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レイトン教授と幻の王国

YK

改めて、四作目。三部作分全て詰め込みます。
(オノメシンは無しです…すいません)

「僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…


その傍ら…」

幻の国、ウィダード王国と

謎の配達人…

「私は彼方様をずっとまっておりますわ!」

悲劇の姫君。

「全て恨み呪ってやる…!」

過去と残された跡継ぎ…


滅んだ国、ウィダード王国の裏とは!?





お楽しみに……

2009-09-13 10:39:48


YK

私がブレッドを追い掛けると、ブレッドは路地裏で辺りを見回した。
と、現れたのはあのカメラマン、カルロだった。
彼は何故此処にいる?私達の時代の人間なのに。
「あの教授、どうだ」
カルロが聞く。
「至って……」
「ふうん」
「ところで、例の薬品は見つかったの?」
ブレッドの狙いは薬品だったのか。
「ああ。色んな現地のマフィアをいじくってな」
「あとは明日を待つのみ、か」
「ああ」
何について話しているのか分からない。
「じゃ、ヘナチョコブレッドを装って、頑張れよ」
「……フッ、なんだよそれ」
「本当本当。中入れよ」
「ああ」
路地裏の中に入り、何故か店に入るブレッドとカルロ。
私は追い掛ける。
不思議な屋敷の中。
そこにいたのは、どうやら現地(王国)のマフィアや、タイムマシンのコピーを使ってやって来たスネーク団本部の人間だった。
「………!」
そして、カーテンに隠れた舞台のような所に向かって、色んな人(勿論マフィアだ)が争うように現地の薬品を差し出している。
「ボス!儂たちの薬品を受けとって下さい!」
「褒美を!」
マフィアの入り乱れる中、カルロとブレッドは平然と歩く。
カーテンが開くと、いかにも厳つい身体をした人物が、女に囲まれながら出て来た。
「フッ、では右から二番目のを貰おう。グフフフ………」
ボスらしい、厳つい人物は彼を指差すと、「ブレッド」と呼んだ。

まさか!

ブレッドは「はい」というと、男から薬品を貰った。そして、てけてけと舞台にのぼり、ボスらしい人物に薬品を恭しく差し出した。
「うむ」
ボスはブレッドから薬品を受け取ると、ブレッドが「痛い」と言うまで頭を撫で回した。


「……痛い」
ブレッドが声を上げると、マフィア達は怒りだした。
「てめえ、ボスの使いの分際が、何文句言ってやがる!許せねえ……!」
マフィアはブレッドに物という物を投げつけた。
ブレッドは「キャー」と甲高い声を出しながら、逃げ出した。

追い掛けなければ。

2010-01-24 11:19:40


YK

いきなりですが、流石にYKというイニシャルは面倒なので、多分改名することになります。

他と統一させます。

2010-01-24 11:22:16


olive(YK)

他の掲示板ではoliveやアンバーといっていたりするんで、oliveにしますが…………

―――――――――――

次回予告
次の日、レイトンは皆を広場に呼んで推理を始める。
王国調査タイムマシン計画とスネーク団の陰謀、ブレッドの正体とは??
お楽しみに…………

2010-01-24 12:05:56


olive(YK)

ブレッドはナターシャさんの家にはいり、ブラウンさんのまつ部屋に入った。
「遅かったねえ」
「すいません」
張り込もう。
「ブレッド君、お茶でも飲まないかね??」
「戴きます」

ブレッドとブラウンさんは紅茶を飲んでいた。
と、ブラウンさんが顔をフッと上げた。
「ブレッド君は」
「はい」
「エルドマク・フォードを知っているだろう」
「!!!」
ブレッドの顔が変わる。
「フフフ。彼は世紀一の極悪科学者でな、なんと猛毒薬品を作っていたらしいが………」
ブラウンさんが煙草をふかした。
「いや、作らされていた」
ブラウンさんがそう言った時、ブレッドは驚いた顔をした。
「君も真実を知る一人かねえ」
「………っ、はい…」
ブレッドは何故か泣いていた。しくしくと泣いている内に、ブラウンさんは頷いた。
「何か辛い思い出があるんだね。よしよし…」
ブラウンさんはブレッドを抱き寄せた。
「君の名前はかなり皮肉ってるもんだわ。何か有るとは分かっていたが……」
ブラウンさんが呟くと、ブレッドが呟き返した。


「貴方にもっと速く逢いたかった」

2010-01-24 12:18:34


olive(YK)

第十一章
―――――――――――
ブレッドの正体

2010-01-24 12:20:38


今 読み終わりました
YKさん(Oliveさん)表現の仕方が凄い…!
物凄く物凄く尊敬します!!!
更新頑張ってください

2010-01-24 13:15:16


YK

有難うございます。
そんな……表現がよいなんて……光栄です[s:0323]


更新頑張ります。

2010-01-24 19:08:19


olive

次の日。
私は推理をするため、町の皆さんを広場に呼んだ。
このままだとどうなるか……平和が続くか、死か。
死だからだ。


私は皆がいったのを確認すると、一人で広場へ向かった。
と、その時。
「レイトン教授ですね」
金髪に青の瞳。すらりとした身体は、まさに美女だ。しかし、おなかは膨らんでいる。赤ん坊がいるのだろう。
その女性は呟いた。
「貴方は行動に移しては駄目です」
「え?」
「絶対………」
「………絶対?」
「貴方はこのままでは死と考える」
「そうです」
「本当は、貴方が行動に移せば死が訪れる」
「!!」
「……私が助言したことは秘密です。私は……此子の父親を裏切ったから……」
女性はお腹をさすった。
「では」
「…………」



彼女は何者だろう。

―――――――――――
私は町の皆さんが広場に集まったのを見て、推理を始めた。

「皆さん、此処に来て下さいまして有難う御座います

これから、皆さんの命に関わる、謎解き推理を始めます」

2010-01-24 19:23:56


olive

久しぶりにきたので、どうやら読んでくださっている人が少ないみたい……[s:0319][s:0319]
ついに一つ目のクライマックスです。

次回は、かなり今度に更新します。
†次回予告†
ブレッドの正体、スネーク団の関わり、ブラウンさんの計画、謎の妊婦さんの裏切り、これは全て繋がっていた!
お楽しみに……

2010-01-24 23:33:15


olive

「私達の時代に、エルドマクフォードという、極悪科学者がいた」
「彼がなんだね、未来の教授さん」
「彼は猛毒薬品を作り上げようとしていたのです。しかし、彼の行動は世間にばれてしまった。そして彼は学会から追放され、殺された。勿論、彼の研究グループ、スネーク団もね」
「す、スネーク団!?」
「ああ。彼の研究グループもスネーク団という
……本題に戻そう。しかし違った」
「……?」
ルークがびっくりした顔をした。
「彼は猛毒薬品を作り上げようとしていた訳ではない。作らされていたのです」
「ええっ!!」
「本当かねレイトン君」
「ええ。その当時、戦争がちらつかれていたものだから、学会は彼らにスネーク団という名前をつけて、戦争に使える、猛毒薬品を作らせた。


しかし、戦争はなかった。
しかも、スネーク団は世間にばれたのです」

2010-01-25 01:11:42


olive

「これで色々追求されては堪らない、と、学会はスネーク団の独断で開発されたとごまかした。
スネーク団は何もしていなかった。
ただ、学会の命令で作らされていただけなのに………」
「……まさか」
「スネーク団の人達は学会の闇に取り付かれ、世間から消えた。
この後、遺族は大変悲しんだでしょう」
「…………」

「しかし」

私はこれから起こる地獄を恐ろしく感じ、深呼吸した。

「そんなかなしきスネーク団が開発中だった、猛毒薬品がまた作られようとしている」
ルークは驚いた顔をした。ディミトリーは顔をしかめた。
「そんな薬品を造ろうとしているのは…………
犯罪組織、スネーク団です」
「やはり……」
ディミトリー博士が呟いた。


「彼らはとにかくその猛毒薬品『を作りたかった。しかし、その為には材料が必要だった。
しかしその薬品は、残念ながら私達の時代では存在しなかった。ただ、可能性として幻の王国、ウィダード王国があったのです」
「……だから」
「私達のタイムマシンのコピーを作りだし、無理にでも手に入れようとしたのです」
「そんな……」


「しかし、そんなスネーク団もただ作りたいから此処にいる訳がない」
ルークはクラウスと話し合う。
ブレッドは先程から腕組みをしたままだ。
私は、心をおちつかせた。

「彼らは、復讐を目的としているんだよ」

2010-01-25 20:31:52


olive

「復讐…?」
「私は様々な人と協力して調査しましたが、スネーク団にはある特徴があった」
「………というと?」


「皆、あの猛毒薬品開発研究グループ、スネーク団の遺族なんです」

「……………!」

「しかも、私が気付いた時には時既に遅し。猛毒薬品は完成してしまいました」
「まさか…」
「まさかです。スネーク団、ここでは犯罪組織のことですが、彼らはこのウィダード王国の行く末を知っていた。
だから、『いつか必ず死ぬ奴を実験体にする』つもりなのです」
「ああ………」
「そんな本部の人間は現地の……ウィダード王国のマフィアも征服し、従えていった」
「……」
「勿論、私達の時代のロンドンでも、マフィアを征服させていった…。

全ては、薬品を作る為の材料を全て揃える為にね」
私はため息をついた。

「ですよね、
カメラマンのカルロさん。
町でブレッドさんを誘惑した貴女。
ロンさん、アイさん。
………」

私が声をかけると、物影から4人の姿が現れた。
「そうそう、スネーク団のボス。まあいかにも、という貴方」
私が言うと、1人の男性がずんぐりした身体を揺らしてやって来た。
「……………ふん」
私は確信した。
「貴方はやはり、ボスではありませんね」
「な、何」
私は殴られる覚悟だったが、幸いにも物を投げたのはウィダード王国のマフィアの荒くれ者だった。

「ボスはボスだ!!」
荒ぶるマフィア。

「違う!!
貴方達は騙されている。いかにもな姿のこの男性は替え玉…またはボスを装う人物。貴方達が思うほど、この犯罪組織スネーク団のボスは体格に劣る」
「え?」
「ディミトリー博士、一人、私達がさっきまで関わってきた人を忘れましたか」
「誰だねレイトン君」
「それがボスの正体…」
「……」




「この事件の首謀者であり、天才的頭脳の持ち主……………………………





それは
貴方だ!!」


私は、そこに立ち尽くす青年を指差した。

彼の名は…ブレッド・ライ。

2010-01-25 21:09:39


olive

辺りはしんとし、ブレッド・ライという人物は立ち尽くしていた。
しかし、彼はいきなり泣き崩れた。
「……レイトン教授、僕を…僕を悪者扱いするんですかあ!?
酷い…僕を…僕を…」
「演技は通用しないよ」
冷たく言い放つ。
「……っ、っ…」
「泣いてもいないのに」

「………うう」
「君の演技は流石だ」
「…………」
彼の涙、いや、意図的にだされる啜り泣く声は枯れた。
「貴方はブレッド・ライではない」

「……」

「本名はね、
カルロ・フォード。


エルドマクフォードの実の息子に当たる」

小声で言い放つと、ルークを始め、とにかくタイムマシンメンバーは驚いた。
「先生、それは…」
ルークが聞いた。
私はルークに返事をしようとした。しかし、それをブレッド、いや、カルロはこう止めた。

「そうさ」
と。

いきなりカルロが立ち上がった。いつもの穏やかで、まるで閉じていたような瞳が完全に開き、私を睨みつけた。

灰色の瞳が冷たさを帯びる。父親と同じ色だった。

「レイトン教授。どうして気付いたんですか」
「君は流石だ。天才的だよ、この計画は。
でもね、君は尽く(ことごとく)私の罠に引っ掛かり、また、いきなり行方をくらますなど不審な行動があった。少しずつ、君は欠乏していた」
「……で?」
「最初は替え玉に私も引っ掛かった。
君はスネーク団のパシリだと思っていたんだ。でも違った。
『普通はボスは姿が解らない』という常識の逆転をつき、ボス自ら乗り込んだ。
だから引っ掛かったが………
欠乏とはね、つまり………そう例えば、君は戸籍はカルロのままだったし、カレラ・フォードのコンサートでは君はトラウマに取り付かれていた。母親の真実をしる、フォード家だけの秘密を知っていたんだ。
それは私の罠で………」
「十分ですよ、くだらない事をぐちぐちと。
成る程、やはり素晴らしい、レイトン教授は。

全て僕の計画通りだ!」


カルロはヘッツィ、と誰かを呼んだ。
カメラマン、カルロさんがカルロをむいた。
きっと彼等は、名前を統一させる事で正体をくらませたのだ。

カルロはヘッツィ。
ブレッドはカルロ。


恐ろしい地獄が待っていた。
「全て、僕の計画通り………?一体どういう事なんだ………?」

私が呟くと、カルロは私に向かって叫んだ。

「あんたの天才的頭脳も今回はとーーーんだ無駄骨だったね!
この計画はね………解かれてなんぼなのさ!

あっはははははは……」






いやに響く高笑いが、なにかをよびおこした。

2010-01-25 21:37:08


lemon

ふむ……やはりブレッドさんか、犯人。
しかし、猛毒兵器を作らされていた。スネーク団はその遺族……
ワクワクしてきますね! 続きが楽しみ♪

2010-01-25 22:31:10


olive

lemon
うん、やはり、悪者となるのはブレッドさん。
でも、彼等には裏があるのです[s:0323]

………悪い奴に違いはないが[s:0319]

更新お楽しみに[s:0311]

2010-01-26 17:56:17


olive

カルロ
エルドマク・フォードの息子で、ブレッド・ライの正体。
ブレッドを演じていた時の性格とは正反対で、かなり執念深く、嫉妬深く、また臆病な性格。
素晴らしい運動真剣と天才的頭脳を持っている。


カレラにトラウマを持つ。

2010-01-26 20:40:08


olive

真剣[s:0229]神経
すいません。

2010-01-27 20:22:19


olive

違う。
あれはカルロではない。
私は叫んだ。
「素晴らしい演技力だ、カルロ。
ただね、君はそんな人物ではない。そんな高笑いする人物ではね」
「あぁ?」
性格の変貌ぶりには流石に私も驚いたが、構わず続けた。
「………君はもうすこし、冷静な性格だ。
しかし、とにかく執念深く、嫉妬深い。そして臆病だが、それをみせない程の冷酷さを持ち合わせている。
それがカルロだ」

カルロはそれを聞くと、目を閉じた。
「レイトン教授、貴方はやはり凄い。
だからこそ、利用価値がある」

「………私はされるがままにしよう、カルロ」
私は小さく呟いたが、カルロには聞こえていなかった。
と、その時。
「カルロオオ!」
ヘッツィさんが叫んだ。
「カルロ、今だあっ!」


その叫び声と共に、カルロはいきなり屋根に飛び上がった。
「ま、まて!」
町の人々が慌ててカルロを追い掛ける。手には弓矢があった。

しかし、カルロはとんでくる弓矢をふわりと避けながら、屋根の一番上に上がろうとする。
やがて、持っていた短刀を抜いて跳ね退ける。
ついにカルロは頂上についた。
しかし、住民のひとりが叫んだ。
「てめぇ、逃げた気かよ。下を見ろ。
てめぇは屋根に登って、自分で追い詰められてんの!
下は全て囲まれているんだ。どうするんだ?」
カルロは下を見た。
確かに、カルロの登った建物の下は弓矢を持った人々で囲まれている。
しかしそれを見ると、カルロは呟いた。

「上々だね」
カルロは着ていた白衣のポケットを探ると、小さな封のされたビンと、拳銃を取り出した。

「まさかあんな物を!」

2010-02-07 10:35:43


olive

…つかれたので。
「ぱにょお、ぱにょっぱ!」
「これが昔(オノメシン)のブレッドさんですか、頼りないですね」
「ははは、ルーク君は甘いなあっ」
「………?」
「僕はねえ、オノメシン時代から悪役設定だったのさ!」
「…え〜〜〜!?」
「本当さ。しかも、研究者の設定もそのころからあった。勿論、本名のカルロフォードもね。」
「………では…」
「舞台が違うだけ。フフフ……」
「……まじっすか…」

2010-02-07 22:08:07


lemon

へぇ……舞台が違うだけ……か。
読み返すと、なぜかケーキ屋を思い出す(これを初めて読んだのはケーキ屋)……

2010-02-07 22:29:32


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