レイトン教授攻略

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レイトン教授と悪辣な島

バートン

「痛…っ」
座礁した小舟には穴が空き、これで島を出ることは不可能なようだ。
「大丈夫かい、ルーク?」
「はい…なんとか…」
投げ出された場所が、砂浜で良かった。
多少のかすり傷はあるが、僕も先生も大怪我はしていない。
帽子を深くかぶり直し顔を上げると、ロンドンでは決して見ることのない木々が…ジャングルがそこにはあった。

(タイトルのとおり、リレー小説を書いていって下さい。続きお願いします。決まりは特にありません。)

2009-02-04 21:02:26


アリス

先生もよってきて、女の子をじっと見つめた。
不思議と僕にはその子がすごくきれいに思えた。
今までだってきれいだな、かわいいなって思う人はたくさんいた。でもこの人は違う。なんというか、今まで以上にきれいに思えたのだ。

いや、これは朝日が反射してキラキラしているからそう思えてしまうんだと自分の考えを振り払った。

それにしても、この人は息をしていないように見えるのは僕だけだろうか。

「先生この人、もしかして…死んでいるんですか?」僕は恐る恐るきいてみた。

すると先生は落ち着いた声で
「いや、死んではいない。ほんの少しだが息をしている」

そう言うと近くにあった葉っぱを取って女の子の口元に近づけた。

すると、葉っぱが少し動いた。本当だ。息をしてる。
さすが先生だ。こんな方法で僕に教えてくれるなんて。

僕が思わずその子に触ってしまった瞬間、女の子はハッと目を開いて、
サッと見事なバク転をして後ろに下がり、
僕達を鋭い目て睨み付けた。

目は深い藍色をしていた。片手に短剣を持ち、
「あんたら、誰なんだ!!」
と叫んだ

2009-02-15 19:55:33


アリス

(すみません。みかんさん。みかんさんがレスしているのに気づきませんでした。
私のレスはみかんさんの付け足しということでお願いします)

2009-02-15 20:02:06


ハヤ

じゃーアリスさんのをとって続きをかきます。



「私たちは昨日の嵐でこの島に流れ着いた漂流者だよ」と女の子を落ち着けるため優しい声で言った。
すると女の子はわかってくれたようで刃物をしまった。

「君の名前はなんていうんだい?」とレイトン先生がきくと

「アリンス」と小さな声で言った。
すると今度はアリンスが

「おじちゃん達の名前は?」と聞いてきたのでレイトン先生と僕は自己紹介をした。
するとアリンスは

「二人とも腹減ってるだろ?ちょっとうちんちで食べてかねぇ~か?」と言った。その瞬間僕は少し落ち込んだ。なんて言葉づかいが汚いんだ・・・と。
しかし僕は朝の菓子パン二枚では物足りなかったので、食事に目がいきそんな事は忘れてしまった。

「そうだね。腹がすいたらいくさはできんっていいますしね。」と僕はニコニコして言うとアリンスもニコニコしてそうだねと言った。

「じゃーこっちにおいで」とアリンスが案内してくれた。
5分ほど歩くとなりやら遺跡のようなものがあった。

2009-02-15 20:34:43


リク

僕も負けじと
「キミこそ、誰なんだ!」と叫んだ。

すると女の子は
「ふん、あんたらがさきに…」
と言いかけたところで
ハッと何かに気づいたような顔になると、

「あんたら…もしかして、『デスストーム』の仲間か!?」

と、鋭く叫ぶと、短剣を握り直した。

「『デスストーム』…それはなんだい?」

と、先生が落ち着いた声できくと

「とぼけるな!!おまえたちもあの爆弾魔の仲間なんだろう!?」

爆弾魔…!その言葉で『デスストーム』が誰なのかわかった。きっとあの人に違いない。

「僕達はその『デスストーム』の仲間なんかじゃない!キミのかんじがいだ!」

僕がそう叫ぶと、女の子は少し考えた顔をしてから静かにうなずくと、短剣を構えるのをやめて、腰に手をあててからちょっと微笑んでいった。

「かんじがいしてすまなかった。あんたらの言っている事は本当のようだね。あたいはアトラ。
アトラ・カーチェスだ。」

2009-02-15 21:08:36


リク

(すいませんハヤさん。レスし終わった後にハヤさんのレスに気づきました。読んでる皆さんはうま~く私のレスをいれてください。私がアトラと名付けた女の子はアンリス・カーチェルということでお願いします)

2009-02-15 21:17:22


アリス

遺跡の中は薄暗かったがアンリスの持っていたランプのおかげで少し明るくなった。
「じゃ、おじちゃ…じゃなかった。レイトンとやら。そこで少し待っててくれ」
と言うと、さっと遺跡を飛び出して行った。

すこしたつと、どこから取ってきたのかわからないほどの大きなイノシシを引きずってきた。

僕はびっくりして、
「アンリス、それ…どこで手に入れてきたの?」と
きくと、

ギクッとわかりやすい反応をすると、

「い…遺跡の近くに貯蔵庫があるんだよ…つ―かさっ…」

と僕の目の前によってくると、

「あんた、ルークとかいったね。あんたに呼び捨てされる覚えないんだけど。あたいの事は『アンリス様』と呼びな!」

と上から目線で言った。
さすがの僕も腹が立った。なんなんだこいつは。僕と同じ年のくせに!
あぁ…さっききれいだとか思った自分がバカみたいだ。

2009-02-15 21:39:41


ハヤ

「まーまー二人とも、落ち着いて。」とレイトン先生が止めにかかったが二人のにらみ合いは続き、同時にフン!とお互いを無視した。

「ところでアリンス、そのイノシシはなんでもってきたんだい?もしかしてそれをたべるのかい?」とレイトン先生が苦笑いをしながら言うとアリンスはうんと答えた。
すると遺跡の外からアリンスを呼ぶ声がした。
声は男の声で怒った様子だった。

「やば!ちょっと隠れさして!」とアリンスはルークの後ろに隠れた。

男の声は徐々に近づいてきてとうとうレイトン先生の目の前まで来ていた。

「あなたは誰ですか」とレイトン先生が言うと

「私はドルトンと言います。ところでここに・・・そう!キミくらいの女の子がいなかったかい」とドルトンはルークを指さして言った。
レイトン先生がアリンスの顔をみると首を大きく振っていたのでとりあえず「はい、しかしさっきまでいましたがそのイノシシをおいてどこかに行ってしまいましたよ」とレイトン先生は嘘をついた。
するとドルトンはわかったといい遺跡からでていったのをアリンスがルークの後ろで見送るとでてきて話してくれた。

「さっきのドルトンって人はうちのおとんなんや」と言った。
僕はビックリした。あの男の娘がこんなにかわいい子!?
まるで人違いな顔だった。

2009-02-15 22:23:28


リク

「言いにくいんだけどな、あたいも放流者なんだよ…」
と照れくさそうに言った。

僕は思わず「えー!!」と叫んでしまった。

すると、さっと人差し指をこちらに向けて、

「そこの人っ!!リアクションがでかい!」

と言われた。
僕はなんとなく恥ずかしくなった。
アンリスは続けた。
「あたいはあのバカ親父といろいろあってけんかしちまったのさ。
だから、『城』を飛び出してきたんだ。」

「ちょっと待ってよアンリス。『城』ってどういう事なの?」
と僕が口を挟むと、

「あぁ…。そういえばあんたら、あたいが『サーチェル』っていってもなんの反応もしなかったね。あたいは『カシス』っていう国の姫なのさ。」

2009-02-15 22:48:21


マキ

えー!と僕はまた叫んでしまったが、アンリスはクスッと笑うと話を続けた。
「まぁ、無理もないな。カシスはほかの大陸と独立した島だし、ある意味隠れ住んでいるって感じだから、無人島とされててもおかしくない。
で、さっきのに話を戻すけど、あたいは親父とけんかした後、城を飛び出して島を出る計画を立てたんだ。でも、城の奴らはみんな親父の味方だから、船なんて用意してくれなかった。そんな時、ドレークって島に訪れていた人にあったんだ。」

僕と先生は顔を見合わせた。

2009-02-15 23:01:23


アリス

「あたいはそいつとやっと話をつけて船に乗せてもらったんだけど、なんか胸騒ぎがして、操縦室にいってみたらドレークが電話で誰かと話しているのを聞いちゃったんだ。何を言っていたかは忘れちゃったけど、爆弾、爆発なんて言っているのを聞いちゃってね。
あたい達の国は噂にだけは敏感でね、あたい達はそいつの事をデスストーム(死の嵐)って呼んでいたんだ。
さすがにヤバッて思ったあたいは、そのまま連れと一緒に海に飛び込んでこのざまさ…。」
と最後は悲しげな顔をしていった。

2009-02-15 23:14:58


リク

「ちょっと待ってくれ。
アンリス。」
と先生が話を止めた。
「一緒に海に飛び込んだ連れっていうのは…」

「あっそれか。えぇっとね。城に使えている、あたいの幼ななじみの事さ。一人だったあたいのゆういつの親友で、良き理解者なんだ。そいつも多分この島に流れついているよ。」

その時僕はふと思った。アンリスの幼ななじみっていう事は、僕とあまり年が変わらないんじゃないか?

アンリスはふぅ…とため息をついて言った。
「まさかあいつにこんなにも早く見つかるとは…。レイトン、ルーク、お願いだ!あたいも…、あたいもあんたらの旅に同行させてくれ!」

アンリスは涙目で言った。

2009-02-15 23:31:52


アロマ

「…。」
レイトン先生が、考え込んだ。しかし、そんなに時間が経たないうちに、
「わかったよ、アンリス。旅に同行しても良いよ。」と、笑顔で先生は言った。
アンリスの涙目は、キラキラと輝いた。
「よっしゃ〜!!」
アンリスの喜びの声が洞窟中に響いた。

「そういえば、君の幼なじみの事も気になるね。」レイトン先生がそう言うと、アンリスはハッとして、

2009-02-16 00:30:58


リク

「あっあいつは大丈夫だと思う[d:0163]だから今日は早く寝ぜ。あんたらの旅の目的がどんなであろうと、あたいはついていくよっ!!ついでにいうとあたいこれでも剣術はハンパなく強いんだぜ?
つー訳で、あたいは今日からあんたらの用心棒って事でよろしく!」

と微笑んだ。その瞬間、僕はドキッとした。どうしてだろう。あんなに小生意気なのに、アンリスと別れなくて良かったとすごく喜んでいる自分が不思議だった。

僕達はアンリスのとってきてくれた巨大なイノシシを全部平らげた。
僕も先生も食べたことのないイノシシに少し抵抗があってあまり口にしなかったが、アンリスはそんな僕達はおかまいなしに猛スピードで食べ尽くしていった。
僕とほぼ同じ身長なのに、よくそんなに入るなぁと僕も先生も不思議がった程だ。
しかし、アンリスの持っていた、奇跡的に使えるマッチを使っておこした焚き火の火で肉を焼き、なんとか食べれた。

その日はみんな早めに眠った。

2009-02-16 00:52:33


マキ

寝る前に、アンリスはこんな話をしてくれた。
「まさかあんたらもあの洞窟を使っていたとはねぇ…」
と、食べ終わった骨を土の中に埋めながら言った。どうやら、アンリスの住んでいる『カシス』っていう国では、これが昔からの風習らしい。
僕はまるで犬みたいだと思ったけど、声に出して言わなかった。そんな事したら、この短気な人が雷を落とすのは目に見えている。

「どういう事なの?アンリス。」
というと、また「様をつけろ…」といった後、

「あそこはあたいがここに流れて来た時にしばらく住んでいた場所なんだ。」

2009-02-16 01:14:44


アリス

「中にランプとか、毛布とかあっただろう?あれは偶然ここに流れついていたものなんだ。最も、ランプはもうダメになってたから少し直したんだけどね。」

と昔の事を思い出すかのような顔で言った。

なるほど。だから毛布が少し湿っていたのか。僕は少しアンリスに感心した。壊れているランプを直すなんて。不器用に見えたけど、案外器用なんだな。じゃああのがいこつも想像がつく。たぶんあのがいこつは動物の物だ。大食いなアンリスの事だ。大量に獲物をとって食べたに違いない。

それにしても、疑問に思う事が一つあった。
あんな巨大なイノシシをあの小さな短剣で、しかも短時間でしとめられるものなのだろうか。

それに、あの時アンリスの持ってきたイノシシには刃物で斬りつけた跡や、刺した跡は無かった。そのかわりに、鋭い動物の牙で噛まれたらしき場所がたくさんあった。
それに、あの時のアンリスの口元が少し赤っぽかったのは気のせいだろうか。先生はそれに気づいていないのだろうか。


いや、きっと見間違いだ。そう思う事にした。

「ねぇアンリス。」僕はあと一つアンリスにききたい事があった。

2009-02-16 01:43:18


テルナ

「別に関係ない話かもしれないけど、洞窟にあった白い毛はなんなの?」

僕がそう言った瞬間、今まで止まる事の無かったアンリスの手がハッと止まった。
すると、すごく小さな声で
「まさか、あいつが来たんじゃ…」
と独り言を言っていたのが聞こえた。
アンリスは後ろ向きで作業をしていたので、表情はわからなかったけど、声の調子からしてひどく動揺しているのがわかった。

すると、
「さぁ…あたいとは無縁だよ。」
と落ち着いた声で言った。

先生も僕もアンリスの行動を見逃さなかった。

その後、作業をおわらせてから、「あたいがここに来たのはだいたい三日前ぐらい…」だとか、「この短剣はあたいの昔からの相棒で…」とか、
白い毛の事は一言も言わなかった。

そして僕達は眠りについたのだ。

2009-02-16 02:02:31


ビビ

その日僕はまた恐ろしい夢を見た。
そこはどこか夜の森で、僕は一人さまよっていた。
しばらく歩いて行くと、いつもと変わらない先生が何故か立っていた。

僕は先生に歩きよって行った。森はすごく静かだった。いや、音が全く聞こえない空間なのかもしれない。普通では不思議に思うけど、僕はそんなのお構いなしに進んでいった。

しかし、僕がもう少しで先生にのそばまで行けるというところで、先生の近くにあった茂みが揺れじめた。僕はようやく足を止めた。その瞬間、先生がふっと煙りのように消え去ってしまったのだ。

僕は「先生!先生!」と叫びながら先生のいたところに走って行ったが、先生は跡形も無く消え去っていた。

僕は「先生―――!!!!!」と泣き叫んだがその声は今まで不思議な空間に包まれていたのにかかわらず、夜の森に寂しくこだましていった。
その時、夢の中で僕の名前が聞こえた瞬間、目が覚めた。

見ると、僕のわきでアンリスが僕を心配そうに見つめていた。目が合うとアンリスは、

「よかった!!ルーク!目が覚めたんだな。」

僕は気分がだんだん落ち着いてくると、急いで辺りを見回した。
先生がいない!!

「アンリス!レイトン先生は!」

と僕が叫ぶと、
アンリスは早口で
「それがあたいが起きた時にはもういなかったんだ!!!」

僕は愕然とした。
なんだか胸騒ぎがする。先生が危ない!!!!!

2009-02-16 02:33:55


アリス

僕が立ち上がった瞬間、アンリスがハッと何かを察知した。
「この臭いは…」
とつぶやくと今度は遠くで「ウォー…ワォゥー…」と獣が…そう!狼だ!
狼の遠吠えが朝の空に響いた。

すると、アンリスもサッと立ち上がって、
「奴が来た!!!」
というなり、僕に向かって、
「ルーク、早くここを離れよう!」
と真剣な表情で僕に叫んだ。僕はわけがわからなかったが、先生を早く探しに行きたかったので、黙ってついて行く事にした。

アンリスは僕前に来ると、黙ってついて来るようにうながした。


僕達は朝日の差し込むジャングルの中を全速力で走って行った。

僕は時々つまづきそうになったり、おいていかれそうになりながらも、必死に走った。
アンリスは疲れた顔一つせずに風のように走って行く。

しかし、狼の遠吠えは一向に近づいて来るばかりだ。僕のすぐ後ろで遠吠えがあがったかと思うと、いきなりピタッとやんだ。

それと同時にアンリスも止まった。僕が咳き込んでいるのに対しアンリスは全くだった。

アンリスは真剣な表情で周りをキョロキョロしている。
しばらくはなにも起こらなかった。僕は呼吸がだいぶ落ち着いてくると、僕も周りを見回した。

その時、アンリスと僕の目の前にあった茂みが揺れだした。

アンリスは藍色の目で茂みを睨みつけている。
僕は自分の近くにあった気の棒を握りしめると、身構えた。

この場に男は僕一人しかいない。僕がアンリスを守らなくちゃ!

すると、茂みから正体が出てきた。



それは、白銀の狼だった。

2009-02-16 03:12:10


レナ

その狼の大きさはとても大きく、僕とアンリスの腰よりも少し大きい。
毛は雪のような白銀で、一本一本が針のように鋭い。
目は眼孔が美しい水色で、目が夜空のように真っ黒だ。その氷のような鋭い視線は前にも体験したような気がした。

爪は真っ黒で、鋭く尖っていた。これに引き裂かれたら、とんでもない事になるだろう。

白銀の美しい狼は僕達に今にでも襲いかかってくるような恐ろしい殺気を放って唸っている

すると狼は(狼語で)
喋りかけてきた。


「お前…なぜアンリス様と一緒にいる!!」

と鋭く言った。

アンリス様?どうしてこの狼はアンリスの事を
知っているんだ?僕は疑問に思いながらも答えた(狼語で)。

「ちょっと待って。
キミはどうしてアンリスの事を…」

すると狼は
「ん?お前は…狼語をしゃべれるのか!?」

と、なんと人の言葉でしゃべってきた。
僕は驚きで、腰を抜かしそうになった。狼が人の言葉をしゃべっている。
その瞬間、アンリスが隣であちゃーという風に右手を額に当てた。

だが、狼は
「狼語をしゃべれる人間がまだいたとは…。
だが問答無用!!
覚悟っ!!!!!」

と人語で叫ぶと、僕に飛びかかって来た。
鋭い牙と爪がすぐそこまで迫っている。
駄目だ!防げない!僕は思わず目をつぶった。

その時、




「やめろ!コルダ!」

とアンリスが鋭く叫んだ。

僕は目を開けた。そこには、振り上げた前足を静かに下ろし、座っている狼がいた。

すると、コルダと呼ばれた狼は訴えるような目でアンリスを見た。
「何故です?アンリス様何故止めるのですか!?」すると、一呼吸入れて、
「いえ、本名…アトラ・サーチェス様!!」

2009-02-16 03:58:09


バートン

アトラ…?
「ちょっと待って…君は…君はアンリスではないのかい?」
彼女は目を反らし、返答することを躊躇しているようだ。
「だとしたら、何故僕達を騙して…」
「貴様!何という口の聞き方だ!」
コルダが激しく吠える。僕はできることなら、今すぐこの狼にとびかかりたかった。

「黙れ!」
僕はその声に驚き、飛び退いた。それはコルダも同じようだった。
「すまない、ルーク。だが…騙したつもりはない!許してくれ!」
あの小生意気なアンリス…いや、アトラが頭を下げたことに、まず驚いた。
こういう時、どうしたらいいのだろうか。
「とりあえず頭を上げて。事情を聞かせてくれるかい?」
僕がそういうと、彼女は再び洞窟へと歩き出した。
「一旦洞窟へ戻るぞ。話はそれからだ」
「でもレイトン先生が…
「しかし、ドルトン様が…」
僕もコルダも同時に言った。
そんなのまるで耳に入っていないとでも言うように、構わず足を進める。
僕とコルダは渋々あとについた。
そこから先、洞窟まで誰一人として口を開く者はなかった。

できることなら彼女とは、ロンドンで会いたかったという思いが心の隅にあったことは、まだ僕自身でさえ気づいていなかった。

2009-02-16 04:33:24


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