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レイトン教授と時の歯車

トライトン

う~ん・・・、最近ヒマなので こちらに初の小説書こうかなあと・・・。
・・・この掲示板、もう少し 使いやすくなりませんかね・・・? いえいえ、何でもありませんよ。

それでは、はじめます。
「レイトン教授と時の歯車」






・・・うそだ、僕はこんなの信じないぞ!きっとこれは 1年前の事件と同じ仕組みなんだ・・。 



信じてしまったら、僕は・・・、僕は!!

2009-03-10 20:13:49


layton

トライトンさん、この小説ここの掲示板の中で1番面白いと僕はおもってるんです!(勝手ですいません)だから更新してください!
お願いします!

2009-04-02 12:52:07


トライトン

えええ!! ちょっとした軽い気持ちで始めたつもりが・・・。まさか ここまで・・・。
うれしい限りです。なるべく たくさん更新したいと思ってます。


あ・・・今日は家の都合で いったん引きます。すみません・・・。

2009-04-05 20:38:13


トライトン

「痛っ。」
目にゴミが・・・。木か土の欠片でも入ったのだろうか。こんな大自然?のようなところで、不意に目にゴミが入ってしまうことは仕方がないことだと思った。

ゴミをはらおうと瞬きをすると・・・!!




目の前に大きな真っ黒い渦が! その姿はまるでブラック・ホールのようだ。それに、たった数秒もしないうちに こんなのが現れるなんて・・・。 一体、どういうことなんだ!? ただでさえ、この状況で混乱寸前までおちいってるというのに。



「ビュオオオオオオ・・・」
渦は勢いを強め、今にも僕たちを吸い込もうとしているみたいだ。それと同時に、僕たちの不安も強まった。

「先生! もしも吸い込まれたら・・・。」

僕の言葉をもみ消すかのように、勢いは止まらない。

2009-04-08 17:56:59


トライトン

「大丈夫だよ、ルーク。大丈夫だ・・・」

先生はそう言って僕をなだめようとしたが、やはりあせりと不安を隠しきれない。先生がこれでは、僕はもっとパニックになっているということは いう必要もないだろう。


「ビュゴオオオオ!!!」

僕らの予想は的中。巨大な渦は僕たちを吸い込み始めた。


「うわあああああ!!!」
僕は思わず叫んだ。今にも泣いてしまいそうだった。先生ももう、目を愛用の山高帽でふせている・・・・。







「先生・・・た・・・す・・・」





やがて
僕たちは、言葉と供に黒い渦に吸い込まれた。
渦はやがて勢力を弱め、消え去った。ところで僕たちは 


   死んでしまったのだろうか
どこにいるのか、いや どこにたどり着いたのかさえも分からなかった。

・・・数日後、ロンドンタイムズでは僕と先生が ミッドレント通り1番地で行方不明になってしまった記事が 紙面に大きく載っていた・・・。

2009-04-09 22:31:38


トライトン

第3章~導かれた場所~

「う・・・眩しい!!」
気づいた頃、そこはほんの数十分前にいた場所 ミッドレント通りとはとても思えないほどの場所に、何も知らない僕と先生はたどり着いた。いや、あの時吸い込まれたのだから・・・どこかへ放り出されたと言った方が正しいだろう。


辺りは雪こそは降っていないが、思わず震えてしまうほどの寒さ。もうずいぶん前に枯れてしまったのだろうと思われる、草花。 春になればきっと新たな緑が・・・・。とさえ思えないほど荒れ放題で不自然に静かな草原・・・。
ただ優しい光を放ってくれる 冬の太陽だけがせめてもの救いだ。

2009-04-10 23:20:17


トライトン

「あれ・・・! 先生は・・・・!?」

優秀な助手としたことが、周りの風景に驚きすぎて、先生の事をすっかり忘れていた。
辺りを見回しながら、先生を探していると・・・

「う~ん・・・」
先生は僕からだいたい4,5メートル離れたところで、うなりながら考えていた。
僕は先生の所へ駆け寄り 考えているところを少し申し訳なさそうだが、話しかけてみることにした。

「先生もここにいたのですか。一体いつごろからこの場所にたどり着いたのですか?」
けど、先生は僕の質問に答える様子はなく
「ルーク・・・君もここにたどり着いたんだね・・・、助かったよ。」

と 言葉の意味は理解しかねないが、先生はどこか心底安心したようだ。質問に答えてもらえなくても、僕が今ここにいることを「助かった」と言われると、当然照れてしまう。僕は少しホッペを赤らめた。

2009-04-11 21:47:50


トライトン

「ところで、ここはどこなのでしょう?」
「そうだね。まずは 辺りを調査してみよう。」

僕と先生はとりあえず調べ始めた。しかし、周りにだれ1人 人間がいないことに気づいた。不自然に静かだと思ったら、このせいだったのだ。これでは調査しようにも仕方がない。
僕は心配そうな顔で先生をじっと見つめると、
「心配することはないよ。歩いていれば、きっとそのうち誰かしらに会うさ。』


ということで、僕たちはただ当てもなく歩いていた。ここがどこかも分からないのに。・・・もしかしたら、命の危険にさらされてしまうような目にあうかもしれないといのに・・・。

そんな1方的にマイナスな気持ちでとぼとぼと歩いていると・・・目の前に大きな洞窟らしきものが現われた。
「先生・・・中・・・入ってみますか?」
「もちろんだよ。もしかして怖いのかい?ルーク」
「怖くない」とでも言うように僕は首を左右に振ったが、本当は怖かった。今 マイナスよりな気持ちの僕にはここに入ってみるかどうか大きな壁だった。



いざ入ろうと思った瞬間、僕の背丈よりも小さいほどの1人のおじいさんがいつの間にかひょっこりと立っていた。おじいさんは僕を怖がらせないかのように、いかにもつくったような 優しそうな笑顔で話しかけてきた。

「おや、こんなところに人間がいるとは・・・。珍しいこともあるんだのう・・・。お前さんたちはだれなんだい?」
そのおじいさんは、僕たちを珍しいものを見るかのように、渋々と眺めた。僕はそれに気がくわなくて、つい毒舌を交えて言い返してやった。
「そういうあなたこそ、誰なんですか?先に名乗るのが礼儀でしょう?」

失礼な言葉を言ってしまい、ハッとした僕に、先生は少し不機嫌なように
「ルーク。英国紳士らしくするものだよ。・・・失礼しました。私はエルシャール・レイトン。大学で教授をやっております。こちらはルーク・・・。」
すかさず僕は、調子に乗って
「先生の助手です!!」

2009-04-22 16:48:23


トライトン

「ルーク!!」
先生は思わず山高帽に目を伏せた。僕は気づかぬうちに先生に恥をかかせてしまったのだ。・・・先生の助手失格だ。

「おっと・・・悪かったな、坊主。わしゃ『クロック』。この洞窟の管理人じゃ。」
言葉に方言のようななまりがある。
僕を気づかって言ったのか、それとも ただこれ以上話が複雑になってしまうのをめんどくさいと思ったからか・・・。どちらにしても、自己紹介はしてくれたようだ。

「ところで、クロックさん。ここは一体どこなのですか? さっきから辺りを歩いているのですが、なにしろあなたにしか会わなかったもので・・・・。」
意外に早く立ち直った先生は、僕が今1番知りたいことを 真っ先にクロックさんに質問して来た。
クロックさんは、すっとんきょうにとても驚いたような顔をして、
「ありゃりゃ・・・おめえさんたち、やっぱり余所者だったんだな。いやはや・・・」

まさか、礼儀も知らないような奴に『余所者』呼ばわりされるとは・・・。
それも気にせず 先生は質問をリピートした。
「ここは一体どこなのでしょうか?」

「・・・それはこの洞窟の中をくぐり抜けたほうが早いだろう。・・・よし!わしがおめえさんたちがこの洞窟に入る資格があるかどうか、テストしてやるよ。」
予想外の言葉だ。この人が仮に本当に管理人だとしても、そんなに気安く余所者呼ばわりするような人を入れてしまうのだろうか。


「私がやろう、ルーク。クロックさん 私たちが、その『テスト』とやらに正解したら ここを通してくれるのですね?」
「ご名答。テストはこれじゃよ」










ナゾ2~資格を探せ!!~ピカラット:35

レイトンとルークは、洞窟に入る資格を探す為 ある部屋に入った。部屋には、
右にトイレ・左にベッド・前に窓・後ろに机があった。玄関には大きなドア・・・
さて、2人が探している資格とは、どこにあるのだろうか、答えて欲しい。



皆さんも考えてみてください!答えが分かったら、書き込んでください。ヒントが欲しい場合は、「ひらめきコイン■枚を使う」と書き込みしてください!

2009-04-24 16:18:26


トライトン

ヒント1
「資格」という言葉に注目してみよう。

ヒント2
書き込みした場所はすべてレイトンたちに見えているとしたら・・・?

ヒント3
「資格」を他の漢字に変換! 探りだしてみよう。

sヒント
資格>死角に!! これで2人の死角といえばどこだろう・・・?もちろん、2人とも同じ方向を向いているとすると・・・?

2009-04-26 22:07:26


layton

「後ろ」ですね!。

2009-04-27 17:03:55


layton

トライトンさん!。

2009-04-27 17:24:04


トライトン

laytonさん>正式にいうと、背後なのですが・・・ 同じ意味なので ナゾ解明★です!!





「解けましたよ、クロックさん。これで・・・」
「ナゾ解明、じゃな。これでお前さんたちはいやでもこの洞窟に入ってもらわんと・・・。くくく・・・」

先生の言葉をさえぎってクロックさんは僕たちが見てきた中では、一番凄みのある顔でにやりと不敵に笑った。・・・まるでただの老人ではないかのように・・・。とうより、そもそもこの人は本当におじいさんなのだろうか?


それに気がつかない様子で先生は、
「さあ、行くよ ルーク。」
「ああ!まってくださいよ、先生。」

こんな風に好調な調子で(先生だけが)僕らは何があるかもわからない 真っ暗な洞窟の中を入っていったのだった。

2009-04-30 23:18:37


トライトン

「くくくく・・・。すべては支配者さまのために・・・。」

僕らが入っていったとき、クロックさんはこうつぶやいていた。もちろん こんなささいな事に、僕たちは知るよしもない。なぜなら・・・



こんな怪しい言動がちっぽけな紙くずにもならないくらい、更なる不運がすぐ前に待ち受けていたからだ。

2009-05-01 23:24:10


layton

うわ~。クロック怪しいですね~!支配者って、あの手紙の・・・?

2009-05-02 11:32:51


トライトン

おお!久しぶりに感想の書き込みがありました! ありがとうございます。







第4章~現実と異世界との分かれ目~

そのころ、ロンドンでは・・・

「もぐもぐもぐ・・・ああ!」
「バートン、今は調査の途中だぞ。何ドーナツなんか食っているんだ!!」

スコットランドヤードの名警部、チェルミー警部がその助手を務めるバートンを僕と先生がいなくなった事件現場で、また説教をしていた。 バートンが叫んだのは、おやつの甘~い ドーナツを警部にはたき落とされてしまったからである。

「ひどいであります、警部!」
「うるさい!!!」

先ほどから絶え間なくこの2人の言い争いがミッドレント通り中に響き渡っている。この様子を眺めていると、一緒に調査に参加した警察たちも、呆れてものを言えなくなくなってしまうのも、よく分かる。

「まったく・・・これだからお前は、いつまでたっても警部に昇格できないんだぞ。」

チェルミー警部がいつも通り怒っているように見えるが、顔から冷や汗がたれている。冷静さがひとかけらもない・・・チェルミー警部にしては。




現場の調査を不安げに黙って見ている、赤毛のポニーテールの1人の美しい少女がいる。・・・そう、アロマさんだ。
アロマさんはここで先生たちが消えたとの情報を聞きつけ、チェルミー警部に無理やり調査に連れて来てもらったのだ。・・・もちろん、調査の邪魔はしないという条件つきだったが。女性に弱いところが、チェルミー警部の弱点ともいえるんじゃないのかな。

「先生・・・、一体どこにいるの? また私だけ置いて行くなんて・・・」
「大丈夫だアロマさん。レイトン君とルークは必ずこの警部のチェルミーが見つけ出してみますよ。」

こう警部はアロマさんを励ましているようだが、顔の焦りは凄みがあるし、声も少し震えている。はっきり言うと、たよりしていた先生自身がこの事件の被害者(?)になってしまったため、不安を隠しきれないのだ。・・・というよりもむしろバレバレといったほうがいい。これでは、アロマさんのフォローになるどころか、不安を増してしまっている。

「先生・・・、ルーク・・・」
「レイトン君・・・。正直、まいっているよ」

アロマさんはとうとう泣き出してしまった。チェルミー警部までもが絶望している。




『ヒュウウウ・・・』
思わず身震いしてしまうほどの北風が警部たちとミッドレント通りを何も知らぬ不利をするかのように、ゆるやかに通り過ぎてゆく・・・。


そのとき!!

『ガガガガガガ・・・・』
僕たちをあの世界へ送り込んだ根元ともいえる地震(?)が、また通りを襲った。もちろん、建物は老朽化していくだけだ。

「こ・・・これは!? 何がおこっているんだあ!!?」

『フ・・・・』

その叫び声とともに、警部(ついでにバートンも)とアロマさんは多くの警察たちの目の前で、髪の毛一本も残らずに消え去った・・・行き先はもちろん・・・・


僕たちがあの世界に来るまでにかなり時間がかかったように見えるが、ロンドン=現実世界からみると、ほんの数秒も経っていなかったらしい。


こうして、僕と先生が今いる世界の壮大で悲劇な事件に3人は巻き込まれてしまったのだ。 僕たちは、この出来事をもの凄く後で知り、先生の山高帽が吹っ飛んでしまうほど、びっくりするのだろう・・・。

2009-05-02 15:08:59


トライトン

そのことはまた後でゆっくりと話すことにしよう。

僕と先生は洞窟の中へと入りこんで行ったわけだが、先ほど言ったように早くも不運に巻き込まれた。なんと、洞窟中真っ暗闇なのだ。入り口を振り返って、クロックさんにランプを貸してもらおうと思ったのだが、いない・・・いつの間にか、消え去ってしまったようだ。なぜ?彼は洞窟の管理人なのだろう?
それどころか、まず入り口がしまってしまった。もうしばらくはあの場所に戻っては来れないだろう。

2009-05-04 21:00:14


トライトン

「ッ・・・・。」

人間は、視界が真っ暗になると恐怖で声が出なくなってしまうらしい。僕も、その状態だ。『先生』と叫ぼうとしたのに、全く声が出ない。
『クスッ』
今、先生が笑った?どうやらそれを悟ったようで、僕を安心させようと手を握ってくれた。誰も見ていないのに、なぜか恥ずかしくなった。暗闇でわからないだろうが、多分僕の顔は赤くなっているのだろう。
こんなのは 久しぶりだな・・・。お父様と昔一緒に遊んだときっきり、大人の人と手をつないだことなんてなかったから・・・。この年になってもとても嬉しい。


懐かしさを感じていると、先生は自分のカバンを探りよせ、小さなランプを出した。

「先生、ランプを持っていたんですか!それなら早く出してくれればよかったのに・・・」
「ははは・・・ごめんよ、ルーク。ちょっと冒険家の気分を味わってみたくてね。」

呆れてしまった。先ほど少しでも懐かしさを感じた僕が馬鹿みたい。やっぱり、始めてあった時からこの人は普通の人とは違って なんか・・・変だ。でも、こんな時も平然といられる先生の助手になれて誇りに思う。

・・・それにしても、小さなランプなのにとても眩しい。暗闇に目が慣れてしまった影響だろうか。眩しさに頭をくらくらさせていると

「あ、あれは!!」
偶然にも壁に奇妙な歯車が彫られているのを見つけた。やはり、あの歯車にも時計の装飾が施されている。一体、何を意味しているのだろうか?
先生も、それに気づいていたようで
「もしかしたら、この歯車はこの世界で『もっとも大切なもの』なのかもしれないね。」

『最も大切なもの』?確かに、いろいろな場所でこれと同じような歯車を見ることがあったが、こんなものが 本当に大切なものなのだろうか? ・・・いまいち先生の言っていることに理解できない。まだ修行不足って奴なのだろうか。

よくよく辺りをランプで照らしてみると、この洞窟は大部分が『土』ではなく『鉄』でできているみたいだ。(錆がついているところもあるけど・・・)

この洞窟だけでも、様々なナゾがある。じゃあ、この洞窟を潜り抜けたらあるという世界はもっとナゾに包まれているのではないだろうか?絶対そうだ、そうに決まってる!!!

「さあ、もうすぐ出口だ。心の準備はいいかい?」
「もちろんです、先生!! この事件は僕たちが解決しましょう!」


いつの間にか、僕はとてもわくわくしていた。先生の言うとおり 明るい出口はもう目の前に近づいてくる。さあ、僕らの冒険は これからが本番だ!


・・・と同時に、これがすべての後悔へとつながる道でもあった。

2009-05-05 13:32:52


夜桜

すべての後悔へとつながる道?なんだろ?
気になるぅ~!!更新がんばって!!
よければですが私の小説にも来てみて下さい。

2009-05-05 13:37:17


layton

後悔って、どんな後悔なんでしょう・・・。
ルークとレイトンが離れ離れとか!
(↑妄想モードにはいってます・・・)
更新が楽しみです!

2009-05-05 16:12:17


トライトン

laytonさん! それはNGですよ!(<書こうと思ってました。)

確かに、レイトンとルークはどこかで支配者の手によって離れ離れになってしまいます。(<ネタばらし!?)
 これ以上はいえませんよ!? 続きは明日書きますので、(時間がありませんでした) 待っていて下さい!!

2009-05-06 23:10:35


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