レイトン教授シリーズの攻略
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バートン
「痛…っ」
座礁した小舟には穴が空き、これで島を出ることは不可能なようだ。
「大丈夫かい、ルーク?」
「はい…なんとか…」
投げ出された場所が、砂浜で良かった。
多少のかすり傷はあるが、僕も先生も大怪我はしていない。
帽子を深くかぶり直し顔を上げると、ロンドンでは決して見ることのない木々が…ジャングルがそこにはあった。
(タイトルのとおり、リレー小説を書いていって下さい。続きお願いします。決まりは特にありません。)
2009-02-04 21:02:26
マキ
アトラ(アンリス)は深くため息をつくと、
「コルダ、こいつはここで知り合った仲間だ。」
そして、
「お前って奴は…あれほど人前で人語を使うなと言ったのに!!!」
と怒鳴りつけた。
狼はシュンとなって地面を見つめている。
僕は信じらない事が次から次へと来るので、混乱していた。
そんな僕に気づいたアトラ(アンリス)は、腕組みしながら静かに言った。
「ルーク、ごめんな。いろいろと驚かしちゃって…こいつが例のあたいの幼ななじみの…」
とアトラ(アンリス)が言いかけると、
「お付きのコルダ・サーベルです。
あぁ…、なんと失礼な事を…。ルーク様、本当にすみませんでした。」
と言うと、コルダは深々と頭を下げた。
「うぅん、大丈夫だよ…。どこも怪我してないし…それより…」
僕はアンリス(アトラ)に向き直って言った。
「これはどういうことなの?アンリス!!それに…本名がアトラって…。」
するとアンリス(アトラ)は静かに言った。
「ごめん、ルーク少しでもみんなの目をごまかすために偽名を使ってたんだ…。あたいの本名はアトラ・サーチェスなんだ。」
僕は驚きながらも、同感した。もし僕もそういうめにあったら偽名を使うと思ったからだ。
「じやあ、この雄狼の事はどう説明を…」
と言いかけたところでコルダが口を開いた
「その事は私からご説明してもよろしいですか?」
と狼の姿に似合わない言葉使いに驚きながらも、僕は頷いた。
コルダも頷くと、
話を進めた。
「では、少し長話になりますので…」
2009-02-16 04:35:15
アリス
「私達の一族は、代々『人狼』つまり、狼の姿になれる種族なのです。
そのため私達は人間に忌み嫌われ、苦しんでいました。しかし、初代王バッカス様は、私の優れた文明により、島を独立させる事に成功したのです。
そして、島に『カシス』人間の言葉で『希望』という独立国を作り上げました。
しかし最近では、カシスに閉じ込められた状態に腹を立てた者が後をたたなく、島を出ていく者が出始めました。
そのため、国では民が
激減している状態です。
まぁ、つまり、ルーク様。あなたの周りにも、もしかしたら人狼が…いや、正式には『ラクーア』というのですが…。
もしかしたらラクーアがいる可能性があるという事です。」
2009-02-16 04:55:02
リク
僕は声がでないほど驚いた。
「ラクーア」…そんな不思議な生き物がこの世界にいるとは…。
でも、僕はすごく興味が湧いた。
アトラが狼になったらどんなになるんだろう?…とか、コルダは人の姿になったらどんな感じなんだろう?とか…。
僕は耐えられなくなり、思い切って言った。
「じゃあアトラ。君は狼になったらどんな風になるの!?」
アトラは自信満々で、
「そりゃあ、かっこいいに決まってるじゃんか。」というと、
コルダは
「アトラ様。見せてあげたらいかがですか?」
と優しく言った。
アトラはついついノリで、
「よし、やったるわ!!」
と言ってしまった。
これでわかった。アトラはすごくのせられやすいタイプだって。
コルダがこっちに向かってにっこりしている。
2009-02-16 05:13:25
バートン
アンリスはアトラで…コルダがラクーアで…人狼で…。
考えれば考える程わけがわからなくなりそうだった。
そんな僕の様子を見るなり、彼女は笑顔を取り戻して言った。
「はは。混乱するのも当然か」
人が考えてるというのに、横から馬鹿にしたように笑う彼女に少々腹が立った。
「もう…うるさいなあっ!」
しかしそんな彼女の笑顔を見ると、どうでもいいような気もしてきた。
ゲームも、財宝も、ロンドンに帰ることさえも。
このままここに住むことだってできないこともない。
しかし、僕は大事なことを忘れていたんだ。
「まあ、追々理解できるだろう。それよりコルダ、私達は人を捜している」
その言葉にはっとする。
レイトン先生は?先生はどこへ行ったんだ!
「その捜し人はもしかすると、浜辺にいた人間かもしれないな…」僕はそれを聞き逃がさなかった。
「先生がいたのかい!?」
僕は洞窟を飛び出し、浜辺へと急いだ。
足が勝手に動くのは、ここに慣れてきた証拠だろうか。
薄暗いジャングルも、変な植物も骨も、もう気にならなかった。
不意に視界が開けた。濃緑のジャングルに変わって、澄んだ碧の景色が広がる。
無限に広がる海と空。
白い砂浜に相変わらず船が座礁したまま。
そしてそのすぐそばには…
「レイトン先生!」
僕は駆け出した。
2009-02-16 05:19:32
バートン
「先生~!」
僕は涙が出そうなくらい嬉しかった。
「心配をかけてすまなかったね」
後ろからコルダとアトラの声が聞こえる。
「折角あたいの狼姿を見せてやろーと思ったのにな」と。
しかし、アトラには悪いが先生に再会できた喜びの方が大きかったんだ。
2009-02-16 05:24:03
アリス
アトラが思いっきりジャンプすると、地面に着地したときにはいつも見慣れているアトラの姿は無かった。その代わりにコルダより一回り小さい黒い狼がそこにいた。
眼孔が美しい海の色で、目がコルダ同様真っ黒だった。
毛はとてもしなやかで、少し意地悪そうなその目つきはアトラとしかいいようがなかった。
するとアトラは
サッとバク転をして、もとの姿に戻った。
「あたいはこっちの方が楽なんだよ。じゃっ次はあんたね。」
とアトラが笑いかけるとコルダは静かに頷き、華麗にバク転をした。
2009-02-16 05:28:59
アリス
すいません。今の私のレス無かった事にしてください[d:0162]
2009-02-16 05:32:53
リク
その夜、僕達は食べ物に困らなかった。
なんていったってラクーアの二人がいるから、獲物なんてすぐに集まった。
洞窟でコルダとアトラは全てを話してくれた。
2009-02-16 05:39:16
アリス
ドックランドで感じたあの氷のような視線はやっぱりコルダだったらしい。アトラと一緒に飛び込んだ後、(もちろんその時のコルダの姿は人だった)なんとかドレークさんの後を追い、僕達を見つけ、ドレークさんと一緒に監視していたようだ。
2009-02-16 05:58:22
リク
そして、アトラがどうしてコルダの事を隠していたかというと、アトラに忠実なコルダの事だから、敵だと思ってかみ殺してしまうのを防ぎたかったからだったとわかった。
その後、僕はコルダに呼ばれて、洞窟の裏にあった岬に行った。その時のコルダは、人になっていた。
白い服の上に黒い布地の長袖のジャンバーをはおっていて、真ん中についているチャックはしめておらず、中に着ている白い服が見えている。
ズボンは青いダメージパンツをはいていて、銀色のチェーンがついている。そして、茶色一色の紐付きの靴をはいている。
髪は狼の時と同じ白銀で、目は狼の時よりも少し濃い青色をしていた。
身長は僕の頭一つ分大きい。長足で、僕からみてもスタイルが良かった。
僕達は岬の先の方に座った。その日の夜空は一面銀世界だった。
すると、コルダは僕を見つめながら言った。
「すみません。ルーク様。一つききたい事があったもので…」
そこで、一呼吸入れてこう続けた。
「ルーク様は、アトラ様の事をどう思っているのですか?」
2009-02-16 07:16:02
サラ
僕は言葉につまった。そしてやっとの思いでこう言った。「う・・え・・あ・・何でそんなこと!?」するとコルダはしょぼんとした顔で言った。「心配に・・なったのです。」それはあまりにも小さな声で僕にはよく聞こえなかった。「もう一回言ってくれる?」ぼくはそう要求した。「カシスでは国以外の人間と愛し合うことはゆるされないのです。」「へ・・・?」なっ何でぼくとアトラが愛し合わなきゃいけないのさ!?「いえ・・こんなこと聞いてすいませんでした。」沈黙があった。「さっ夕飯にしましようか。」コルダがあわてていった。
2009-02-16 19:02:54
テルナ
去って行くコルダの後ろ姿はすごく悲しそうだった。
「国以外の人と愛し合ってはならない。かぁ…」僕は一言そうつぶやくと、コルダの後を追って洞窟に戻った。
焚き火を囲いながら、今日も焼き肉を食べる。
張り切って獲物を狩りに行くアトラを見て、そこにすかさずコルダが「肉ばっかりじゃダメです」とツッコミを入れて木の実を持ってくる。
さすが幼ななじみのコルダだ。あの高飛車な姫をうまくなだめている。
そういえば、さっき岬に行った時、コルダはこんな話もしてくれた。
「何十年か前に、その掟を破った不届き者がいて、ラクーアと人間の間に子を作ってしまったやつがいました。
今まで、みんな掟を忠実に守ってきたから、過去にこんな事は一度も無かった。考えてみてください。ルーク様。
ラクーアの強大な攻撃力と、人間の…こう言ってしまうと人間を侮辱しているように聞こえますが…人間のどす黒い欲望を持った化け物が
生まれてしまったんですよ。」
2009-02-16 21:32:32
アロマ
そして、コルダはみんながいる洞窟へと戻っていった。
「あっ、待って下さいよ!!」
僕は慌てて洞窟へ戻ってゆくコルダを追いながら言った。
「どこに行ってたんだ?飯の準備はもう出来てるぞ!!」
帰ってきた僕達に向かってアトラが言った。
「すみません、待たせてしまって…。」と、コルダは深々と頭を下げながら言うと、
「いや、準備が出来たと言っても先程出来た所だったので別に良いですよ。」と、先生は優しく言った。
2009-02-16 21:44:46
アロマ
あっ、さっきの投稿はなかった事にしてください[s:0098][s:0319]
2009-02-16 21:46:53
リク
「犬の成長が早いのと同じく、その子もまた、すぐに人を殺めるぐらいの力がつきました。
すると、自分の母親だったラクーアを殺してしまったのです。
人間だった父親は我が子の凶暴さに驚き、国から逃げて行きました。
その父親は、今でも行方不明だそうです。
その悪魔の子を止めに、たくさんのラクーアが犠牲になりました。
誰もが諦めかけてたその時、海の向こうから、一人の人間がやってきたのです。
その者の周りには、黄金に光る毛並みをした狼が何百といました。
人間が島に上陸するやいなや、黄金狼の兵は悪魔の子に襲いかかっていきました。悪魔の子がどんなに兵に噛みついても、全く隊列を乱さず、次々と攻撃を繰り出す。
やがて、子供はぼろ雑巾のようになり、動けなくなってしまいます。
しかし人間は子供にとどめをさすかわりに、ラクーアとしての力を抜き取り、結晶化させました。
そして、生き残ったラクーア達に狼のことで
『この者を殺す必要は無い。この【ラクーアの秘宝】を守りぬくのだ。さすれば、このような酷い争いは無くなるであろう』と。
そう伝えると、人間は狼達を引き連れて海に帰って行ったとされています。
私達はその人間を【サークリス】(救いの神)
と呼び、崇め、秘宝をどこかの島に隠したとされています。」
2009-02-16 22:04:22
アリス
「で、その子供はどうなったの?」
僕は気になったのできいてみた。
「その後子供は、箱に入れられ、海に流されたとされています。」
そして、少し考えるように低く唸ったあと、
「確かその子供の名前も一緒に伝えられたのですが…………」
長い沈黙の後、コルダはようやく口を開いた。
「そうです!
赤い目をした狼…
アンディ・フラット 」
僕はその一言で不安が再頂点に達した。
2009-02-16 22:14:27
リク
前レスの訂正です。
狼のことで~
とありますが、
正しくは
狼の言葉で~
です。
2009-02-17 01:36:17
サラ
「あっあっアンディ・フラット!?」僕はすっとんきょうな声をあげた。 「なっなんですか?」コルダがびっくりして言った。僕は少し考えた。先生の知り合いのアンディ・フラットは人間のどす黒い欲望を持った化け物だった。こういう事になる。つまりアンディ・フラットは自分を殺しかけた
者がかくした秘宝を僕たちに一週間で探せと言っているのか?こんな広い島で?どうやって?僕たちに探させる理由は何?ただのゲーム?でもこんな言い伝えになるほどすごい秘宝にアンディ・フラットがかかわってる(かもしれない)なんて・・・しかもその秘宝を探せなんて・・偶然すぎにもほどがある。僕は考えすぎで頭がくらくらしそのまま気絶してしまった。
2009-02-17 20:54:45
バートン
僕が意識を取り戻したのは、洞窟内でのことだった。
どうやらコルダがここまで僕を運んでくれたようだ。
コルダはアトラと寄り添って寝息をたてている。
洞窟の外では、相変わらずふわふわと雪が舞っていた。
それにも関わらずここが暖かいのは、この焚火のおかげだろう。
しかし、僕は異変に気づいた。先生がいないのだ。
幸いにも、洞窟から伸びる足跡は未だ消えていない。
それを辿ると、砂浜に出た。案の定、先生は小舟を修理していた。
僕の気配に気づいたのか、先生が振り向く。
「ルーク、もう大丈夫なのかい?」
「はい。もうすっかり」
先生の微笑を見ると、なんだか落ち着いた。
僕は先生を手伝いつつ、倒れる前にコルダから聞いたことを話し始める。
サークリスの伝説のこと、
悪魔の子と結晶のこと、
悪魔の子がアンディ=フラットだということ。
先生は全てを話終えた僕に、こう言った。
「君は不自然に感じなかったかい?」
何のことかさっぱりわからず、僕はただ唖然とした。
「まず、何故あのアトラという少女はコルダから逃げたのだろうか」
「ラクーアの存在を知られたくなかったからではないでしょうか」「いや、それだけではないと思う」
2009-02-19 06:38:21
アロマ
その時、僕はある事を思い出した。
「あっ、そうか!アトラはお父さんから逃げて来たって…。」
「いや、それは嘘だったんだよ。」
「えぇーー!?」
僕は先生の言葉に驚いた。アトラは、どこまで嘘をついているのだろうか。
それほど、知られてはいけない事があるのだろうか…。
「じゃっ、じゃあ、本当は何なんですか!?教えて下さい!」
僕が、そうやって先生に頼むと、先生は口を開いた。
「追われていたんだよ、アンディの手下達に。」
2009-02-22 07:34:45
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