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レイトン教授と幻の王国

YK

改めて、四作目。三部作分全て詰め込みます。
(オノメシンは無しです…すいません)

「僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…


その傍ら…」

幻の国、ウィダード王国と

謎の配達人…

「私は彼方様をずっとまっておりますわ!」

悲劇の姫君。

「全て恨み呪ってやる…!」

過去と残された跡継ぎ…


滅んだ国、ウィダード王国の裏とは!?





お楽しみに……

2009-09-13 10:39:48


olive

みっきーさん
初めまして[s:0325]
小説を覗いていただき、有難うございます。
これからも宜しくお願いします[s:0316]

town
カルロさん、やばいかもね[s:0319]

2010-03-26 17:09:13


olive

これを見ていたアイズィーさんが、アンネさんに質問した。
「そなたは、カルロと面識があるのか?」
「あるもなにも…」
アンネさんは、カルロさんの入って行った奥の部屋を見ながら、膨らんだお腹を摩った。
「……そうかぁ…」
アイズィーさんは察したらしく、そのお腹を、ときめくような、憧れるような、うっとりするような、あの女の子独特の……暖かい目つき………いや、目になったんだ。(言葉では言い表せないよね…。)
しかし、直ぐにその顔は暗くなった。
「まって。それならば、カルロの言葉が本当なら、そなたの赤ん坊は…


苦しい思いをするのか………?」
「…え?」
アンネさんの問い返しと同時に、レイトン先生が唸った。
雲行きが怪しくなり、窓からは寒い風が入り込んできた。
カーテンがばさりばさりと靡いて、たまにアンネさんの髪を撫でつけたり乱したりする。


「そうかもな」
エルドマクさんが、溜息をついた。
「アイズィーさん、君は何をカルロに教え込まれた?」
先生がアイズィーに聞いた。

2010-03-27 12:13:03


olive

「なに…?そなた、私の様子だけで、そんなことまで分かるのか!?」
「ええ。貴女は、私達の調査に興味をもったから来たといいましたね。
しかし、それはただの口実にすぎない。貴女の顔がそう語っていた。
実際、どうなのですか?」
「………」
アイズィーさんは唸ると、溜息をついた。そして、見事だレイトン先生、と呟くと、話し始めた。
「私の目的は、シリアスにワクワクを楽しみに来た訳ではないわ。私の目的、全てはなすわ。

………そう、屋敷の中での事よ………」
††††††††††††††

「証拠をお見せしますよ、アイズィー様っ……」
カルロは左腕を捲ると、その腕をアイズィーに見せた。
「………それは!」
左手首には、X字の蛇に、水平線に垂直な剣の刺さったなにかの紋章。
「貴女様の腕にも、ありますよね」
アイズィーは、その左腕を捲った。左肩には、X字の蛇が絡まっていた。
二人とも、左側にタトゥーが施されていたのだ。
しかし、アイズィーは気づいた。
††††††††††††††
「カルロのタトゥーはね、剣がある。私にはないわ。
私達フォード家は、うまれたての子供の左側の腕の辺りに、紋章を刻む伝統があるわ。でもね、カルロのタトゥーの紋章は剣が追加されていた。
確かにカルロは伝統を引き継いでいたし、フォード家に代々受け継がれたこのバンダナに、この国のマスターキーがあると知っていたわ。
でも、なにかおかしかった。



未来の主にしては……ウィダード王国の事を知らなさすぎた。
でも、直ぐにその疑問はとけた」

2010-03-27 13:45:29


olive

「カルロは私の曾孫に間違いないわ」

2010-03-27 13:51:09


town

そんな伝統が....

2010-03-27 14:17:39


olive

town
変な伝統だよね[s:0319]
私も、最初は出すべきかまよったよ…[s:0351]

2010-03-28 11:24:54


olive

「私、カルロの過去を聞いたの。
それで分かった。
カルロは、フォード家しか知らない事を沢山知っていた。それに…カルロの過去が、なにか、私と繋がっていたから。
カルロは、私の何かを探すようなことを言っていたわ。
実際、カルロの目的は解らないのだけど。
わかって頂けました?」
アイズィーの言葉に、レイトン先生は唸った。結局、カルロさんの目的は定かではないからね。


「曾祖父を探す」

エルドマクさんがぼそりと呟いた。
「私達は確かにフォード家だよ、アイズィーさん。私はカルロの父親、貴女の孫にあたる」
エルドマクさんは窓を閉めた。
カーテンが揺れなくなった代わりに、燭台がかたかたと揺れた。
「え…………?曾祖父?」
「貴女は未来、フォード家の伝統を守る為に、ウィダード王国や、それから様々な逸話を話してくれた。
ただ、貴女は一つだけ話そうとしなかった。
私の父親、すなわち貴女の息子は、父親、つまり貴女の夫(ひと)の存在をしらない。どうやら彼が生まれる前に、何らかの形で別れたのだろう。

しかし、その彼の父親、私の祖父、カルロの曾祖父にあたる人物の事だけ、貴女は話さなかった。

カルロが調べようとしているのは、彼のことではないかな」



「……………………」

2010-03-28 11:39:04


olive

みんなが黙りこけた、その時。
「うわっ………うわわわわ〜!!」
誰かの叫び声と同時に、何か重い荷物をおとしたような、響くような音がした。
「外からだ」
部屋の奥から、カルロさんもちらりと覗いてきた。
「カルロさん」
「…………ルーク君。今の音は…?」
「わかりません。一先ず、様子を見にいきましょう!」
「……ああ」

僕とカルロさんは、外を見に行った。

†††††††††††††

ナターシャさんの家の前は、大きな荷物が沢山転がっていた。
荷車は転倒し、遥か向こうにはきっとここまでひいてきただろう、馬が走っていた。
「う、馬くうん!い…いかないで…」
近くに、一人の少年がうずくまっていた。
「君は?」
「僕は………ザルシュといいますっ。
あああ〜!馬くうん!」

2010-03-28 12:45:55


olive

「いやいや、名前はいいから。
ルーク君、君の特技をいかして、馬を連れ戻して。僕は…荷物をつめなおすから」

「はい!」

ザルシュ君はよろよろと立ち上がった。
赤みがかった瞳に、赤毛。健康的な少し褐色みがかった肌。
顔はアジア系も入っていた。
「ははは、僕、毎回ドジしちゃって」
頭を摩るザルシュ君。
僕が馬をつれて帰ってくると、よれよれの作業着をパンパンとはらっていた。
「あ!ザル兄さん!」
ミダル君がザルシュ君に駆け寄った。
「彼はザルシュさん。ザル兄さんだよ。
歳は12歳なんだ」
ミダル君は説明すると「またドジ?」ときいた。

2010-03-28 18:09:16


olive

「またドジしちゃってさ」
「もう」
「君は、なにか仕事でこんなに荷物をはこんでるのかい?」カルロさんが聞く。
「まあね。俺、これで生計立ててるからさ。実はさ、俺って家族いないんだよね。ああ、そう。孤児って奴さ。わかるだろ」
「ああ。随分と大変そうだね」
「なはははは。俺はね……2歳の時に孤児院いりさ。君にはわかるだろ、孤児ってやつ」
「分かってるさ。………それより、大事な金の元なんだろ」
「分かってるじゃないか、兄さん。あんた、顔や佇まいは坊ちゃまだが、よくわかってら」
「……………。まあいいが、急いだらどうかね」
「おう、佇まい坊坊!」
「た、佇まい坊坊だと!?ちょっと僕、短気な所があるのだが」
構わずザルシュ君が手綱をひきかけると、ミダル君が、まって!と声をだした。
「足から血…ザル兄さん、ナターシャさんの家へ!」
「………え?あっ」
「その口が神の怒りをうけたのだよ」

2010-03-28 18:40:08


olive

ザル君のキャラがかわってしまいました。
彼は馬くうんとはいいません。
まあ、最初くらい、社交的に敬語でいかないとね[s:0033]
世渡り上手だね、ザル君。

2010-03-28 20:09:08


olive

「カルロ、君は薬品の知識に秀でているね。君が治療してやってくれ」
「あ、はい」
レイトン先生に従って、カルロさんは返事した。
しかし、カルロさんが取り出したのは…
「か、か、か、カルロさん!?その血みたいなの…………」
「薬品」
「赤いですよ!なんですかこの血を連想させる薬品は!」
「赤チン」
「変な名前。お前にそっくりだ、佇まい坊坊」
カルロさんはその言葉にいらついたのか、荒々しく赤チンを綿に染み込ませた。そしてその綿を、ザルシュ君の傷口に力一杯押し付けたのだ!
「いった〜〜〜〜〜っ!し、染みる、染みるよおっ!しかもマジ見た目グロテスクッ!!赤いって、赤いの垂れてきてるから!!」
「カルロ!」アイズィーさんがすこしだけおこったように、でもすかした。
それなのに、カルロさんはクスクスと笑っている。
「佇まい坊坊!おまえ、性格悪いぞ!」
「悪いね、ザルシュ君。僕は元がこんなんなので」
「陰湿坊ちゃまめ!」
カルロさんはその言葉には動じず、綿を傷口から離すとそこにガーゼを宛がった。そして、テープで固定した。
「見た目は悪いが、治りは良い。見た目がよいようガーゼを付けたが、なにかあったら言ってくれ」
「……わるいな、佇まい坊坊」
「その呼び方はやめてくれ。僕にはカルロという名前がある」
「へ〜、カルロか。いっそのこと、みんな名前を教えてくれよ。俺は勿論、ザルシュだ」
みんなが紹介を終えると、ザルシュ君は笑って言った。
「お礼に何か恩返しをしたい。通りに置きっぱなしの荷物、あれを運んだら何か情報でも教えてやるよ!」

2010-03-29 11:55:26


olive

颯爽と馬を走らせ荷物を運びにいくザルシュ君をみながら、僕はなんの情報を聞こうか悩んだ。
「そういえば、僕がブレッドと名乗っていた頃、セシルとかいう人物の捜査をしていました」
「彼について、かい」
カルロさんとレイトン先生の話し合いが聞こえる。
「はい。彼は鍵を握るホストですよね。それに、このウィダード王国に風俗街があるとは、何処でもきかない。どこにあるかも、解らない」
「確かに。明日は王族に会う日。シラーマ様はなにかで関わっているらしい」
「シラーマ?」
「ウィダード家のご息女、すなわち王国の姫だ」
「ふうん。ならば、決定ですね」
「ああ。………………………はあ」


「なんの話をしているんですか」
「…………ザルシュ君に聞く情報についてさ」

2010-03-29 12:29:17


olive

こんなときにすいません。
後、キャラの絵をガンガンのせます。

2010-03-29 12:30:24


olive

300う〜〜[s:0308]

2010-03-29 12:31:05


olive

間違えた。300ではないや。
290でした[s:0351][s:0319]

2010-03-29 12:32:16


olive

しばらくして、皆でお風呂に入ろうかと話していた時だった。
荷車の車輪の、独特のカラカラ音がしたと思うと、ドアが豪快な音をたてて開いた。
「レイトン先生〜!俺だ、ザルシュだよ〜〜〜!」
ザルシュ君はバタバタと部屋に入り込み、ポシェットを机に叩くように置いた。
「まあ、騒々しいこと」
「わりーなあ、ナターシャおばさん。で、情報提供にきたからさ、さっさとしつもんしてくれ」
ソファーにザルシュ君が座ると、ぎしぎしという音をたてた。しかしその音が収まると、質問をレイトン先生は始めた。
「ザルシュ。私達は明日、王族に会いに行く」
「王族なめてるだろ、先生」
「ははは。……。まあいいが、その前の調査の為に、風俗街に行きたいんだ」
「ほ……ほう!おもしれえ話だぜ!ようするに、誰に会いに行くんだよ」
「セシル・ジュエリー(Sesl・Jewelry)というホストさ」
「セシル………………ああ!闇の殺人鬼かあ!」
「なに!?そんな異名が……」
「あいつが相手した金持ちは、皆財産吸われてチーン。だからさ、多分正体はそいつだよ…!?」
「……………」
ザルシュ君はあぐらをかきながら悩んでいた。が、なにか覚悟したような顔をして、叫んだ。
「よし、風俗街に連れていってやるよ!!ナターシャおばさん、荷車置かせてね。
さっさと支度して、とっとと出掛けるぜ!」
「え?」
「早くしないと、入口がふうさされちまうぞ〜〜!」
ザルシュ君は、荷車から短剣を取り出して腰にさげると、僕らを案内してくれた。

2010-03-30 12:59:50


olive

しばらく歩いていると、ザルシュ君が済まなさそうに話した。
「風俗街のはいりかたは知ってるんだけどさ、残念だがセシルのいる店はしらねえんだ」
「それでいいよ」
「わりーな。あ、そういえば」
僕は嫌な予感がした。
「あの子は?金髪の、サラーッとしたさ、蒼い瞳の……ふぐっ!」
クラウスさんがザルシュ君の口を押さえた。何か耳元で囁いている。
しかし………
「ああ、あの子?」
返事をしたのはカルロさんだった!
「そう、そう!名前知らないけどさあ、カッコ可愛い女の人!!カルロ、分かってんじゃん」
調子に乗ってザルシュ君が返事をすると、エルドマクさんは諦めたようにため息をした。
「カルロ、長い間だまってて悪かったな。私達の協力者だよ」
「……………やっぱね。彼女はアンネでしょう?」
「……カルロ…」
アイズィーさんが、溜息をつきながらカルロさんを見た。彼女の瞳は、不安と憧れが混ざったような、ドキドキが重なったような、そんな様子だった。
「ははは、やられたよ。僕はすっかり気を許して、何もかも告白していた。まさか彼女が、先生達の情報源とは知らずに……」
カルロさんは、いつも(本当にいつも)冷たい雰囲気を放つ瞳を、珍しく潤ませた。

2010-03-30 15:01:09


olive

「カルロ、あの人って、あの、そうなのか?」
アイズィーがぼそりと話し掛けた。
「……まあね。ただ、僕達はお互いに偽名でつきあって、偽名で授かった。
ついに僕が先に本名を名乗ったのだが…」
「そういう事だったのか………」
「そうか…父さんは聞いていたんですね。
そう、彼女こそ、ガードンの娘だった。
しかも彼女は、僕の本名とともに計画の情報を流していたんだ。
大きな目的は、計画実行の阻止だったようだが」



「阻止…」
エルドマクさんが、小さく呟いた。
僕はその時、なにかズレが出来てきているんじゃないかと思った。
そうだ、カルロさんの顔がなにかちがう。憎しみに満ちた恐ろしい顔だった。カルロさんは、アンネさんを憎んでいるんだ。

2010-03-31 09:07:50


olive

ザルシュ
12歳の、荷物運びの少年。
勝ち気で口がわるいが、とても優しい性格。ミダルくんをとても可愛がっている。

赤に近い褐色の瞳に、赤褐色の髪、小麦色にちかい肌のいろをしている。
ロッパを師匠と仰ぐ。

2010-03-31 11:54:36


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