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失敗の方程式

グラタン

第3作目です!!
よろしくお願いします。
教授・レミ・ルークがいよいよ登場!!
ラストにはデスコールも??(予定です)

グダグダな終わり方になりそうですが、頑張っていきたいと思います。

2011-04-08 17:53:57


江戸川 アラン

きゃ~デスコ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~←き「長いっ!」

ルーク「ばいなら♪」
き「さらば、デスコール・・・」
江「えぇ!?二人ともヒドイ!」

き&ル(君は変人だ)

2011-04-24 07:35:52


グラタン

>のなりい
そう、笑顔で見送ろう!!!
クラウスか~。萌えますn((
「逃げる」・・・・ポ○モンでは有効かと(笑)

>江戸川 アラン
デスコール様は無事です!!!
でも、いづれ別れのときが来ますよ。
その時まで、「ばいなら♪」はとっておこう!

2011-04-24 15:46:44


桜花

グラタンさん、はじめまして桜花(おうか)といいます。

素敵なお話ですね。話の続きが気になります。

私も小説を書いているので、ぜひ、読んでくださいね。
後、タメ口、呼び捨てOKですよ。

2011-04-24 16:07:40


グラタン

更新!

第10章  夫婦の秘密 クラタニの秘密



「・・・で、めでたし、めでたし。」

「めでたくねぇッ!!!」



奥さんは、ウットリとした目でリチャードを見る。

「うわ~、見てみたかったなぁ~。」

おそらく、奥さんは今の話をチャンバラ映画か何かと間違えている。ポップコーンやコーラを持って来そうで、ある意味夫より恐ろしい。



「そうだ、シルビア。」

「はい?」







「シルビアが会った、顔中血まみれの男・・・・・メズモールだな。」

「ええっ!!ゲスオーズですか!?」

「あぁ、ベヅノーブは3階から落ちたものの、真下に小さい樹木が生えていたから無事だったのさ。」

「お二人さん、真面目に言いましょうよ・・・『デスコール』って。・・・・・・でもリチャード。」

「何だ?」

「逃げることも出来たんじゃないのか?」

「あぁそうだ。しかし、それでは根本的な問題の解決にならないのは確実だ。むしろ、逃げれば今度は何をしでかすか・・・。」

「・・・へぇ。」



「ところでクラタニさん。」

「どうしましたか?奥さん。」

「実は、シンカー遺跡には、ペニーサイドに住む人以外誰も知らない秘密があるんです!」



リチャードは口を塞ごうとする。

「シルビア!」

「いいじゃないですか。クラタニさんは日本人ですから、大して差し支えはありませんよ。」



そうだそうだ。

「確かにな。・・・まぁいいだろう。まさか、このことでケクヲールに火炙りにされることはないだろう・・・。」


デスコールさえも知らなかった真実・・・・・うーん、興味が出てきた。

「気になりますね。是非教えてくださいよ!」

2011-04-24 18:13:41


グラタン

>桜花
はじめまして。
素敵かな・・・?酷い小説ですよ。
もうすぐラストになるので、最後まで楽しんでください!!

2011-04-24 18:15:12


グラタン

更新!


奥さんは話し出した。

「で、その秘密は・・・。そうそう、最深部の石碑はご存知ですか?」

「はい、レミさんからの手紙に・・・。」

「ウフフ。









あれ、実は偽物なんです。」

「うえええええええっ!!!」

「何か吐いた様な声を出すな。食事が不味くなる。」

「おっと失礼。しかし、・・・・奥さん。さすがにそれは。」

「事実です。だってそれを作ろうと町に提案したのは、私ですから!」

「おげええええええっ!!!」




「マスター、そのナイフを!」

「『ホウチョウ』ですね。分かりました。」

「すまん!」

しかし、・・・・・・・・マスター、英語が出来るなんて聞いた事ないよ。




「もう驚くことは無いですよね。クラタニさん。」

「勿論です。」

2011-04-24 18:27:47


グラタン

分かりにくい文です!!ごめんなさい!
更新!



「石碑は私たちペニーサイド町民で作りました。地面に書いてあるものは本物ですよ。」

「なぜ作ったんですか?」

「だって、実際あの遺跡はアスラント文明とほぼ同時期のものらしいですから、邪まな理由で狙う人が多いでしょう?ペスボークがいい例です。」

「(デスコールだろ・・・。)名のある考古学者に任せる手もあったのでは?」

「それだと今度は観光客が押し寄せますよ!!何が起こるかわかりません。アスラントに関わる一連の事件が落ち着くまで、秘密にしているつもりです。

こうやって秘密にし続けて遺跡を守ること、






これが私たちの誇りです。」

なるほど。遺跡を守る方法は、そういうこともあったのか!



「では、真の遺跡が姿を現す方法はご存知ですか?」

「分かっている限りお話します。




『太陽神』になればいいんです。」



「あぎゃぁぁぁぁぁぁっ!」

「クラタニ!いい加減に・・・・!」

「すまんすまん!・・・ところでそれは、どういうことで?」

「遺跡中を真っ暗にして、『中央の太陽&神官→杖側の人間』を明かりで照らします。廻り廻って最後に最初の絵に戻ったら、出来上がり!」

「料理番組ですか!?ってか、聖歌じゃなかったのかぁ!!!!」

「キャハハハッ!」

キャハハじゃなくてさぁ・・・。

「しかしまぁ、よく出来てますね。遺跡はライトは明るかったんでしょう?よくここまで分かりにくく出来ましたね。ナゾに包まれたって言うか・・・。」

「ありがとうございます。全部私のアイデアです!」

「ほぉ・・・。で、明かりはどういうものを用いるのですか?」

「・・・シンカー山で採れる××××虫の体液に、蛍光物質が含まれているので、それかなぁ・・・・・・・って。あくまで予想です。」

××××虫・・・・・・・どこかで聞いたことが・・・。

まぁ、これで遺跡のナゾは解けた、ということか。今夜は本当に、いい収穫が出来た。

2011-04-24 19:55:52


グラタン

更新!


「ところでリチャード。外科医って忙しいんじゃないのか?」

「あぁ、デムゾープが地下に隠していたらしきマシンが誤作動を起こしてね。病院は半壊さ!その他色々あったもんで、5日間だけ休暇がもらえたんだ。」



デスコール・・・・・。もって帰れや!




「日本に来た理由は?」

「可愛いシルビアの日本で始めての晴れ舞台、見逃すわけにはいかないからなぁ・・・。」

「コンサート・・・・・・ってさっきのか!?」

確かピアノソロコンサート・・・・・・・あ゛っ、まさか!?



私の今の表情を読み取ったのか、リチャードは私が質問をする前に、

「そうだ、これを見るがいい。」

と言ってリチャードはパンフレットを見せた。(私は持っていなかった。)



<演奏者:シルビア・トンプソン(ピアノ)>

「私の妻は、かのオズロ・ウィスラーが逮捕されたお陰で、オーディションに出て、才能が世に認められたのだ。これでも世界では有名なのだぞ!」





敵わない、いやもう敵わない。

「恐れ入りました・・・・お二人さん。」

2011-04-24 20:17:43


江戸川 アラン

あぁ、こうして見るとこの二人は最強だ←

おいおい・・・・デスコの名前間違えるでないっ!

2011-04-24 20:25:37


グラタン

何でデスコールの名前を間違えるんですか?
リ「あんな人間の名前、言いたくないからな!!」
シ「だって、気持ち悪かったんだもん!!顔中血だらけよ、血・だ・ら・け!!!!」

・・・・分かりました(汗)。

2011-04-24 23:06:34


グラタン

更新!


終章   答えは導かれたり


クラタニとトンプソン夫妻がこうやって談笑しているこの時間から、少し時をさかのぼろう。

あの若者を憶えているだろうか。いきなりその場を抜け出したあの男である。この後、彼に起こった出来事を記して、この物語を終えようと思う。

2011-04-25 19:52:51


グラタン

こっから書くのが恥ずかしくって恥ずかしくって・・・・。
それに次回作は、どうしても超の字の付くほど短編になりそうで・・・。(ネタバレ早いしさ。)

更新!



月に照らされた街。辺りにはネオンの明かりがあふれ返って・・・・・いない。

暗く、静かな夜だ。


居酒屋から少し離れた道を、一人の男がスタスタ歩いている。


突然、物陰から一人の人物が彼に近寄り、その耳元にこう囁く。残念ながら、逆光で見た目では誰だか特定することは出来ないが、よく耳を澄ましてみよう。彼らの正体が、皆さんには分かるだろうか・・・。












「クラタニ・エリナ様とシンカー遺跡の件で、何か掴めましたか?・・・・・だんな様。」

若者は、やや慌てながら答える。





「残念だが、これといった収穫は無かったよ、レイモンド。邪魔が入ってね。」


執事は首を傾げる。

「『邪魔』、と申しますと・・・。」

「トンプソン夫妻だ。これ以上あの店にいると危険だと判断したんだ。」

「それは、だんな様の勝手なご決断では?今回のご変装、誠にお上手でしたが、何かおありでしたか?」

「いや・・・・その・・・・・、実は過去にリチャード・トンプソンに(以後説明が入るため中略)というわけで、何かと面倒なことになると思ったんだ。」

「それは隙を見せられただんな様に落ち度があるかと・・・。」

「何!?」

「まず、本物の患者様の隠し場所。お次に隠し方。これはほんの少しの努力で、身動きが出来ず、外部に自分の存在を知らせることが不可能になります。さらに、血をご覧になるだけで屁っ放り腰になる臆病さ。先の予測がお出来になれない、計画の終盤での『だんな様特有』の短気さ。・・・・・数え上げればきりが御座いま・・・・・・・・。」

「もういい。それに、あの店にはクラタニ嬢の兄しかいなかったのだ。」

「はて・・・・・おかしゅうございますね。」

「何がだ?」

「エリナ様のご兄弟には、妹様しか・・・・。」

2011-04-25 23:20:02


江戸川 アラン

デスコとレイモンドだ。

うわ~ここで切られるとよけいに気になるでありんすな~←←

2011-04-26 15:51:55


グラタン

>江戸川 アラン
それは嬉しいぜy(((
次辺りで終わりますので、次回作をお楽しみに!!!

2011-04-26 18:43:07


グラタン

これで、もう終わりです!
更新!



「いや、確かに兄だ。」

「その根拠は?」


デスコールは、フケだらけの頭、分厚い眼鏡、ヨレヨレの綿ブラウス、クタクタのジーンズ・・・・という、不潔で地味な格好のクラタニを思い浮かべた。

「服装に気を使っていない、酒癖が悪い、手でボリボリ掻く・・・・。」

「どこをでしょうか?」






ここでデスコールは「尻」とは言わなかった。ここは賞賛すべきだ。

「・・・しかし、それでその人を男性だと決め付けるのは、おかしゅう御座います。男女差別は英国紳士のタブーですぞ。・・・・・わたくしが調べましたところ、エリナ様は毎晩、あの居酒屋に通われているそうで。妹様は未成年だとか・・・。」

「では、おまえはあれが蔵谷家令嬢の蔵谷恵理菜だと・・・!?」

「『あれ』は失礼かと。・・・そうです。シンカー山のものとほぼ同じである、深霞(しんか)遺跡を守る蔵谷一族のご当主でございます。あぁ、だんな様がもう少し、あと少しでも思慮深くおありでしたら、計画がさらに進みましょうものを・・・・・(なんと愚かな)。」









レイモンドは正しい。

そうなのだ。
私、蔵谷恵理菜はこれから実家に帰り、今晩聞いたことを実行するつもりだ。・・・そして、シンカー遺跡と方法は違うが、何らかの手段で遺跡を守り続けるのだ。

実際これら二つの遺跡は、アスラント文明とは関係がなかった。しかし、それに通じるものを持っていることが判明するのだが、・・・・これはまた、十年後の話である。(名前も似ているしさ。)


デスコールは案外、最後までポジティブな人だ。

「大丈夫だ。また出直せばいい。」

「だんな様、もう不可能で御座います。もう、例のモンテドールでの計画開始の期日が差し迫っております。」

「・・・そうか!まもなくか。だが実に惜しいことをした。」

これから起こる事件の内容は、ご自分の目で確かめて頂きたい。ここで語りだせばきっと一晩を明かすだろうし、聞きたくないだろう?







・・・・・と言う訳で、この滅茶苦茶でてんでなっていなくて、その上複雑な方程式の答えは人それぞれ違うものになる。あとこれを書いてペンを置こう。



「だんな様。これまでのだんな様の言動に対する、個人的な意見ですが・・・。いえ、その・・・。」

「何だ?なぜ躊躇う?おまえのアイデア・意見・機転などで、これまで私は何度も救われてきた。構わないから、気ままに話すがいい。」














「だんな様は相当な阿呆のようで。」

(完)

2011-04-26 19:30:24


江戸川 アラン

・・・・・ぶっ!(笑)

完結おめでとう!!

レイモンドさん~

2011-04-26 19:37:03


グラタン

《人物紹介》

<リチャード・トンプソン>
ペニーサイドの小病院で勤務する外科医。スターバックの手術を蹴ってまで信念を守り、レイドリー夫人の手術をお詫びもかねて行ったことは、最近噂になりつつある。金髪碧眼、身長2m。性格は至って真面目だが、正義感に溢れ、時には相手に果敢に立ち向かう一面を持つ。ただ、そのギャップのもの凄さに人付き合いの下手さも加わり、幼少時代から変人扱いされる。(本人は気にしていない)奇妙な口調は父親譲りらしい。デスコールとの対決から分かるように、運動神経は皆無。妻のシルビアを溺愛するが、やや尻にしかれているところがある。でもやっぱり溺愛する純情男。・・・ざっと言うと、よく分からん男。



<シルビア・トンプソン>
身長150cmの27歳。栗色の髪、オリーブ色の肌、ライトブラウンの瞳を持つ可愛らしいリチャードの妻。オズロ・ウィスラーが表舞台から消えなければ、才能が認められることのなかった、いわく付きのピアニスト。その腕は素晴らしいものだそうである。頑固だが、家事や仕事、夫婦生活(?)をしっかりこなすスーパーウーマン。この事件以来、デスコール変装癖が付きリチャードの悩みの種である。デスコールが何かと世間を騒がしている間、イギリスを始めその他様々な国でのコンサート・ボランティア活動を、デスコールに変装して行い話題の的に。天真爛漫な性格・普段の服装・言動から、子供に見られがち。

<クラタニ(蔵谷恵理菜)>
名家のお嬢様だが、品のない女性。この物語の語り手。やや作者に似たところがあるが、ほんの一部に過ぎない。

2011-04-26 20:24:23


グラタン

>江戸川 アラン
完結しました~!
レイ爺ぃ~~~~~~!!!
実は爺さんキャラの中で好きだぁ~!!

2011-04-26 20:26:01


のなりい

完結おめでとう!!

・・・・レイモンドさん・・・(苦笑)
最後の最後に笑わせてくれるね~・・・。
って、クラタニさん、ずっと男性だと思ってたよ・・・^^;
この口調から、そういう先入観を持ってたんだね~・・・参りました(笑)←

2011-04-27 01:11:33


グラタン

>のなりい
この後、デスコール様のとった行動はご想像にお任せします!!!
・・・そうです。クラタニは女です☆★☆

クラタニ「そうだ!デスコールと同じ勘違いをした人間は、そいつと同じ運命を辿るがいい!!・・・ぐはっ!(←リチャードに蹴られて気絶)」
リチャード&グラタン「こいつ酔ってる・・・。」
シルビア「リチャード、最後のレイモンドさんって、だぁれ?」
リ「ヘユボークの執事だよ。」
グ「そっちは最後の最後まで間違えるんかい!」

2011-04-27 16:03:54


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