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レイトン教授と幻の王国

YK

改めて、四作目。三部作分全て詰め込みます。
(オノメシンは無しです…すいません)

「僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…


その傍ら…」

幻の国、ウィダード王国と

謎の配達人…

「私は彼方様をずっとまっておりますわ!」

悲劇の姫君。

「全て恨み呪ってやる…!」

過去と残された跡継ぎ…


滅んだ国、ウィダード王国の裏とは!?





お楽しみに……

2009-09-13 10:39:48


YK

「あらら……」
「おい、このまんまでいいのかよお」
「駄目でしょ」
「だよなあ」
「やっ……大丈夫かしら、吐血なんて!」
「大丈夫さ、アンネ。君の彼氏はそんなにぼろな身体じゃないさ」
「でも……」
「君は黙っていたまえ。一先ずねえ、あの群を止めるが最優先さ」
「あなたたち……!」
「カルロ」
「なにさ」
「止めるのは君に任せる」
「イエッサーだね、ハハハ!」
「ハハハ!」
「さっきから静かにしてよ、カルロもヘルマンも!ねえ、マリン」
「あの『棒や』の彼女の分際が、うるさいわよ」
「えっ……………う」


「なによ……なんで私はこんなんばかり……

こんな時、あの人は……

いいえ、あの人はいまは私のしるあの人ではない。
カルロでは……」

2009-12-17 00:46:41


クラウスたん♪

吐血・・・。
怖い・・・。
あ、初めまして!

クラウスたん♪と申します♪
更新楽しみにしてますっ☆

2009-12-17 22:06:56


YK

はい、吐血です[s:0325](にやり)

怖いかも知れませんね……今回のあたりは。
更新をたのしみにしてくださって、有難うございます[s:0062]

2009-12-20 21:16:16


YK

第九章………だったっけ
―――――――――――
I LOVE MY BOY

2009-12-20 21:18:42


YK

「愛してるわ、マイボーイ………
馬鹿ね、はやくでてこれば良いものを…」

2010-01-05 13:24:47


YK

カレラさんの楽屋についた。
そこでルーク達と落ち合った。
「先生、ぶ、ブレッドさあん!!何処に居たんですか…?」
「……少し調子が悪くて。ごめんよ。」
「だからこのコンサートにいくのを拒んだのですね。ごめんなさい。」
「いや、……いいんだ」

嘘だ。出鱈目だ。
ブレッド……いや、林檎君。
君は何故こんなことを…


と、私が考え込んでいると楽屋の奥のドアからある女性が出て来た。

灰色の瞳。褐色の髪。
彼女はカレラさんだ。

ブレッドさんの目がねめるようになった。

2010-01-07 09:46:23


YK

「あら、皆様。早かったわね。わざわざ楽屋まで来ていただいて…有難うございますね!」

私達はカレラさんに自己紹介を済ますと、話をし始めた。

「私は確かにエルドマク・フォードの元妻でした。
しかし……」

「………?」
「私達は別れる事になったのです。
本当は嫌でした。」
「成るほど」
「しかし、これはしょうがない事でしょう?
ですから別れたのです。
しかし…あの人、カルロは渡さないと言ったんです。」
「何故?」
「お前には育てる資格がない!!!」
いきなりカレラさんが叫んだ。
「こう言ったんですよ。あの人が。」
「なんて酷い事を!」
ルークが叫んだ。
「ね…?みんなそういうでしょ。」
「はい。」
「でも、私は言い返せなかった。」
「なんと?」
ブレッドさんが問う。
「私が育てる、とね。」
カレラさんは微笑んだ。

「不思議。あなたはカルロにそっくりね。
その、淡々とした感じとか…ほら、いま髪を指でいじった。癖とかね!」
「うう。」
ブレッドさんが頬を膨らませた。
「あっははは」
カレラさんが笑った。





帰り際、ブレッドさんがカレラさんとはなしていた。

「……で……は……を……ふふふ……!」
「………わ…は……」
よく聞き取れない程の小声で。
「あなた、本当にカルロみたいね。」
「そんなつもりは…」
「ああ、息子と話しているみたい!楽しいわ」
「それはそれは。
……ところであなた、カルロさんの居場所を知りたくないですか」
「知ってるの?」
「まあ。話した事もありますよ」

「!!」
「でもカルロったら、こう言ってましたよ」
「なんて?」


「財産狙いの貪欲女。
あんな奴には会いたくない。いつ金を取られるか分からない。
どうせ、フォード家の末裔だから金はあると思っているんだ。
いま、俺にはないんだよ。
……な〜〜んて!」
ブレッドさんが最後を軽くシめたが、カレラさんは顔が強張っていた。

2010-01-07 10:15:07


YK

第10章
―――――――――――
Mr.BROWN

2010-01-09 13:28:26


クラウスたん♪

初めまして♪
天才ですね!!
尊敬します…

いきなりですが、タメ&呼び捨てOKですか?
私はOKです♪

2010-01-09 14:31:15


YK

ブレッドさんは謎の笑みを浮かべると、楽屋を後にした。

「馬鹿な………そんなの嘘よ……」
震えるようなカレラさんの声が小さく聞こえた。



林檎は腐る。
―――――――――――
私はルーク達をつれ、ビックベンのよく見える小さな広場に行った。
ルークは疲れたのか、ベンチに腰を下ろす。
あの人は何処だ??

私はゆっくりと見回した。
そう、私はある人と待ち合わせをしている。

「レイトン君?」
ディミトリー博士が私の顔を覗き込む。
クラウスは帽子を被り直しながら、「待ち合わせですか」ととう。
「ああ」

心地好い風邪が吹き、あたりは日が照って暖かい。ルークはベンチで飲みものを飲みながら、鳩達となにやら会話している。


ブレッドさんは眼鏡をかけると、なにやら書類を見はじめた。


「そろそろかな」



私の勘は当たる。

あの人、Mr.Brown(ブラウン)がやってきた。

2010-01-17 22:14:47


YK

「ブラウン博士」
そこに現れたのは、私が待ち合わせしていた博士、ブラウン・ウソパンだった。
「レイトン君。私を呼ぶとは何故かと思ったりはしたが、やはり幻の王国調査かね」

高く、鋭い鼻。かなり細い顎とぎょろりとした目つき。青の瞳が異様に光る。

一見すると怖そうだが、根は優しい穏やかな人物だ。

「皆。彼は考古学、生物学、……言い出したらきりがない。とにかく、あらゆる学問に秀でる学者の一人だ。心配はない」
「そうなんですか」
「ははははは、レイトン君、お世辞の上手い」
ブラウンさんは笑うと、すぐにキリリとした表情になった。

「私はブラウン・ウソパンという。
この名前が可笑しくてなあ、ジャポ……いや、ジャパニーズではチャイロ(茶色)という名前でな。
ウソパンはジャパニーズになっとる。英語ではブレッド(Bread)とライ(Lie)になる。
面白いだろう!」

彼はどうやらイタリアとフランスの血があるらしく、イングランド人ではない。

「はじめまして、僕はルーク・トライトンです」
「クラウスです」
「アラン・ディミトリーだ」

「僕はブレッド・ライです」
ブレッドさんが挨拶をすると、ブラウンさんは笑った。
「私の名字と一緒だねえ!!!」
「ははははは、そうですね」




ブレッドさんがぎこちなくわらった。


どうやら私達の計画どうりに進んだようだ。

2010-01-23 10:54:29


YK

「じゃ、いこっか」
私は呟いた。
「え?」
ルークがききかえす。
「ウィダード王国にさ」
「もうですか!?」
「ああ」

「あ、まて、レイトン君。面白い発明品を見せたい」
ブラウンさんが笑った。
「えっ?」
「ジャンジャジャ〜ン」
ブラウンさんは瞳…しかも眼球を触った。
「目が痛みます、ブラウンさん!」
ルークが叫んだ。
と、ブラウンさんは掌に青の瞳の絵が描かれたコンタクトを出した。
「もとは目の矯正の道具らしい。でもこれで、瞳のいろを変えられる」
「最新型の眼鏡ですね」
「ああ」


「面白いでしょん?」


私は思わずため息がでた。


―――――――――――
タイムマシンに乗り込むとき、ブラウンさんは実は私の目、灰色なんだよ、としきりにいいながら乗り込んだ。


ブラウンさんは計画を成功させるため、かなり必死なのだった。

2010-01-23 11:14:04


瑠依☆彡

初めまして(-_-メ)瑠依と言います!!

私も小説を書いていますが、まだまだです…。これからよろしくお願いします!!

早速ですが、呼び捨て良いですか??

2010-01-23 11:43:56


YK

瑠依☆彡さん、はじめまして。
こんな更新遅めで駄作な小説を覗いてくださり、有難うございます。

ええ、タメも呼び捨てもOKです。

2010-01-23 13:12:58


YK

第十章
―――――――――――
父さん


スネーク団

2010-01-23 13:18:29


YK

ウィダード王国についたブラウンさんはかなり驚いていた。
「平和だねえ。しかもご覧、あの珍しい建物!アンブロシア王国以上だ!」
「本当です。でも、ロンドンもとても平和ですよ」

ルークがつぶやくと、ブラウンさんはチッチッチッ、と舌を鳴らした。
「今はスネーク団が動いている」
「スネーク団?」
「言うなれば、有力な暴力団、マフィアをいう」
「マフィア……」
「蛇がX状態に絡まっていて、間に剣のささっているようなマークをもっている。いかにもって感じの、ね」
「はあ……」

ブラウンさんがいうには、スネーク団はボスが分からないらしい。
顔も、名前さえも。
そんなスネーク団はロンドンの闇に隠れているらしいが………

「暗い!!話が暗過ぎる!!止め止め、これ駄目だわ。いかんいかん」
「ブラウンさんがいいだしたんじゃ……」
「ああ、それと!」
「…………」
「君達のタイムマシンの発表会、スネーク団が裏で動かしていたらしい。あのね、奴らの司令官があのカメラマンなんだよね」
「えっ!」
私も知らなかった。
ディミトリー博士がもしかしてあの怪しいシャッター音か、と詰め寄った。

「分からん。が、シャッター音が何なんだ?」
「はい、あのカルロって奴、こうやってシャッターを切ったんです」
ディミトリー博士は掌をパンパン叩いた。
…p…pp…ppp…pppp…

「そういえば、ブレッドさんに絡んできたお姉さんも!……て、あの人ウィダード王国の人ですよね…?」
「分からないよ」
「お姉さんは、どうやって掌を叩いたかな?」

「こうです」
…p…pp…ppp…pppp…
「同じだ……」
「ロン、アイというウィダード王国のごろつきも、ブレッドさんと戦うリズムが
…p…pp…ppp…pppp…
でした。」
「こわい……怖すぎる」
「しかもね、ディミトリー博士。どうやら不法に、君達のタイムマシンのコピーがスネーク団によって作られている。これは怖すぎるなあ」

「そんな……」
「ではあの変な信号を送ったのは……」
「皆、私達の時代から不法にきた、スネーク団と言えよう」
「……でも、その司令、なんでわざわざ僕らにしたんでしょうか」
「分からないよ」



クラウスが先程から首をかなり傾げている。
「そんなこと、有りました?」
「有りました」
「…………」


しかし、先程からおかしい。ブレッドさんから、なにか睨みつけるような視線を感じるのは私だけだろうか。



―――――――――――
皆さんにも、
「(゜Д゜)ハア?」
てひといるでしょう。
なにせ、100スレ以上前の話ですから。
ロンアイはスレを戻っても解りませんが、カルロというカメラマンとお姉さんは解ります。
カルロに至ってはキャラ紹介も有りますよ。
詳しくは、ディミトリー博士のタイムマシン披露会のスレ、(カルロ)ブレッド目線の氷みたいな心のスレ(お姉さん)をどうぞ。

2010-01-23 13:49:54


YK

スネーク団


言うなれば、ロンドン(イングランド)のマフィア。

2010-01-23 17:18:43


クラウス少女♪

お久しぶり☆
マフィア怖いなぁ…

続き頑張ってくださいネ☆

2010-01-23 21:18:43


YK

お久しぶりです。
ついにマフィアまでやって来ました……[s:0319]
なんだかこれからが怖いです………
更新をお楽しみに[s:0062]

2010-01-24 10:43:34


YK

私達はミダル少年と合流し、またナターシャさんの家に泊まった。
部屋割は、ルークとミダル、ディミトリーとクラウス、私は一人、ブレッドとブラウンらしい。
私達は言われた部屋に向かおうとした。
と、ディミトリーが私の肩を叩いた。
「レイトン君」
「はい」
ディミトリー博士は声を押し殺して私に尋ねた。
「タイムマシンのコピーを作ったのは、間違いなくライ君だよ」
「何故断定できますか」
「資料は私と助手達しか持っていない」
「……なるほど」
「どうかね」
「そう考えられなくもないですね」
「……………」
きっと彼が正体だ。
私も解りつつある。
「明日、詳しく私の推理を話しましょう。それまではまだ何とも…」
「分かった」


夜は更けつつあった。


その後、ブレッドさんが部屋を出たと聞いたわたしは、急いで追い掛ける事となった。
私は自分の仮説を確かめたい。

2010-01-24 10:53:12


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