
「フォードの未来の主、カルロ………」
そういえばあの青年の名前、カルロ・フォードだったな、思いながらアイズィーは手紙をみた。


「よし、いこう」

†††††††††††
town
なに!?名前被ってた!?
アイスィーだね、わかった。
あえて変えないけど、頭にいれときます[s:0319]

2010-03-14 14:54:10


lemon

おひさです!
なんかカルロさん、凄い手紙書いてません? うわぁ、事件の予感!(←ちょっと嬉しそう)

2010-03-14 16:27:42


olive

lemon
カルロは本当に面白いやつです[s:0319]さすがお坊ちゃま[s:0325]
思わせぶりも好きだが、冷静に変な奴です!

実は、この手紙は事件のネタバレなんだよ[s:0319]

2010-03-14 16:32:49


olive

裏話
「わあ、美味しそう!」
「カルロさん、意外にお菓子大好きなんですね」
「ルーク君もね」
「へへへ。でも、意外にグルメなんですね」
「学生時代にはどこがおいしいか調べて、店まで買いに行った事もあるよ……」
「カルロさんの学生時代…?!」
「え…、興味持つのそこ!?そこなのかい!?
まあ、普通だったよ。昔は成績は下から勘定したほうがはやかったけど」
「え〜〜〜〜〜〜!?」
「頑張ったんだ、本当」
「テストの最低得点は…?」
「88」
「高っ!!高いよ……十分だよカルロさあん!」
「おかしいな?オクスフォード学校(oliveのオリジナルスクール)では悪いんだが」
「名門中の名門ですよ」
「あへ、そう?」

ちょい抜けカルロたん。

2010-03-14 19:51:21


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