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[1]王梨
【レイトン教授と第一種永久機関】
ついに二作目の作品です[a:0446](一作目はレイトン教授と21のタロットというものです)
これはタロット事件から数ヶ月後の話。
きっかけは、彼女が先生にあの質問をしたから…?
永久機関を巡る事件、今此れにて始まる─ -
[37]王梨◆2
「レミィ!!」
ドロシーはその人に駆け寄ってはそう大声で言い、抱きついた。
相手は動じず、それを受け入れる。
茶色の髪に黄色のコート。
東洋系のその顔立ちは─
僕と先生がよく知る人物。
「あぁっ!レミさん!?」
「お久しぶりです…教授、ルーク君」
─レミさん。数年前、僕と先生と三人で一緒に様々な事件を解決した人。
あの人が居た。
「なんでレミさんが…」
それに─今、《レミィ》って…
「ドロシーは私と遠い親戚なんです。親同士の付き合いで知り合って─…」
「レミィには資料等を集めるのを手伝ってもらったんです。教授もレミィの事を知ってるからやりやすいと思って頼んだんです」
レミさんの次に発言したドロシーの声がさっきよりも大きく、嬉しそうに聞こえた。よっぽど二人は仲が良いんだなと僕は思った。
それを合図にするかのように丁度のタイミングで大きく扉が開く音がエントランスに響いた。
「ドロシー!」
「スノウ!来てくれたのね!」扉に続いて大きな声で黒づくめの名を呼ぶのは綺麗な金髪の女性。
その人の顔を見て嫌な予感がした。
だって─
──その人の顔は、感情にあわせて歪ませていた。
後にその人も仲間になるのはこの時、思いもしなかった。 -
[38]茜星
レミだ!
そして新しいキャラのスノウさん…。
楽しみです♪ -
[39]王梨
》茜星
遂に登場、レミさん(´▽アハッ☆←
スノウは…うん、強者だよ← -
[40]王梨◆2
「全く…私は研究で忙しいんです!アルタワさんがいれば、大丈夫なのに何故私(ワタクシ)まで…」
スノウさんと言うらしい女性は腕を君ではドロシーに感情を含めた視線を向けた。
─もちろん、その感情は怒りであって。
視線を向けられた本人は特に動じず、悪びれる様子もなくましてやこれが当たり前とでも言う様にスノウさんに笑いかけていた。
ちなみに、ドロシーの隣にいるレミさんはあーあ。とか言いながら、頭をかいていた。
また嫌な予感がして、思わず先生の後ろから二人の様子を伺う。
「─…そんなのだから勘当されるのよ。」
ため息をついて、最初に口を開いたのはスノウさん。だけど、そのセリフに違和感を感じる。
─勘当された?
「うるさいなー昔の話じゃぁないの。それに、勘当されたんじゃなくて、勘当してやったのよ!」
ドロシーから出てくるのはスノウさんに対する言葉。
それ以上、ドロシーは話さない。かわりに、両手を腰に当て、そっぽをむいてる程度だった。
「…ねぇ、ドロシー」
「ん?」
「はい、あげる。」
「いただきます」
ドロシーがレミさんから受け取ったのはいくつかの飴。
…あの人、年齢の割に、精神年齢が低い気がする。
本人には内緒だけど。
ドロシーとレミさんのやり取りを見ていると、咳払いする声が一つ。
声がする方へ顔を向けると、スノウさんが手袋を取り、手を差し伸べた。
「…分家の一人、スノウ・スカーレットロックです。以後お見知りおきを」
柔らかい表情。スノウさんは微笑みを浮かべそう述べた。
「…エルシャール・レイトンです。グレッセンヘラーガレッジで教授をやっています。」
「助手で弟子のルークです!」
「ああ…確か、アルタワさんともう一人、助手さんが居たんでしたね。」
そう言ってスノウさんはドロシーの方へ振り向いた。
「そうそう、調べて来たわよ。」
「えへへ、ありがと」
「まぁ…犯人が研究者だったら私達の風当たりが悪くなりますから。仕様がないですわ」
「じゃあ、リビングに行こ、資料もあるよ」
──そうして、僕らは新しい仲間を迎えた。
だけど、まさか。
─これが、悪夢の始まりだったなんて。 -
[41]王梨
誤字がありました[a:0263]
「腕を君では」と文中に有りますが、正しくは「腕を組んでは」です… -
[42]town
悪夢....なんだろう?! -
[43]王梨
》townさん
悪夢とは…次の更新で解るます。←
実はまだまだキャラが出てきたりゲフンゲフン。← -
[44]茜星
悪夢…。 -
[45]王梨
》茜星
悪夢は…あるキャラのつながりで…ネタバレになりそうで上手く言えないな…← -
[46]王梨◆3
【童話少女~Important nightmare】
「ぜぇ…ぜぇ…」
はやく、逃げないと。
背後からは速度が変わらない足音。
何故、こうなったかは解らない。
ただ、1つ言えるのは─
───迷わされた、という事実。
さっきから走っているが、一寸先は闇でなかなか撤退させてくれそうもない。
このまま走り続けていてはきりがない。歩みを止め足音がする方へと向く。
「そこに居るんだろう!?来るなら来い!」
─軽率だった。
「!?」
息が出来ない。
いや─出来ないのではなく、空気が無い。
喉が焼ける様に熱く、余計に苦しい。
「ぐっ…!」
意識が朦朧としてやっと見えたのは光がない瞳。
─だけど、それは明らかに捕食者の眼だった。
常人があんな表情をするわけがない。 -
[47]town
?!
誰だろう! 気になる~! -
[48]王梨
それは…あの子です← -
[49]王梨
「何…をッ」
「…」
なんとか出した声に帰ってくる言葉は無い。
ただそこに佇んで要るだけだった。
─視界が霞む。
「(まるで…王手を掛けられた駒だな…)」
彼の意識はそこで途絶えた。
─「…堕ちてね」─
少女のその言葉を最後に。 -
[50]茜星
怖い…。何となく。 -
[51]王梨
あのこは可愛いけれど、怖いんだ... -
[52]王梨◆3
「─カレン・フォレスト?」
「そうです。最近、永久機関のみならず、物理学で有名な団体ですわ」
「…」
「先生?」
僕は先生の方を見ると、考えこんでいたので気になって声をかけた。
「カレン・フォレスト。私も旧友に聞いた事があるよ。」
「そうだったのですか。それで──」
「─そのカレン・フォレストが今回の事件に関わりがある可能性があります。」
その言葉はドロシーの表情を驚きに変えた。
「そんな馬鹿な…もし本当だったら…」
ドロシーはそう言っては今度は困惑を見せた。
そんな時、一人の女性が発言した。
「あのねドロシー…実は証拠あるんだよね…」
レミさんがカバンの中から一つ、中に白い何かが入った袋を取り出した。
「…レミさん、それ何ですか?アクセサリーみたいですけど。」 -
[53]town
カ、カレン!
すごい団体だ!(そこ?!) -
[54]王梨
カレン…可憐のカレンではないですよ(笑 -
[55]王梨◆3
それは黒いヘアゴムに白い大きなリボン。リボンの中央には赤い宝石の様な物もついていた。
するとドロシーは顔を赤くさせてはレミさんから証拠品のアクセサリーを奪い取っては見つめている。
「何で…何故これが…」
「ドロシー…?」
スノウさんが呼び掛けてもドロシーは返事をしない。ただただ、アクセサリーを見つめているだけで、まるでその様子は現実を認めたくない様に見えた─。
様子を見ていると、ドロシーはアクセサリーを落とす。何故か自分で拾おうとせず、見つめているだけだったので僕が拾おうとすると、
「触らないでッ!」
これでもかと言う位の大きな声で僕を怒鳴りつけた。
「…」
仕方なく、僕は立ち上がると、ドロシーは右足を上げる。
そして─
─…アクセサリーを踏みつけた。
「こんな物ッ!
認めないッ!
嘘つきッ!
嘘つきッ!!」
まだ僕はドロシーと出逢ったばかりだけど、この時のドロシーは─
本当にドロシーなのか。
目の前にいる人物はドロシーとは思え無かった。 -
[56]王梨
その時、何かを叩く音がした。
音がした方を向くと、頬を赤くしたドロシーと
右手を上げたレミさん。
「…ドロシー…」
レミさんは小さな声で言う。
「…レ、ミ…」
ドロシーはレミさんに抱きついて、体を震わせていた。
レミさんはそのまま何も言わずに、ドロシーを見つめていた…