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レイトン教授と時の歯車

トライトン

う~ん・・・、最近ヒマなので こちらに初の小説書こうかなあと・・・。
・・・この掲示板、もう少し 使いやすくなりませんかね・・・? いえいえ、何でもありませんよ。

それでは、はじめます。
「レイトン教授と時の歯車」






・・・うそだ、僕はこんなの信じないぞ!きっとこれは 1年前の事件と同じ仕組みなんだ・・。 



信じてしまったら、僕は・・・、僕は!!

2009-03-10 20:13:49


layton

はい!待ってます!楽しみです!

2009-05-07 12:55:14


夜桜

ってかストーリー変えたら?バレちゃったんだから。まぁがんばれ!!

2009-05-07 17:19:09


トライトン

いえ!あえてそのままいきます!(<おい)



第5章~偽りの未来!?~

「わあ・・・!!」

洞窟の出口から広がる世界・・・僕たちはその予想外の光景に、ただただ驚くばかりであった。
なぜかって? それは見ればわかることなんだけど・・・

僕たちが住んでいたロンドンとは全く違う世界だということは確かだと思う・・・。


塔のように高くてきれいな建物(きみたちには、ビルといった方がいいのかな?)がほとんどの隙間がなく建ち並んでいる。中にはお店もあるようだ。
とても忙しそうに早足で通り過ぎていくたくさんの人々の片手には、なにかの機械(?)を持っているのが多い。何やら、話しているようだ(僕たちの時代にはまだケータイがないんだ。)

そして、ロンドンのシンボル『ビッグ・ベン』!! ・・・ってええ!? なんでこんなところにシンボルが!!?

2009-05-08 06:54:13


トライトン

いや・・・まずは落ち着こう。さっきからずっとハラハラしてばかりしているので、心臓に悪いし、先生もいちいち混乱している僕をなだめるのも疲れてしまうだろう。

ここは、落ち着いて考えるべきだ。
・・・まず、ここはもしかしたら『ロンドン』なのかもしれない。または、別の似た場所か・・・?(様子はぜんぜん違うけど) うん、絶対そうだ!そうに決まっている!! 別の時間にいるなんて、タイムスリップでもしたというのか?そんなの、非科学的すぎる。1年前の事件で同じようなことがあったから、もうだまされないぞ。
いや、でも・・・


僕が時々苦痛をもらしながらも、迷惑をかけないように一生懸命推理しているというのに、先生はまたまた僕を気遣ってしまう。
「・・・ルーク、大丈夫かい?」
「少し黙っててください!」
懸命にやっているということまでは伝わったようだが、僕の本当の思いはまだ伝わっていないようだ。ついいらだってしまい、先生にやつ当たりをしてしまった。


~数分後~


ああ!だめだ。やっぱりこの世界に来るまでの移動方法に引っかかって、全く見当がつかない。

「先生・・・ここはどこなのでしょう?」

数時間前にも、同じような質問をしたような気がする。でも、今はどんなに絞ってもこの言葉しか思いつかない。
いつの間にか、僕の眼から何かがつたっていた。『涙』だ。


どうして こんなところで泣いてしまうのだろう。どうして 先生に弟子入りしてから何年も経つというのに、何一つ事件解決の手がかりを見つけ出すことができないのだろう。どうして・・・どうして・・・

形にならない思いが、沈黙の暗さをいっそうに増している。(といっても、それは僕と先生だけであり、他の人たちは何も気にせずに通り過ぎていっているだけのようだ。)


「さあルーク、共に調査を開始しよう。君がいなければ色々と困ることが沢山あるからね。」
暗い沈黙を切り開いたのが、やっぱりレイトン先生。何もなかったかのように振舞うとは、内心から立派な英国紳士だ。しかも、また僕を褒めてくれた・・・?

「辺りを歩いてみよう。何か見つかるかもしれないしね・・・!」

そういうと、先生は5歩くらい前へ進んだ後、振り返って僕に手招きした。
「あ・・・待ってください!」

これ以上、悩むのはひとまず終わりにし、僕は先生の後を小走りで追った。前に先生が「悩んでいても、何も始まらないよ。」と言った言葉を胸に刻み・・・。




『シュッ』
僕が先生の所まで追いついたその瞬間・・・何者かが先生と僕の顔を刃物でかすめた。ちょっぴり噴出した血が地面に落ちる。
先生が咄嗟に僕をかばってくれたからよかったものの、下手をすれば致命傷になるところだった。

2009-05-08 23:36:41


トライトン

「下がってなさい、ルーク。」
先生は僕が安全な場所に移動したのを確認すると、くるっと斬りつけた相手の方を振り返った。すると・・・

そいつは『人』ではなく、『ロボット』だったのだ。ロボットなら、1度だけお父様と一緒に科学発表会を見に行ったときにカタカタと音をたてながら歩いているのなら見たことがあったが、これは全く別。音もなく、人間同様に動いている。おまけに、速い・・・


「ビビビ・・・侵入者、発見。直チニ始末シマス。」

ロボットはそう言うと先生に向かって僕たちを斬りつけた武器、『サーベル』を乱暴だが繊細に振り回してきた。

『シュン・・・』

ところが、この素早い攻撃にも先生は軽々と避けた。さすが学生時代フェンシングをやっていたということだけはある。
その後、ロボットはサーベルを振り回した反動で体を止められなくなっているのを、先生はすかさず一発蹴りを喰らわした。


『ガシャン』

高性能だと思っていたロボットは、意外にも脆かった。たった一発蹴りをお見舞いしただけで、崩れ落ちてしまうなんて・・・。「これはわざとなのか?」と思うほどに。



僕がただ崩れ落ちたロボットの残骸をボ~っと見ていると、
「大丈夫かい、ルーク。」

先生は僕に話しかけながら、ロボットをさらに分解して何かを調べ始めた。

「はい・・・僕は大丈夫です。ところで先生、一体ロボットを分解して何を調べるつもりですか?」

「ああ・・・それはね、これを見てごらん。」

2009-05-09 23:19:48


トライトン

先生の言われたとおりに、分解したロボットを見てみると、ロボットにはあの時計の文様が装飾されている歯車が組み込まれていた。

「・・・!」
はっとして息を飲んだ僕は先生を見つめなおすと、意味深し気な顔をして僕が今質問しようとしたことを先生は説明してくれるであった。

「このロボットもあの事件に関わっているのは間違いなそうだ。さて・・・問題は、このロボットを誰が創ったのだろうかということだね。君には分かるかい?」

先生は分かっているはずなのに、僕に問いかけてくる。もう何十回も同じようなことをされているのでもう慣れてきたのはいいが・・・僕の推理力を度々ためしているのだろうか?

「えっと・・・多分、このロボットを創った人はこの世界の住人ということは確かですよね。頭のいい科学者とかでしょうか?」

先生の問いかけを無視することも弟子として出来ないので、とりあえず思いついたことを言ってみた。
先生は満足そうにうなずき、

「うん、そうだね。確かに、只者ではない。私もその人はかなり頭のいい科学者だとは思う・・・。部品の1つ1つはそう複雑でもないのに、ここまで私たちの見たことがないような高性能のロボットを創ることが出来るとは・・・!」


先生は急に黙り込んだ。つぶらな瞳に、うっすらと闘志を燃やしているように見える。同じ学者として、めずらしくライバル心を灯しているのだ。僕も先生と同じ立場だったらそう思ってるに違いない。

先生は我を思い出したかのように僕を見ると、
「そういえばルーク。君はさっきからここはどこなのかを知りたがっていたね。」


・・・そうだ。僕が一番知りたかったのはこれじゃないか。危なく忘れてしまうところだった。

「先生・・・分かったのですか!?」
「ああ、一応ね。もう1度ロボットを見つめてみるんだ、ルーク。」

教えてくれると思ったら、またロボットを見ろと・・・。さっきもよく見たんだけどなあ・・・・。

渋々もう一度ロボットを見ると、端にあるモーターの1部にいくつかの数字が書かれていた。

「1×○△・・・。」
僕はその数字を読み上げると、ピンときた。まさか、また・・・・

「そう、ここは私たちのロンドンからちょうど十年後の世界だ。」

1年前の『未来のロンドン計画』事件のときは、最期まで調べ上げていたのに、今回はあっさり ここは『未来』だと認めた。
先生は話を続ける。

2009-05-10 16:18:58


layton

う~ん!今度はホントに未来に・・・。

2009-05-11 16:52:44


トライトン

「普通は空を見れば大体、ここは偽りの世界なのか、本物の世界なのかが分かるんだけどね。私が調べる限りではほぼ 100%の確率で本物の世界だ。」


えええ!! 確かに、空を見れば先生なら本当の世界かどうか分かるとは思うけど・・・何で未来なのだろう? 偽りの町でもよくないだろうか。 1年前の事件は別として、悪魔の箱事件、黄金の果実事件・・・このどちらも僕たちが住んでいる本当の世界に創られた、偽りの町だった。

でも、よくよく考えてみると 先生の言うとおりのような気がしてきた。

2009-05-14 23:52:02


トライトン

僕たちが住んでいた次代とは比べられないほどの科学技術。(ロボットを見ればすぐに分かる) 

これを今すぐに開発するのは、どんなに優秀な科学者でもすぐには出来ない。たくさんの協力者も必要なはずだし、話題にならないなんてことはないからだ。

「じゃあ・・・ここは本当に、未来なんですね。」
「そうだね。」

僕が唖然として聞いてくるのを、先生は以外にそっけなく返答してきた。ちょっと冷たいかも・・・。

2009-05-19 22:31:02


トライトン

漢字間違えました。以外>意外

2009-05-19 22:32:04


トライトン

レッドさん、その言葉もちょっと冷たいです!(笑)

2009-05-19 22:35:24


トライトン

ひどいです・・・(笑) 今日は、もう寝ます、おやすみなさい!(- -)zzz

2009-05-19 22:38:17


layton

>トライトンさん!久々の更新!嬉しいです!
これからも頑張って下さい!

>レッド先輩!ひどいです!
その(笑)が冷たく思えます!!
ちゃんと謝ってください!
僕も、レッド先輩の言葉で傷ついたこと、あります・・・。レッド先輩は気軽に打っているかもしれませんが、他の人からみてみると冷たく感じることもあります・・・。そういうつもりで書いてる訳じゃないのはわかりますが・・・。これからは注意してくださいね!・・・。

2009-05-20 17:52:48


トライトン

第6章~2人の先生~

その後、先生と僕は分解したロボットを誰にも見つからないよう薄暗い路地のゴミ箱にそっと捨ててきた。ただ開発者の命令により何の感情もなく動いてきたロボットに対してひどいことをしたのかもしれないが、このことを得体の知れない関係者に見つかったりでもしたら絶対僕たちはただではすまないと考えたからだ。もちろん、ある程度は誰にも気づかれないように、先生が持ってきておいた暗闇に紛れる黒い布袋を何十にも重ねてから入れておいた。(ちなみに、先生のカバンの中には普通の英国紳士が入れるとは思わないような意外な物が沢山入っている。この布袋もそうだ。)

この厳重に厳重を重ねた作業にはおよそ2時間半もかかった。もう太陽の光が沈み始めている。



「ねえ、先生・・・、そろそろ今晩の宿を探してきてから調査を再開した方がいいのではないでしょうか?」

疲労がたまった僕は、ついうっかりと口を滑らせ、先生にこんなことを言ってしまった。でも、先生は僕の考えに賛成してくれたようだ。

「そうだね、まずは今日の疲れを癒すため、早めに宿に泊まって休養をとった方がいい。」


やった!! 

先生は僕にこれ以上疲れさせないように気遣ったのかもしれないが、それがよかった。疲れているのも忘れて、思わず小躍りしてしまいそうだ。

「それじゃあ、早速探しに行きましょう!」
「ハハハ・・・ルーク、君は疲れているんじゃなかったのかい?」


『バタバタバタ・・・、クルッポー』

「え??」



目の前に何処から飛んできたかは分からないが、真っ白い鳩が僕たちの前でピタッと止まった。先生と僕は顔を見合わせ、状況を読めないままそのまま立ち尽くす。

・・・もう少しで休めるところだったのに、またもや事件の手がかりが見つかることになるとは。

2009-05-24 18:34:46


トライトン

鳩は手招きをした。多分「ついて来い」といいたいのだと思う。でも・・・悪いけど僕はナゾの臭いがすると先生みたいにいつも夢中にはならない。おいしい食べ物を食べたり、大好きなクマの人形で遊んでいたほうがよっぽど夢中になれる。僕はそういう人間だ。いや、もしかしたら、こういうのが普通の人間の感情なのかもしれない。

そんな僕のだらけた気持ちも気にせず、舞い降りてきたナゾに夢中の先生は

「鳩を追おう、ルーク。宿探しはその後だ。」

なんてことを言うんだもん。そんなに追いたいなら、勝手に自分1人で・・・と言い出したいけど、僕も仕方なくいつも付いていく。なぜかこういう先生も嫌いにはなれない。

「わかりました、先生。なるべく早く用件を済ませましょう。」



鳩は僕たちが一緒についていくのに気が付くと、後先不明な未来のロンドンの街へ飛んでいった。僕と先生も、鳩を見失わないように目で追って一緒に走っていく。
それにしても、素晴らしく頭のいい鳩だ。さっきと同じように、誰かが命令をして、それに従って動くロボットみたいだ。でも・・・あれ? 鳩をこれほど賢くするには、まず動物と話すことが必要だというのに・・・。


「ルーク! 早くしないと見失ってしまうよ!」
夢中になっている先生は、まるで純粋な子供のようだ。僕も気を乗り出して慌てて先生に追いつこうとする。


「!」
そんな僕たちを遠くから影でじっと見ている誰かがいた。僕はその気配に一瞬気づいたが、気のせいだと自分で納得し、再び走り出した。





「まさか、№1273が壊されるなんて・・・。ま、所詮はポンコツか。」

誰かは、僕らがばれないように布袋を被せ、ロボットを捨てたのをいとも簡単に回収した。あの人は一体誰なのだろう・・・。

2009-05-25 18:05:41


トライトン

話しは僕たちの視線に戻り、鳩を追って来た先生と僕の目の前には、ロンドンの中では、なかなか高レベルの大学『グレッセンへラー・カレッジ』がなんだか誇らしげに立ちすくんでいた。
建物自体は立て替えをしていたが、周りの雰囲気や場所からすぐに先生が勤めている大学だとわかった。


鳩が導き出した場所がここだったなんて想定外の事が起き、たじたじしている僕をなぜか呆れ顔で見ている先生は校門から昇降口まで1歩踏み出した。

「ルーク、行くよ。」
「ええ~! 確かに、ここは先生の大学ですけど・・・未来ですよ!?」
「何を言っているんだい、ルーク。目の前にナゾの手がかりが待っているというのに・・・。いてもたってもいられないじゃないか。」


そういうと、また先生は前へ一直線に歩みだした。

ふと立ち止まり、先生は僕の方を再度向きなおし、笑顔で

「それに、もしかしたら未来の私に会えるかもしれないしね。」

2009-05-31 19:59:59


トライトン

僕たちが興味津々な様子で新しくなった大学をまじまじと見つめていると、向こうから誰かがやってきた。
 
その人は僕と先生に軽くお辞儀をし、
「・・・こんにちは。」
と、笑顔であいさつした。美しくて愛らしい女性だ。
 女性の髪の色は、まるで染めたとしか思えないような、きれいな『赤毛』。思わず吸い込まれてしまうような大きな『瞳』。そして、彼女にぴったりとあった、薄めの赤いスカート・・・。この人、どこかで会ったことがあるような気がする。
 もしかして、この人は・・・

「失礼ですが、あなたのお名前は・・・?」

僕が質問する前に、とっさに先生が外に通り過ぎて行こうとする女性を引き止めた。

女性は振り向き、また笑顔で言った。
「私はアロマ・ラインフォード。今はここの大学でレイトン先生の秘書を務めさせて頂いています。」



この人が未来のアロマさん!!?

2009-06-16 21:21:32


トライトン

そのアロマさんと名乗る女性は、そのまま大学の外へと行ってしまった。忙しそうな様子から、なにか大事なことでもあるのだろうか。
僕たちがその光景を見つめていると、
「ん?」
先生が床に紙切れが落ちているのを見つけた。文字が書かれている。

「なんと書いてあるのか読んでくれないかな、ルーク。」
「はい、分かりました。えーっと・・・・、」


『ようこそ、未来のロンドンへ。レイトン先生、そして・・・ルーク。研究室で未来の先生がお待ちですよ。

               アロマ


僕と先生は顔を見合わせ、先生の研究室へと小走りに急いで行った。

2009-06-17 17:56:20


remon

トライトンさん、ど―いう才能持ってるんですか…
同い年が年下、少なくとも私より年上なはずないのに、私の50倍は凄い小説を書くなんて…良かったら、私の小説も読んで下さい。この時点でのレス数、私の誕生日の日にちの同じなんです!

2009-06-20 08:53:03


トライトン

おめでとーございます!!(拍手★

今日は時間ないので、また明日きます!

2009-06-20 23:30:08


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